ベンチマークの変化
簡単ではありますが、ベンチマークの結果を掲載します。
今回はCINEBENCH R23とCPU-Zを使用しました。

▼ LIFEBOOK A553/Gに取り付けられていたIntel Celeron B730とIntel Celeron 1000Mの結果です。
Intel Celeron B730は1コア2スレッドで、Intel Celeron 1000Mは2コア2スレッドです。


▼ CPU-Zでの結果です。


ベンチマークまとめ
Intel Celeron B730
- CINEBENCH R23 (Multi Core) 407pt
- CPU-Z 17.01 (CPU Single Thread) 118.7
- CPU-Z 17.01 (CPU Multi Thread) 210.6
Intel Celeron 1000M
- CINEBENCH R23 (Multi Core) 655pt
- CINEBENCH R23 (Single Core) 344pt
- CPU-Z 17.01 (CPU Single Thread) 181.9
- CPU-Z 17.01 (CPU Multi Thread) 361.6
スペックの変化
きちんと2コア/2スレッドと認識しています。


▼ Intel Celeron B730ではメモリは1333MHzで動作していましたが、

▼ Intel Celeron 1000Mへ換装後は1600MHzで動作するようになりました。

▼ CPU-Zでも確認してみました。
Intel Celeron B730はSandy Bridge世代、Intel Celeron 1000MはIvy Bridge世代で、扱える命令セットそのものに差はありませんが、スペックは大きく異なります


▼ メモリの周波数にも変化があります。


もう少しマザーボードを観察する
せっかくなのでもう少しだけLIFEBOOK A553/GとA553/Hのマザーボードを観察してみたいと思います。
LIFEBOOK Aシリーズは法人向けPCというだけあり、マザーボードにはdTPMを取り付けるためのコネクタが備わっていました。

▼ チップセットの隣にはBIOSでしょうか?
winbond 25Q32FVS1Qが2つ搭載されていました。

▼ そして、チップセット。
A553/HとA553/GはIntel HM70 Expressです。
A573/GのようにIntel HM76 Expressが使用されていればCPU換装の幅は広かったのに、と思いますが、下位グレードであるA553/Gなどに搭載する理由もあるわけもなく製品の価格帯からしても妥当でしょう。

▼ LIFEBOOK A553/HWのマザーボード

▼ LIFEBOOK A553/Gのマザーボード。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまでLIFEBOOK A573/G、A553/G、A553/HのCPU換装方法についてみてきました。
バックパネルを開けるとすぐにCPUが交換できるノートパソコンもありますが、LIFEBOOK A573/Gではフルで分解する必要があり、結構面倒でした。
特にA553/GやA553/Hに使用されているIntel HM70 Expressは使用できるCPUに制約が多く、CPUを購入する際には注意が必要です。
とはいえ、CPUを交換することで快適に作業ができると思いますで、ぜひ(自己責任で)挑戦してみてください。
それでは、楽しいPCライフを!
では!