OpenCore Legacy Patcher (OCLP)を開発するDortaniaは11月2日、OCLPの最新バージョンとなる「2.1.0」をGitHubリポジトリに正式に公開しました。
9月に公開されたOpenCore Legacy Legacy 2.0.0から初のマイナーアップデートで、主に安定性の向上とバグ修正に焦点が当てられており、ユーザー体験の改善が図られています。また、新たにGUIでの設定保持機能が追加され、アプリの再起動やアップデート後も設定を維持できるようになりました。
主な変更点
- GUI設定の保持機能をサポート
- アプリの起動間で設定を保存可能になりました。ただし、Macモデルを変更すると設定はリセットされます。
- FeatureUnlockとmediaanalysisd(Live Text)をデフォルトで無効化
- 長期的な安定性を確保するため、これらの機能はデフォルトで無効となっています。
- 必要に応じて、設定から再度有効化が可能です。
- macOS 15.1(24B2083)Apple Siliconインストーラーの表示問題を修正
- 不適切にダウンロードオプションとして表示されていた問題を解決しました。
- WhatsAppのクラッシュ問題を修正
- macOS 15.1環境で発生していたWhatsAppのクラッシュを解消しました。
今回のリリースは、ユーザーの皆様により安定した環境を提供することを目的としています。特に設定保持機能の追加により、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上しました。
なお、macOS Sequoiaのサポートについては現在も活発に開発が進められていますが、これはコミュニティ主導のプロジェクトであるため、ユーザーに対し、現実的な期待を持っていただくよう呼び掛けています。問題が発生した場合は、安定した旧バージョンのOSを使用することをお勧めします。
OpenCore Legacy Patcher 2.1.0ダウンロード先