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macOS 15は「Project GreyParrot」で「計算機」が大進化か。最新の為替レートによる通貨換算なども可能に

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macOS 15は「Project GreyParrot」で「計算機」が大進化か。最新の為替レートによる通貨換算なども可能に

6月10日に開催されるWWDCで発表が期待されるmacOS 15に関するニュースが入ってきました。Appleは「GreyParrot」というコードネームでmacOS の計算機アプリを強化しており、社内でテストを行っているというのです。

主な変更点

AppleInsiderによるとAppleはここ数年で最も重要な計算機アプリのアップデートに取り組んでおり、macOS 15 の初期ベータ版でテストされているバージョンには、まったく新しい機能と単位変換システムによる機能強化が含まれているとのこと。

macOS 15の計算機アプリに加えられている変更点は以下の通りです。

  1. デザインの大幅アップデート
  2. 履歴テープ機能の追加
  3. 数学ノート (Math Notes)のサポート
  4. 単位変換機能の改善
  5. ウィンドウサイズの調整機能

1. デザインの大幅アップデート

macOS 15のCalculatorアプリは、iOSに搭載されている計算機に似たデザインを採用し、より丸みを帯びたボタンとダークな色調になるとされています。この変更が実現すれば、過去数年間使用されてきた直線的で角ばったデザインからの大きなUIの変更となり、macOS Yosemite以来の大幅なデザイン変更となります。

2. 履歴テープ機能の追加

新機能として、履歴テープが追加されます。このテープはサイドバーに以前の計算の概要を表示し、ユーザーが過去の計算を容易に参照できるようになります。また、アプリの左上に設置される専用のボタンから、基本、科学、プログラマーモードのいずれからでも履歴テープを切り替えることが可能とのこと。

3. 数学ノート (Math Notes)のサポート

計算機アプリは「数学ノート (Math Notes)」機能もサポートします。数学ノート はiOS 18にも搭載が噂されているアプリで、計算機アプリとメモアプリの連携を強化し、ユーザに数学関連の要素や数学的表記法を使用してメモを作成するオプションをするというものです。

これにより、数学関連の要素や数学記号を含むノートを簡単に作成できるようになります。この機能は、MicrosoftのOneNoteやSoulver 3などの競合製品に対抗するためだと前出のAppleInsiderは指摘しています。

4. 単位変換機能の改善

単位変換機能は操作性が大幅に向上し、計算操作中にリアルタイムでの単位変換が可能となります。新しい計算機アプリは、計算結果を即座に選択した単位に変換して表示することがでるとのこと。

5. ウィンドウサイズの調整機能

macOS 15では、計算機アプリのウィンドウサイズを自由に調整できるようになります。シンプルな機能ですが、従来ウィンドウサイズが固定されており、同機能を待ち望んでいたユーザにはありがたい変更になります。

まとめ

macOS 14 Sonomaがここ最近のバージョンと比較して小規模であったために、このタイミングから次期macOS に加わる変更のニュースは嬉しいです。今後のApple Worldwide Developers Conference (WWDC)での発表が待ち遠しくなりますね。

WWDC 2024ではiOS 18の発表もあるはずですが、こちらも大幅な機能追加が見込まれています。