2024年4月4日、米MicrosoftはWindows 10のサポート終了に先立ち、消費者及び企業向けに提供される有料アップデートプランの新情報を公開しました。Windows 10は2025年10月14日にサポート終了を迎えますが、年間料金を支払うことで引き続きサポートを受けることができます。
企業向けアップデートプランについて
Microsoftによると、企業がWindows 10の延長サポートを受けるための費用は、1台につき最大61ドルになる見込みです。この料金は、MicrosoftのIntuneやAutoPatchを利用している企業に対しては、最大で45ドルまで割引される可能性があると、この内容を伝えたWindows Latestは伝えています。初期の情報では、これらの料金が一般消費者にも適用されるとの報道もありましたが、Microsoftはこの点について明確に否定しました。
一般消費者向けアップデートプランについて
一般消費者向けの料金体系に関する詳細はまだ公開されていません。Microsoftは、今後数ヶ月以内に一般消費者および家庭ユーザ向けのサポート終了ページで詳細情報を共有する予定です。教育機関向けの情報は、Microsoft Education Blog (Microsoft教育ブログ)を通じて提供されます。
Windows 10のサポート終了ページによると、一般消費者向けの有料セキュリティアップデートプログラムは、OSが2025年10月の終了日に近づくにつれて段階的に提供される予定です。「最終的な料金および申し込み条件は、サポート終了日の2025年10月が近づいてから提供されます」とMicrosoftはしています。
ESUプログラムについて
ESU(Extended Security Updates)プログラムは、これまでもWindows 7やWindows 8.1などにも提供(現在はいずれも期限切れ)されていました。
このESUはWindows 10を引き続き使用するために、新しいバージョンへの移行に際して以降の準備や作業が間に合わない企業や消費者に向けて提供されます。このプログラムには、重要なセキュリティアップデートが含まれますが、新機能やセキュリティ関連以外の修正、UIの変更は含まれません。
まとめ
リリース当初、Microsoft最後の「Windows」とされていたWindows 10のサポートがいよいよ終了します。
Microsoftは、ユーザーがWindows 11などの新しいバージョンに円滑に移行できるよう、有料の延長セキュリティアップデートを提供する予定です。企業向けの詳細情報は既に公開されており、一般消費者向けの情報も近い将来提供される予定です。
ESUでは新機能などは追加されませんが、Windows 7のESUが満期を迎える直前に、未完全だったもののUEFIのサポートを追加しようと画策した形跡が見られました。こうしたMicrosoftらしい計らいがあるかはわかりませんが、メインストームサポートが終了したWindows10にMicrosoftは新機能を追加しています。人気のあるOSだけに、まだWindows 10に目が離せません。
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