Windows Server 2012の社外秘ビルド「8019」がリークされる Aeroによる美しいServer OS

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Windows Server 2012の社外秘ビルド「8019」がリークされる Aeroによる美しいServer OS

Microsoftは2013年、Windows 8.1の発売日を発表すると同時に、Windows Server 2012の第2バージョン「R2」も同日にリリースしました。このR2は、Windows Server 2012のリリースから約一年後の出来事でした。

そんな不遇なWindows Server 2012もWindows Server 2012 R2と共に2023年10月10日にサポートが終了しましたが、このWindows Server 2012の社外秘ビルドがインターネット上にリークされました。

流出した新しいWindows Server 2012のビルドとは

今回流出したのはWindows Server 2012 Build 8019でBetawiki Discordのメンバーが公開しました。

Windows Server 2012 Build 8019を確認するとOSの名前にWindows Server 2008 R2という文字が見つかります。また、外観もWindows Aeroによる透明効果が確認でき、視覚的にも非常に魅力的なデザインになっています。

Windows のリーク情報に詳しいPhantomOfEarth 氏は自身のX (旧Twitter)を更新し、このWindows Server 2012 Build 8019のスクリーンショットを多数公開しました。

UIに関してはセットアップの自動実行が2022年に流出したビルド7965からWindows Basicテーマに変更されました。スタートメニューやその他のアイコンはミニマリストデザインが採用されているとNeowinは伝えています。

起動画面にはWindows 7のベータ版の壁紙に登場したベタ(betta)が表示されます。

Windows Server 2012 Build 8019の起動画面 (Boot Screen)。
ロゴ部分にはWindows 7のベータ版にも登場したベタが確認できる。

Windows Server 2012 Build 8019は入手できる状態に

今回流出したWindows Server 2012 Build 8019はDiscordでGoogle Driveを利用して公開されていましたが、執筆時点ではInternet Archiveからもダウンロードが可能な状態になっています。

ただしMicrosoftがリリースしたものではなく、使用には一定のリスクを伴うためダウンロードは行わないようにしましょう。

まとめ

このリークにより、Microsoftはユーザからの批判を受け、改善のため試行錯誤を繰り返していることが分かります。現在MicrosoftはWindows Server 2025のプレビューを提供中で、この新バージョンではNVMeにおけるI/Oスループットが70%向上するなど、多くの改善が施されています。

先日にはWindows 7の未公開ビルドがリークされており、過去のOSの流出が相次いでいます。