【改訂版】macOS MontereyがサポートされないMacにOpenCore Legacy Patcherを使用してインストールする【1/3】

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【改訂版】macOS MontereyがサポートされないMacにOpenCore Legacy Patcherを使用してインストールする【1/3】

この記事では、macOS Monterey(12.x)のサポート対象外となってしまったMacにOpenCore Legacy Patcherを使用してインストールする方法を紹介します。

ちなみにこの記事は去年投稿しました「macOS MontereyがサポートされないMacにOpenCore Legacy Patcherを使用してインストールする【1/3】」の改訂版です。

主な改定個所はOpenCore Legacy Patcher v0.4.0以降のGUI版を使用して、誰でも簡単にmacOS Montereyのインストーラを作成できるようになったという点です。(つまり内容が全然違います。)
今までターミナルで行っていた難しい操作も、きっとこの記事の方法でなら簡単にできるはずです。

改訂版記事のご案内(0.6.6対応版)

>>この度、改訂版の記事をご用意しました。OpenCore Legacy Patcher 0.6.6以降ではUIが大きく変更されました。改訂版の記事ではこのOCLP 0.6.6以降に対応し、大幅に加筆、構成を見直しました。

ぜひ改訂版の記事を参考に作業なさってください!

macOS Monterey専用の記事は追って公開いたします。

(※ OpenCore Legacy Patcher 0.6.6 以降ではUI(画面レイアウト)が変更されました。詳しくはこちら)

目次

はじめに-諸注意とサポート-

諸注意

この度は当ブログ(あのかぼ)にアクセス頂きまして誠にありがとうございます。
この記事の本編に行く前に少しだけ注意事項を紹介いたします。

この記事で行っているのは「サポート対象外の機種にmacOS Montereyをインストールする」ことです。つまり、Appleのサポートは受けられません。
またこの記事または当ブログで紹介している全ての記事をもとに生じたあらゆる損害に対して当ブログ及び筆者は何ら責任を負わない旨合わせてご承知おき頂きますようお願いいたします。

サポート

もしも作業中に躓いてしまったら是非「機種」と「トラブルの内容」(失敗してしまった部分など)をつけて、お気軽に該当記事のコメント欄やTwitterにてお問い合わせください。

筆者も探りながら作業しておりますので、答えられる部分は限られるかもしれませんが、一緒に悩みます。
もし、このブログをご閲覧中の方で「こうすればいいんじゃない?」や「これでうまくいった」など、貴重な体験談やアイディアがあればどうぞお気軽にコメントをお寄せください。併せてよろしくお願いいたします!

そして、ぜひこの記事でインストールが無事に成功された方は、ぜひ「このMacでインストールができたよ!」などお寄せください

詳しくはAbout Usをご覧ください。

是非一緒に楽しみながら頑張りましょう!

一番読み飛ばされそうな部分ですが、お読みいただきありがとうございました。
インストールが無事に完了することを心より祈念申し上げます。ファイトです!

インストール要件

一応サクッと確認しておきましょう。下記はmacOS Montereyを正式にサポートしているリストです。
ちなみに、さっさと作業したい方は「用意するもの」まですっ飛ばしていただいてもOKです。

  • MacBook Air Early 2015以降
  • MacBook Early 2016以降
  • MacBook Pro Early 2015以降
  • iMac Late 2015以降
  • iMac Pro 2017以降
  • Mac mini Late 2014以降
  • Mac Pro Late 2013以降

そして、今回の主役であるOpenCore Legacy Patcher を利用できる機種、すなわちこの記事の対象となるMacは下記の通りです。
(Dortania https://dortania.github.io/OpenCore-Legacy-Patcher/MODELS.html より意訳と編集)

  • MacBook (Early 2008以降)
  • MacBook Air (Late 2008以降)
  • MacBook Pro (Early 2008以降)
  • Mac mini (Early 2009以降)
  • iMac (Mid 2007以降)
  • Mac Pro (Early 2008以降)
  • Xserve (Early 2008以降)

ちなみに、iMac (Mid 2007)についてはSSE4.1をサポートしているCPU、つまりT9300やT9500などのPenryn世代のCore 2に換装することによって導入が可能です。

また、残念ながらOpenCore Legacy Patcherの対象外のMacをご利用中の方はまだ諦めないでください。
macOSがダメでも、最新のWindows 11をインストールすることができるかもしれません。

なお、既にOpenCore Legacy Patcherを使用してmacOS Big Surなどインストールしたい方は非常に簡単にmacOS Montereyへアップグレードできます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ちなみに筆者のおすすめのインストール方法はこのガイドの手順です。

ちょっとおさらい!OpenCore Legacy Patcherとは

「OpenCore」は元々、Clover EFIやChameleonといったブートローダの一つですが、その中でも設計や思想が新しく、Hackintoshなどで利用されたことのある方も多いかもしれません。OpenCoreのチュートリアルの冒頭に記載されている「セキュリティと品質に念頭に置いて設計されている」という言葉を裏付けるように、システム整合性保護(SIP)を有効化したりFileVaultを利用できるOSSのブートローダーです。

