この投稿では2021年08月にASUS JAPANより発売されたASUS VivoBook 15 M515シリーズのストレージの換装、メモリの増設・交換方法などを見ていきたいと思います。
ちなみに、ASUS VivoBook M515 のバッテリーの交換については<ASUS VivoBook 15 M515のバッテリー交換手順>に移動しました。(写真も追加して分かりやすくなって新登場!)
目次
- 用意するもの
- ASUS VivoBook 15 M515を分解する
- ASUS VivoBook 15 M515のバッテリー交換方法
- ASUS VivoBook 15 M515のメモリ増設
- ASUS VivoBook 15 M515のSSD換装
- 作業を完了する
- ASUS VivoBook 15 M515を見てみる
- まとめ
用意するもの
- E-Value 精密ドライバーセット
- SSDを換装・増設する場合(カッコの中は主な容量のラインナップ)
- メモリを増設する場合
- Wi-Fiモジュールを交換する場合
- へら (使わなくなったポイントカードでも代用可能です)
なお、パソコンに取り付けられているストレージのデータを新しいSSDにクローンする方法はこちらの記事をご覧ください。
ASUS VivoBook 15 M515を分解する
パソコンの電源を正しく切り、シャットダウンされたことを確認して、本体(ASUS VivoBook 15 M515)をひっくり返します。

まずは丸で囲った10本のプラスネジを取り外します。

▼ そして、下図の青い丸で囲ったあたりなど、ボトムカバーとVivoBookの筐体の隙間にスパッジャーを差し込むように挿入した後、くり出す様にボトムカバーを持ち上げます。

四辺すべてのツメを外せばVivoBookのボトムカバーが外れます。
VivoBookのバッテリーやSSD、メモリスロットなどが確認できます。

これはVivoBookのボトムカバーです。

作業前の準備を行う
作業の前に、バッテリーと本体をつなぐケーブルを取り外しておきましょう。

▼ メモリスロット付近にバッテリーとマザーボードをつなぐケーブルが確認できます。
銀色のロックレバーを下げます。

そして、白いコネクタをゆっくりと本体から取り外します。

これでバッテリーとマザーボードが切断されました。
なお、バッテリーの取り外し方法は、<ASUS VivoBook 15 M515のバッテリー交換手順>をぜひご覧ください。
ASUS VivoBook 15 M515のメモリ増設
バッテリーとマザーボードをつなぐケーブルを切断したら、メモリを増設します。
バッテリーの下部にメモリスロットがあります。
増設例としては下記のようになるかと思います。
- Crucial DDR4 8GB (相性保証あり)
- Crucial DDR4 16GB (相性保証あり)
- Crucial DDR4 8GB (並行輸入品)
- Crucial DDR4 16GB (並行輸入品)
- Panram DDR4 8GB (相性保証あり)
- Panram DDR4 16GB (相性保証あり)

ASUS VivoBook 15 M515のSSD換装と増設
ファン付近にm.2 SSDが確認できます。
マスキングテープが付いている場合には剥がして、ネジを露出されます。

ネジが確認出来たら、取り外します。

本来はここで簡単にSSDを取り外すことができますが、SSDの下についているサーマルパッドが強く張り付いている場合があります。

SSDを丁寧に持ち上げ、マザーボードから抜き取ります。

▼ SSDが取り外すことが出来ました。
換装、増設例としては下記のようになるかと思います。
但し、容量によっては両面実装のSSDがあると思います。その際、先ほどのサーマルパッドが付かない場合があります。
- Crucial P5 (500GB/1TB/2TB)
- Crucial P2 (500GB/1TB/2TB)
- Western Digital WDS500G3X0C-EC (500GB/1TB/2TB/4TB)
- KIOXIA SSD-CK500N3/N (500GB/1TB)
- TLD-M2A50G3 (500GB)
あとは逆の手順でSSDを取り付けていきます。

ちなみに、ASUS VivoBook 15 M515に取り付けられていたSSDはSamsung社のMZ-VLQ5120(MZVLQ512HALU-00000)でした。

裏面はこんな感じです。

ASUS VivoBook 15 M515のWi-Fiモジュールの交換
Wi-FiモジュールにはIntel Dual Band Wireless-AC 8265が使用されていました。
m.2 2230なので、もしもWi-Fiモジュールが故障したなどの場合には取り換えできます。

ちなみ、ファンはこんな感じです。

作業を完了する
コネクターやケーブルの位置、異物の混入がないことを確認したら、ボトムカバーを取り付けて、先ほどと逆の手順で組み上げていきます。お疲れ様でした。

ASUS VivoBook 15 M515を見てみる
せっかくなのでASUS VivoBook M515をもう少し詳しく見てみたいと思います。
このASUS VivoBook M515は2021年の8月にASUS JAPANから発売された15インチのノートパソコンです。
AMD Ryzen 7 5700Uを搭載していながらハイコスパな価格帯で販売されているモデルで、全体的な雰囲気としては前に紹介しましたLenovoのIdeaPad Slim 550i (15インチモデル)と似ています。
画面のベゼルは割と細く、本体サイズの割には画面が大きい印象です。

キーボードは非常に素直な配列で、ストロークも程よくIdeaPad Slim 550iと比較しても打ちやすいキーボードだと思います。

天板の様子です。

左側面には電源コネクターやUSB-C、USB-Aがあります。
右側面にはシステム状態ライト(LED)、充電ライト(LED)とmicroSD カードスロット、オーディオジャックと(フルサイズの)USB (3.2 Gen 1/Gen 2) Type-A コネクターが2つあります。


このパソコンも今風な接続性となっており、LANポートがありません。
必要であればUSB接続のLANアダプタを用意しましょう。
LenovoのIdeaPad Slim 550i (15インチモデル)と比較すると、生体認証やWebカメラのシャッターなどがありませんが、フルサイズのUSBコネクタがIdeaPad Slim 550iより1つ多いなど、実用性は十分なモデルだと思います。
まとめ
ASUS VivoBook 15 M515は、ボトムカバー全体を取り外す必要があるものの、メモリやSSDの交換増設が比較的簡単に行えメンテナンスしやすい機種だと思いました。
作業の際は静電気に気を付けていただいて、安全に作業していただけたらと思います。
それでは、引き続き楽しいPCライフを!
では!
2022.08.12 商品リンクを更新しました。
2022.08.06 タイトルや本文中に謎な言葉が紛れていたため修正しました。
2022.08.03 元のストレージのデータをクローンする方法をまとめた記事へのリンクを追加しました。
2022.05.17 目次のいくつかの項目が正しく機能しないエラーを修正しました。
2022.03.10 バッテリー交換方法を<ASUS VivoBook 15 M515のバッテリー交換手順>に移動しました。