新しいUIに生まれ変わったOpenCore Legacy Patcher (OCLP)が5月23日にリリースされました。
この重要なアップデートを受け、あのかぼでは、OCLPの使い方に関する過去の記事を、新しいUIを反映した形で再編集しています。今回はその一環として、Macの起動時にOCLPのブートピッカーが表示される設定を非表示にする方法を再解説します。
目次
この記事の対象となる方
OpenCore Legacy PatcherをMacにインストールすると、起動の度にMacに下図のようなブートピッカーが表示されます。
何も操作を行わないと数秒でブート可能なボリュームから起動します。
Macに単一のOSしかインストールしていない場合には、起動時のブートピッカーの表示が煩わしく思う方もいらっしゃると思います。
本稿ではOpenCore Legacy Patcherのブートピッカーを非表示にする方法を紹介しています。
なお、この記事はOpenCore Legacy Patcher v0.6.6以降のGUI向けの記事です。
OpenCore Legacy Patcher 0.4.xや0.5.x~0.6.5以前のGUIをお使いの方はこちらの記事をご覧ください。
また、TUIや0.3.x系のGUIをご利用の方はこちらの記事をご覧ください。
OCLPのブートピッカーを非表示にする方法
▼ まずOpenCore Legacy Patcher (OpenCore-Patcher.app)を実行します。
この時、「”OpenCore-Patcher”はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」などと表示されたら「開く」をクリックします。
▼ OpenCore Legacy Patcherのメインメニューが表示されたら、赤枠で囲った「Settings」をクリックします。
▼ そして、下図のように「Show OpenCore Boot Picker」の横にあるチェックボックスをオフにします。
その後、「Return」というボタンをクリックします。
▼ メインメニューに戻ったら、「Build and Install OpenCore」とあるボタンをクリックします。
▼ ビルドが終わると、下図のように「今すぐOpenCore をインストールしますか?」という旨、表示されますので、「Install to disk」というボタンをクリックします。
▼ Macに取り付けられているストレージを確認が始まります。
▼ ストレージの調査が終わると、インストール先を選択できるようになります。
▼ そして、内蔵ストレージ内のESPに書き込みたいので、「disk0s1 – EFI – 209.7 MB」を選択しました。
▼ パスワードを求められたら、Macのパスワードを入力してOKを押します。
▼ インストールが成功すると、再起動するか確認されます。
再起動をして、ここまでの作業が正しく行えているかを確認したい場合には「Reboot」をクリックします。
再起動時に、OpenCore のブートピッカーが表示されなければ成功です!
OpenCoreのブートピッカーを表示させるには
非表示にしたOpenCore のブートピッカーを表示させたいときには下記の操作をお試しください。
OpenCore のブートピッカーを表示させる : OpenCore のブートピッカーが表示されるまでEsc キーを押し続けながらMacを起動させる
通常のStartup Managerを表示させる場合にはMacの起動時に option (alt) ⌥ キーを押し続けますが、OpenCore Legacy Patcherのブートピッカーを表示させるにはEsc キーを押し続けます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、新しいユーザーインターフェース(UI)に対応したOpenCore Legacy Patcherの使い方の中でも、特に、Macの起動時に表示されるOCLPのブートピッカーを非表示にする方法を詳細に紹介しました。
起動時にブートピッカーが表示されることで、Macに複数のOSをインストールされている方やメンテナンス時には便利かもしれませんが、単一のOSで使用されている方やシンプルに起動してほしい方にはブートピッカーが表示されない方が快適に使用できると思います。
では、引き続き楽しいMacライフを!
引き続き#あのかぼ、#おんかぼではmacOS VenturaやOpenCore Legacy Patcherの最新情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!
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