そして、その「OpenCore」が母体のOld Mac向けプロジェクトがOpenCore Legacy Patcherになります。ある意味では由緒正しいプロジェクトといっても過言ではありません。

また、OpenCore Legacy Patcher(OCLP)はmacOSに対し、「このMacは新しいMacだよ!」と、偽装しmacOS Montereyをインストールしますので、いくつかの機能については正常に動作しない場合もあります。予めご了承下さい。
それでもOCLPは活発に開発が進められており、「そのタイミング」では利用できない機能やバグがあっても、それがソフトウェア的に解決できる場合には修正されるかもしれません。ぜひトラブルなどがあれば情報を共有していただけたらと思います。

用意するもの

  • 16GB以上のUSBメモリ
  • インターネット環境

そんなに多くはありません。16GB以上のUSBメモリが1本あれば十分です。
ただし、もしも新規で購入されるなら16GBよりも32GBがおすすめです。なぜなら32GBの方がコスパがいいからです。

ネット環境についてはさほど問題ないかと思いますが、12GB程のデータをガツンとダウンロードします。その為CATVや通信制限が掛かるようなご契約ではダウンロードに手こずるかもしれません。

改訂版記事のご案内(0.6.6対応版)

>>この度、改訂版の記事をご用意しました。OpenCore Legacy Patcher 0.6.6以降ではUIが大きく変更されました。改訂版の記事ではこのOCLP 0.6.6以降に対応し、大幅に加筆、構成を見直しました。

ぜひ改訂版の記事を参考に作業なさってください!

macOS Monterey専用の記事は追って公開いたします。

インストールメディアを作成する

では、いよいよ作業に移っていきましょう。
まずはブート可能なmacOS Montereyのインストーラを作成していきます。

ブート可能なmacOS Montereyのインストーラを作成する

まずは、16GB以上の容量を持つUSBメモリを手元に用意します。
このUSBメモリはこの作業によってデータが消えますので、もしも大切なデータが入っている場合にはあらかじめバックアップをお願いします。

せっかくなので、忘れないうちにMacにUSBメモリを挿入しておきましょう
誤って別のUSBメモリをフォーマットするとデータの損失に繋がるので、できれば今回の作業に使わないUSBメモリは予め取り外しておくとよいでしょう。

MacにUSBメモリを挿入した様子
MacにUSBメモリを挿入した様子

OpenCore Legacy Patcher(GUI版)をダウンロードする

ではOpenCore Legacy Patcher Releases よりGUI版のOpenCore Legacy Patcherをダウンロードし、展開します。

OpenCore Legacy Patcher Releasesを開きます。Assetsにある「OpenCore-Patcher-GUI.app.zip」をクリックし、ダウンロードします。

OpenCore Legacy Patcherを入手する

▼ もしも、ダウンロードする際に許可を求められたら「許可」をクリックします。

そして、先ほどダウンロードしたzipファイルを展開するとOpenCore Patcher.app が出現しますので、実行します。
この時、「”OpenCore-Patcher”はインターネットからダウンロードされた…」と表示されたら「開く」をクリックします。

OpenCore Legacy Patcherを立ち上げる際の警告


OpenCore Legacy Patcherが立ち上がったら、「Create macOS Installer」を選択します。

OpenCore Legacy Patcher 0.4.3 GUI版のメインメニュー

(※ OpenCore Legacy Patcher 0.6.6 以降ではUI(画面レイアウト)が変更されました。詳しくはこちら)

作業を行っているMacとインストールするMacが異なる場合

もしも、この作業を行っているMacとインストールするMacが異なる場合(例えば、macOS MontereyをMacBook Pro 2012にインストール予定で、この作業はMacBook Pro 2020で行っている、等)にはこちらの記事を参考に、インストール予定のMacをOpenCore Legacy Patcherに指定してください

▼ 今回はmacOSのインストーラを新しくダウンロードしたいので「Download macOS Installer」をクリックします。

macOS のインストーラーを新しくダウンロードする際には「Download macOS Installer」をクリックする

ダウンロード可能なリストが表示されるまでしばらく待ちます。

ダウンロード可能なバージョンが表示されるまで、「Pulling installer catalog」が表示される

すると現在ダウンロード可能なmacOSのバージョンが一覧で出力されます。
ここで出力されたものの中から、ダウンロードしたいバージョンのボタンをクリックすることで入手することができます。この例ではmacOS Montereyをダウンロードしますので、「macOS 12.x.y」から始まるものをクリックします。(ここでは、macOS Montereyでは(執筆時点で)一番最新のmacOS 12.3をクリックしました。)

【2022年07月30日追記】NVIDIA KeplerのGPUを搭載しているMacではmacOS 12.5を選択しないでください。詳しくはこちら 無事に解決しました。

OpenCore Legacy Patcherでダウンロード可能なバージョンが表示されていることを示す図

▼ ダウンロードが始まりました。
環境によっては時間がかかるので、余裕があれば休憩の準備をしておきましょう。
(次のステップはもうちょっと時間がかかるかもしれませんので。)
もしも、まだインストールメディアにしたいUSBメモリを挿入していない場合には、そろそろMacに取り付けておいてもいいかもしれません。

