ここまでmouse K5のメモリやバッテリーの交換方法についてみてきました。
このページではストレージの換装/増設方法について紹介します。
mouse K5のストレージ換装/増設方法
今回分解したmouse K5はm.2 SSDの他、2.5-inch HDDが搭載されていたモデルでした。
mouse K5は注文した構成によりパーツは異なりますが、取り付けられていたSSDはSamsung 社のMZVLQ512HBLU-00B00(PM991/PM991aシリーズ)の512GBモデルでした。
PM991a/PM991と言えば、dynabook X7やASUS VivoBook 15 M515の他、Lenovo IdeaPad Slim 750iにも使用されているSSDです。
M.2 SSD換装方法
増設・換装例としては以下の製品が挙げられます。
- NVMe接続
- Crucial P2 ( 500GB / 1TB / 2TB ) ハイコスパ
- Crucial P3 ( 500GB / 1TB / 2TB / 4TB ) 大容量
- KIOXIA EXCERIA G2 ( 500GB / 1TB / 2TB ) ハイコスパ
- KIOXIA EXCERIA PLUS G2 ( 500GB / 1TB / 2TB ) オススメ
では、mouse K5のm.2 SSDを取り外していきます。
▼ 赤丸で囲ったネジを取り外します。
▼ 下図のようにSSDが30度ほど起き上がったら、ゆっくりと引き抜きます。
▼ m.2スロットには「SSD/PCIE/SATA/OPTANE」と印字がありました。
▼ このmouse K5に取り付けられていたSSDはSamsung 社のMZVLQ512HBLU-00B00(PM991/PM991aシリーズ)の512GBモデルでした。
▼ そして、今とは逆の手順で新しいSSDを挿入します。
2.5インチストレージ換装/増設方法
続いて2.5インチストレージを増設・換装していきます。
2.5インチストレージを取り外す際には必ずm.2 SSDを取り外した状態で作業してください。
換装例としては以下の製品が挙げられます。
- Crucial製SSD 250GB / 500GB / 1TB / 2TB / 4TB (オススメ)
- Crucial製SSD 240GB / 480GB / 1TB / 2TB (コスパ良)
- KIOXIA製SSD 240GB / 480GB / 960GB (旧東芝メモリ)
- Western Digital製SSD 500GB / 1TB / 2TB / 4TB (高耐久)
なお、mouse K5購入時にHDD(セカンドドライブ)を選択しなかった方は、HDDマウンタのネジがない場合があります。その場合にはHDD固定ネジを用意しておくと良いかもしれません。
▼ 作業の前にm.2 SSDを取り外したことを確認しましょう。
▼ まずは、赤丸で囲ったネジを取り外します。
▼ ストレージをスパッジャーなどを使ってくり出します。
▼ スパッジャーで持ち上げたらハードディスクを持ち、ハードディスクとSATAケーブルを取り外します。
▼ 無理に引っ張るとSATAケーブルに損傷を与えるので、ゆっくりと作業します。
▼ 取り外すことが出来たら完了です。
▼ ストレージをマウンターから外すには、側面に1本ずつあるプラスねじを取り外します。
▼ mouse K5に取り付けられていたHDDはWD社製のWD10SPZX(WD10SPZX-00Z10T0 1TB)でした。
WD10SPZXといえば、dynabook X7にも導入実績がある製品です。
▼ ハードディスクを取り外すと防振対策としてスポンジ状のものが確認できました。
▼ 取り外しとは逆の手順で新しいハードディスクやSSDを取り付けていきましょう。
mouse K5のWi-Fiモジュールの交換について
mouse K5に搭載されていたWi-FiモジュールはIntel Wi-Fi 6 AX201(AX201NGW)でした。
m.2 2230なので、もしもWi-Fiモジュールが故障したなどの場合には取り換えることが可能です。
【第10世代Core+400番台CS専用】Intel Wi-Fi 6 AX201 NGW D2W Wi-Fi 6 802.11ax + Bluetooth 5.0 M.2/NGFF …
作業を完了する
コネクターやケーブルの位置、異物の混入がないことを確認したら、ボトムカバーを取り付けて、先ほどと逆の手順で組み上げていきます。
ネジをすべて止めます。
お疲れ様でした!
mouse K5を見てみる
せっかくなのでここで、mouse K5をもう少し詳しく見てみたいと思います。
mouse K5はCore i7-10750HとNVIDIA GeForce MX350を搭載したハイスペックなノートパソコンで、ストレージやメモリを換装することにより、さらに快適に利用できると思います。
なお、mouse K5のレビュー記事はこちらをぜひご覧ください。
i7とMX350搭載のデュアルストレージ構成で13万円台!ハイコスパ、ハイスペックなmouse K5レビュー(前編)
ハイパフォーマンスでコスパ良なマウスコンピュータのmouse K5レビュー(後編)
mouse K5の筐体とキーボード
▼ mouse K5は濃い茶色のような色で、少し高級感があります。
▼ mouse K5のキーボードはピッチが19mmとゆったりしていて打ちやすいです。
キーボードの中心部分もたわむことなく安定した入力が可能でした。
▼ キーボードに印字された文字はiiyama LEVELシリーズのキーボードのフォントと似ており、パッと見た時には少しカジュアルな印象を受けます。
▼ ただし、mouse K5のテンキーは3列になっていてよくある4列のテンキーを使用していた方には慣れるまで使いづらいかもしれません。
mouse K5の冷却
mouse K5は先述の通りCore i7-10750HとNVIDIA GeForce MX350を搭載しており、相応の発熱量があります。
▼ mouse K5にはCPUとGPU用にそれぞれ1つずつファンが搭載されています。
▼ ヒートシンクの様子。
▼ 肉厚なサーマルパッドで効率よくヒートシンクに熱を逃がしています。
▼ ボトムカバーにはHDDの防振対策のスポンジがありました。
▼ m.2 SSD向けの肉厚なサーマルパッドもついていました。
▼ チップセット(Intel HM470)にはヒートシンクやサーマルパッドはありませんでした。
mouse K5のおすすめカスタマイズ
今回紹介したmouse K5はCore i7-10750HとNVIDIA GeForce MX350を搭載したハイスペックなノートパソコンです。
メモリも64GBまで増設できる他、ストレージについてもm.2 SSDと2.5インチストレージを搭載可能です。
メモリについては少し多めに取り付けるくらいがこのPCにはあっているように思います。
ストレージはご利用されるシチュエーションや使用量を確認し換装いただけたらと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
無事に作業は出来ましたか?
ここまでmouse K5のメモリの増設、ストレージの換装についてみてきました。
なかなか楽しい機種でしたね。
メモリやストレージを換装してぜひ、さらに快適にご利用頂けたらと思います。
では、引き続き楽しいPCライフを!
なお、当ブログではWindows 11の最小要件を満たさないPCにWindows 11をインストールする方法はこちらで紹介しております。併せてぜひご覧ください!