この記事では2017年6月にLenovoから発売されたThinkPad L570のメモリやストレージの換装方法について紹介します。
目次
- 用意するもの
- ThinkPad L570のバッテリー交換方法
- ThinkPad L570を分解する
- ThinkPad L570のストレージ換装方法
- ThinkPad L570のm.2 スロットについて
- ThinkPad L570のメモリの増設方法
- Wi-Fiモジュールの交換について
- ThinkPad L570をもう少し見てみる
- 作業を完了する
- まとめ
用意するもの
必要なもの
2.5インチHDDをSSDに換装する場合
メモリを増設する場合
- TEAM DDR4 16GB × 2
- TEAM DDR4 8GB × 2
- Patriot DDR4 8GB × 1
- CFD Standard (CFD販売) DDR4 8GB × 1
- Panram (CFD販売) DDR4 8GB × 1
バッテリーを交換する場合
なお、パソコンに取り付けられているストレージを新しいSSDにクローンする方法はこちらの記事をご覧ください。<絶対に失敗しない!EaseUS Todo Backupのヘビーユーザーが教えるHDDをSSDに換装する方法>
ThinkPad L570のバッテリー交換方法
作業の前にThinkPad L570を正しくシャットダウンします。
▼ PCの電源を正しく切ったことを確認し、パソコン本体をひっくり返します。
▼ バッテリーのラッチをそれぞれ外側に移動させた後、バッテリーを本体からスライドするように静かに取り外します。
▼ ラッチを外側に移動させたらバッテリーをスライドしてゆっくりと取り外します。
▼ 取り外したバッテリーに衝撃を加えないようにしましょう。
ThinkPad L570を分解する
▼ バッテリーを取り外すことができたら、早速分解を開始します。
▼ ボトムカバーを外すには下図の3つのプラスネジ(黄色い丸で囲ったねじ)をドライバーで取り外します。
▼ ネジを外すことができたら、ボトムカバーをスパッジャーなどを使い丁寧に取り外します。
▼ これでThinkPad L570の分解は完了です。
ボトムカバーを開けるだけでメモリ(2本)や2.5inch ストレージの換装が可能です。
ThinkPad L570のストレージ換装方法
では、まずはThinkPad L570のストレージの交換方法について見ていきます。
▼ 黒いタブを優しく引っ張るかスパッジャーなど利用してくり出すなどしてしてストレージを取り外します。
※ SATAコネクタを破損させないようにゆっくりと作業します。
▼ ストレージを取り外すことができたら、マウンターを取り外しましょう。
ネジなどは使用されておらず、簡単に取り外すことができると思います。
これでストレージを取り出すことができました。
新しいストレージを取り付ける際には、今と逆の手順でPCを組み立てていきます。
ThinkPad L570メモリの増設方法について
メモリはストレージの隣にあります。このThinkPad L570にはKingston社製のRB21D4S5S8MB-8 (8GB)が使用されていました。
(メモリの型番はPCのロットやモデルによってメモリのベンダや型番が異なる場合があります。)
▼ メモリを取り外すときは、ロックアームをそれぞれ外側へと動かします。
▼ メモリが30度くらい起きたところで、メモリをゆっくりと引き抜きます。
▼ メモリを取り外すことができました。新しいメモリを挿入しましょう。
なお、挿入されていたのはKingston社製の両面実装のメモリ、RB21D4S5S8MB-8 (8GB)でした。
ThinkPad L570のWi-Fiモジュールの交換
ThinkPad L570に搭載されていたWi-FiモジュールはIntel Wireless AC8260(8260NGW)でした。
m.2 2230なので、もしもWi-Fiモジュールが故障したなどの場合には換装することができます。
ThinkPad L570のm.2 スロットについて
▼ このThinkPad L570には、Wi-Fiモジュールの隣に空きのm.2 スロットがありました。
このスロットは3G/LTE通信モジュール向けのスロットで、アンテナが来ているため、WWAN モジュールを用意することで、利用が可能になります。
ThinkPad L570にSSDを増設したい場合にはこちらのスロットに、m.2 2242のSSDを挿入すればOKです。
ThinkPad L570をもう少し見てみる
せっかくなので、ここでもう少し、ThinkPad L570を見ていきたいと思います。
ThinkPad L570の構造自体はとてもメンテナンスがしやすく、トラブルが生じた際でも簡単にパーツにアクセスすることが可能です。
▼ ボトムカバーにはストレージ用のクッションが取り付けられています。
▼ やや薄いですが、少しは安心です。
▼ また、CMOSバッテリーはメモリの上に取り付けられており、こちらも簡単に交換が行えます。
▼ そしてバッテリーパック。
▼ 典型的なThinkPad のバッテリーパックです。
▼ PSEの届け出はレノボ・ジャパン株式会社が行っているようです。
作業を完了する
コネクターやケーブルの位置、異物の混入がないことを確認したら、ボトムカバーを取り付けて、先ほどと逆の手順で組み上げていきます。
まとめ
いかがでしょうか!
ここまでThinkPad L570のメモリの増設やSSDの換装方法などを見てきました。
ThinkPad L570はバックパネルを開けるだけでメモリやSSDを簡単に換装できます。
きちんと整備を行うことで、ThinkPadは長く利用できますので、SSDやメモリの増設をしたりして、快適に楽しく利用していただけたらと思います。
では、引き続き楽しいPCライフを!