「あのかぼ」のスピンオフサイト「ゼロかぼ」ができました。 詳しくはこちら>

Microsoft、Windows 11 24H2でワードパッドの削除を確認 長い歴史に終止符

Windows

Microsoft、Windows 11 24H2でワードパッドの削除を確認 長い歴史に終止符

2024年3月27日、米MicrosoftはWindows 11の次期アップデートバージョン24H2およびWindows Server 2025において、長年にわたりWindowsに搭載された基本機能の一部であったワードパッド (WordPad)を削除することを正式に発表しました。これは、2023年に発表された古い機能の廃止の一環として行われますが、当初Microsoftからワードパッドの具体的な削除日程は明かされていませんでした。

ワードパッドの削除が確定

更新されたサポート文書によると、Windows 11 24H2及びWindows Server 2025はワードパッドを搭載せずにリリースされる予定です。Microsoftは「Windows 11、バージョン24H2およびWindows Server 2025から、すべてのエディションのWindowsでWordPadが削除されます」とサポートドキュメントで発表しました。

この内容を報じたWindows Latestは、Windows 11 24H2ビルドにおけるワードパッドの変更を検証しました。確かにWindows 11 24H2のスタートメニューでワードパッドを検索しても、検索結果に表示されなくなっています。また、Windows NTフォルダ内のサブフォルダ(Accessories)を調べたところ、wordpad.exewordpadFilter.dllがなくなっていることが確認されました。

ワードパッドを使い続けたい方は…

ワードパッドを引き続き使用したいユーザには、いくつかの代替策があります。

現在、Windows 11 23H2および22H2には引き続きWordPadが搭載されています。23H2のコンシューマー版は2025年11月まで、22H2は2024年10月10日までサポートされます。つまり、Windows 11 23H2を使用することで、さらに20ヶ月間WordPadを使用することができます。

もう一つの代替策として、Windows 11のアクセサリーフォルダからwordpad.exewordpadfilter.dllファイルをコピーし、別の場所に保存しておくことで、Microsoftが次の機能アップデートでWordPadを削除した後も使用を続けることができます。ただし、ワードパッドは新たな開発が行われていないため、この方法をでワードパッドを利用する場合にはMicrosoftからのアップデートは期待できません。

Microsoftはワードパッドの廃止にあたって…

Microsoftは、ワードパッドの代わりとして、テキストファイル(.txt)の場合はメモ帳 (Notepad)を、RTFファイルの場合はMicrosoft Wordを使用することを推奨しています。特にメモ帳の更新はここ最近活発で、次々に新機能が搭載されています。

なお、もちろんMicrosoft Wordは無料ではありません。PCにWordがバンドルされていない場合やOffice 365をインストールしていない場合にはMicrosoft OfficeアプリのWebバージョン(Microsoft 365 Online)を使用するといった方法もあります。ただし、インターネット接続を必要とせずに使用できるネイティブアプリであるワードパッドとは異なります。

Windows 10ユーザの場合には、2025年10月14日にWindows 10のサポート終了するまでワードパッドは依然としてOSの一部として残ります。