OpenCore Legacy PatcherでmacOSをAppleのサーバーからダウンロードしている図

ダウンロードの終盤にMacのパスワードを求められます。パスワードを入力して「OK」をクリックします。

パスワードを求められる

▼ 「Finished Downloading macOS 12.x.y (ビルド番号)」と表示されたらダウンロード完了です。
「Flash Installer」というボタンになっていることを確認してクリックします。

ダウンロードが完了したことを知らせるウィンドウ

▼ 「Finished Downloading macOS 12.x.y (ビルド番号)」と表示されていても「Return to Main Menu」になっている時は、「Flash Installer」というボタンになるまで待ちます

画面が切り替わり、今ダウンロードしたバージョンのボタンが表示されますのでクリックします。(この例だとmacOS Monterey 12.3)

アプリケーションフォルダ内にあるmacOSのインストーラが表示される

もしも既にアプリケーションフォルダに別のバージョンのmacOSのインストーラがある場合には、それも表示されるので、必ずインストールメディアを作成したいmacOSのバージョンを選びます。

アプリケーションフォルダ内に複数のmacOSのインストーラがある場合の図
インストーラが複数あると、それも表示される

そして、今回ブータブルメディアを作成するUSBメモリを選択します。
(USBメモリの中に入っているデータ消えますので、必ずデータはバックアップしておいてください。)

警告とともに、作業するUSBメモリを選択するよう促すウィンドウ

Macのパスワードを求められます。入力して「OK」をクリックします。

パスワードを求められる

ここまでお疲れ様です!素晴らしいです!
少し時間が掛かるので、軽く休憩をしましょう。
そそ、ちなみに筆者、Twitterやってます。「ブログ見てフォローしました!」なんて言われたらすごく喜びます。ぜひフォローしてください!ありがとうございます!

OpenCore Legacy PatcherでmacOS のUSBメモリを作成している風景

▼ 「Success」と表示されたらインストールメディアの作成が完了です。

完了した際に現れるウィンドウ

「Finished Running Installer Creation Script」と表示されていることを確認して「Return to Main Menu」をクリックしてトップメニューに戻ります。

「Finished Running Installer Creation Script」と表示されたら作業が完了している

OpenCore Legacy PatcherをUSBメモリにインストールする

無事にインストールメディアが完成したので、次にUSBメモリにOpenCore Legacy Patcherをインストールします。

Build and Install OpenCore」をクリックします。

OpenCore Legacy Patcher 0.4.3 GUI版のメインメニュー

そして、「Build OpenCore」と記載のあるボタンをクリックします。

Build and Install OpenCore

▼ 「Install OpenCore」というボタンに変わったら、「Install OpenCore」をクリックします。

ビルドが完了すると「Install OpenCore」が押せるようになることを示す図

そして、今インストールメディアの作成に使用したUSBメモリをクリックします。
(この例だと、「disk2 – TransMemory – 31.0 GB」です。)

インストール先を選択する

そして、「diskXs1 – EFI」をクリックします。(Xの部分は環境により異なります。)

EFIパーティションを選択する

パスワードを求められたら、Macのパスワードを入力し、「OK」をクリックします。

パスワードを求められる

– OpenCore transfer complete」と出力されたら「Return to Main Menu」をクリックして作業は完了です。

「- OpenCore transfer complete」と表示されたら作業が完了している

お疲れさまでした!

ここまでの作業で、インストールに必要な準備が整いました。
現環境のバックアップを見直して、次回、実際にmacOS Monterey をインストールしていきます。

ちなみにmacOS MontereyではMacBook Pro 2010やiMac (Mid 2011)など多数のMacにWi-FiやBluetoothにトラブルが発生する可能性があります。今作成したインストールメディアにオフライン版のOpenCore Legacy Patcherを保存しておくと、のちの作業がスムーズだと思います。
詳しくは是非こちらの記事をご覧ください。

▼ 次の記事(インストール編)

では!次の記事でお会いしましょう!
お疲れさまでした!

macOS Monterey パーフェクトマニュアル

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井村克也
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2023.08.13「OpenCore Legacy Patcher 0.6.6 以降の新UIに対応した改訂版の記事」について追記しました。
2023.05.26 「OpenCore Legacy Patcher 0.6.6 以降の新UI」について追記しました。
2023.01.16 記事内のリンクを更新しました。
2023.01.16 記事内のリンクを修正しました。(12件)
2023.01.16 記事のカテゴリーを「修理・カスタマイズ」から「Mac」へ変更しました。
2022.11.11 補足を追加しました。
2022.10.24 NVIDIA Kepler世代のGPUを搭載したMac向けの警告を取り消しました。
2022.07.30 NVIDIA Kepler世代のGPUを搭載したMac向けの警告を追加しました。
2022.07.14 少し表記を変更しました。
2022.05.12 コメント欄より表記とリンクのミスについてご指摘いただきました。大変助かりました。誠にありがとうございます。
2022.03.19 リンクを新しい記事へと差し替えました。
2022.03.19 画像を追加しました。