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MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)の分解とメモリ増設手順

修理・カスタマイズ

MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)の分解とメモリ増設手順

この記事ではApple Inc.より発売されたMacBook Pro (13-inch, Mid 2012)の分解とメモリの交換/増設手順を紹介します。

なお、メモリの換装作業はUnibodyのMacBook Pro(2009~2012)と共通です。

目次

用意するもの

メモリを増設する場合

MacBook Pro Mid 2012以外の方はこちらのパーツをご利用ください。

▼ MacBook Pro (13-inch, Late 2011)

▼ MacBook Pro (13-inch, Early 2011)

▼ MacBook Pro (13-inch, Mid 2010)

▼ MacBook Pro (13-inch, Mid 2009)

なお自己責任にはなりますが、MacBook Pro (13-inch, Mid 2009)では公称スペック外であるDDR3-1333が動作する可能性があります。(※ リンクはMacBook 2009の記事です。)

2.5インチ SSDへ換装する場合

▼ また格安なSSDとして以下の製品も利用できます。
※ ただしDRAMキャッシュが非搭載等、パフォーマンスは価格相応です。

バッテリーを交換する場合

MacBook Pro Mid 2012を分解する

MacBook Proのストレージを換装をするためにはボトムカバーを取り外す必要があります。

▼ MacBook Proの電源を正しく切った後、画面を閉じて本体をひっくり返します。

MacBook Pro (Unibody) の天板

MacBook Proのボトムカバーを開ける

▼ 丸で囲った10本のプラスネジを取り外し、 ボトムケースと筐体の間にスパッジャーなどを差し込むように挿入した後、くり出す様にボトムカバーを持ち上げます。

なお、ボトムカバーのネジは3種類あります。下図中のオレンジ色と赤色の丸で囲ったネジは共に、3.5 mmのプラスねじですが、その形状はやや異なります。

MacBook Pro Mid 2012のネジ

▼ ゆっくり持ち上げるようにすればボトムカバーが外れます。
ボトムカバーを外すとメモリやストレージの他、Wi-Fiモジュールやバッテリーなどにもアクセスできます。

MacBook Pro Mid 2012のマザーボード

作業前の準備

MacBook Pro Mid 2012はボトムカバーの中にバッテリーが格納されています。

▼ まずは、赤丸で囲ったケーブルをマザーボードから取り外します。

▼ バッテリーのケーブルがマザーボードから完全に取り外せればOKです。

MacBook Pro Mid 2012のメモリの増設方法

MacBook Pro 2009~2012(Unibody Mac)はDDR3 SO-DIMMを2枚取り付けることが可能です。
なお、MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)にはMicron Technology 社製のSO-DIMM、MT4KTF25664HZ-1G6E2 (2GB)が2枚取り付けられていました。

メモリの増設・換装例としては以下のメモリが挙げられます。

MacBook Pro Mid 2012以外の方はこちらのパーツをご利用ください。

MacBook Pro (13-inch, Late 2011)

MacBook Pro (13-inch, Early 2011)

MacBook Pro (13-inch, Mid 2010)

MacBook Pro (13-inch, Mid 2009)

なお自己責任にはなりますが、MacBook Pro (13-inch, Mid 2009)では公称スペック外であるDDR3-1333が動作する可能性があります。(リンクはMacBook 2009)

▼ メモリを取り外す際は赤枠で囲ったロックアームをそれぞれ外側へと動かします。

MacBook Pro Mid 2012のメモリを取り外す様子

▼ するとメモリが30度ほど起き上がりますので、メモリを引き抜きます。

ロックアームをそれぞれ外側に動かすとメモリが起き上がる

メモリを取り外すことができました。

▼ メモリは2枚重なるように装着されています。
もう一枚も同様に、赤枠で囲ったロックアームをそれぞれ外側へと動かします。

▼ 先ほどと同じようにメモリが30度くらい起き上がったところでメモリを引き抜きます。

MacBook Pro 2012のメモリを取り外す様子

▼ これでメモリの取り外しは完了です。

▼ 取り付ける際には、取り外しとは逆の手順でスロットに差し込みます。
その後、カチッと言うまでメモリを倒します。

▼ ちなみに今回用意したメモリはPanram 製 8GB×2枚です。

▼ これで完了です。

作業を完了する

コネクターやケーブルの位置、異物の混入がないことを確認したら、ボトムカバーを取り付けて、先ほどと逆の手順で組み上げていきます。

特にボトムカバーを付ける前にバッテリーとロジックボードを繋ぐケーブルが外れていないかを確認してください。

▼ ボトムカバーを取り付け、ネジをすべて止めます。

MacBook Pro Mid 2012のネジ

お疲れさまでした!

まとめ

いかがでしょうか。

ここまでMacBook Proのメモリ換装についてみてきました。
無事に作業は出来ましたでしょうか?

MacBook Pro Mid 2012までMacBook ProやMacBook は比較的簡単にストレージの換装やメモリの交換が行えます。
メモリを増設してぜひ、さらに快適にご利用頂けたらと思います。

では、引き続き楽しいMacライフを!

なお、弊ブログではMacBook Pro Mid 2012のように最新のmacOSへアップグレードできないMacに対し、macOS Venturaや、macOS Montereyなどをインストールする方法について解説しております。
興味がある方はぜひ挑戦してみてください!

▼ 続けてストレージ換装をされる方は以下の記事をぜひご覧ください。