X (旧Twitter)は17日、新規ユーザに対し少額(現在は1ドル、日本円では約150円)の料金を求める新しいプランのテストを始めました。現在はニュージーランドとフィリピンの2カ国で開始され、今後他国への拡大が予想されます。

この新しい課金は、「Not A Bot」プランと呼ばれ、スパムの削減やボットの排除を目的としたプランと説明しています。現時点では既存のユーザーに影響はありません。

なお、このプランでは年間料金を支払うことに加えて、新しいアカウントに登録するユーザは電話番号での認証が必要になりました。

登録に際し、料金を支払わない選択もありますが、この場合新規のアカウントではアカウントをフォローしたり、投稿(ツイート)を読むことは可能ですが、新たに投稿や返信をしたり、他の投稿に「いいね」をつけるなど、Xの主要の機能の多くが利用できなくなります。

この「Not A Bot」プランについて、イーロン・マスク氏はX上で「これは、実際のユーザーをブロックせずにボットと戦う唯一の方法です。これでボットを完全には止められませんが、プラットフォームを操作するのは1000倍難しくなります。」と投稿しました。

マスク氏は9月にこのプランについて告知するような内容を明らかにしており、将来的にこの「Not a Bot」プランが他の国や地域に拡大する可能性は高いとみられます。

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