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【詳解】macOS Sonomaのサポート対象外のMacにOpenCore Legacy Patcherを使用してインストールする方法(2/3)

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【詳解】macOS Sonomaのサポート対象外のMacにOpenCore Legacy Patcherを使用してインストールする方法(2/3)

前のページではmacOS Sonomaのセットアップを見てきました。
このページでは、USBメモリがなくともmacOSが起動するようにMacの起動ディスクにOpenCore Legacy Patcherをインストールする方法についてみていきます。

OpenCoreをMacにインストールする

macOS Sonomaのインストール、お疲れさまでした。

USBメモリ内のOpenCore Legacy Patcherから起動していると、下図のような画面が開かれます。

▼ 「OK」をクリックします。

OCLPより小さな画面が表示されている図 (表示されている内容は次の通り、OpenCore Legacy Patcher has detected that you are booting OpenCore from an USB or External drive.
If you would like to boot your Mac normally without a USB drive plugged in, you can install OpenCore to the internal hard drive.
Would you like to launch OpenCore Legacy
Patcher and install to disk?)

▼ OpenCoreのビルドが開始されます。

OpenCoreのビルドが進行中の様子

▼ ビルドが完了すると、「Finished building your OpenCore configuration!」という画面が表示されます。「Install to disk」というボタンをクリックします。

OpenCoreのビルドが完了し「Finished building your OpenCore configuration!」というポップアップが表示されている

View build log」をクリックされた方へ

▼ 「View build log」をクリックされた方は「Install OpenCore」をクリックします。

OpenCoreのビルドが完了している図。「Install OpenCore」というボタンが赤く囲われている

▼ するとOpenCoreをインストールすることのできるストレージの探索が始まります。
次の画面に移るまで暫く待ちます。

OpenCoreをインストールすることのできるストレージの探索している図。

▼ OpenCoreをインストールするストレージを選択します。
今回は内蔵ストレージにインストールしたいので、(この例では)「disk0 – CT480BX500SSD1 – 480.1 GB」をクリックします。

Macに取り付けられたストレージが表示されている画面。2つのストレージが縦に並んでおり、一番上のボタンが赤く囲われている

下図のように複数のストレージが表示されている場合には、誤って別のストレージを選択しないように注意します。

Macに取り付けられたストレージが表示されている画面。3つのストレージが縦に並んでおり、一番上のボタンが赤く囲われている

▼ そして、「diskXs1 – EFI」をクリックします。(Xの部分は環境により異なります。)

ESPが表示されており、この画像では「disk1s1 - EFI」が赤い線で囲われている

▼ 選択されたESPに対しOpenCore がインストールされていきます。

OpenCore がインストールされていく画面。(ESPをマウントしようとしている)

▼ パスワードを求められたら、Macのパスワードを入力し、「OK」をクリックします。

パスワードの入力画面

▼ 選択した記憶装置にOpenCoreがインストールされていきます。

OpenCore がインストールされていく画面。(ESPをアンマウントしようとしている)

▼ 「Reboot to apply?」と出力されたら作業は完了です。
今すぐ再起動をするには「Reboot」を、まだ作業を続行したい場合には「Ignore」をクリックします。
(ここでは「Ignore」をクリックしました。)

OpenCoreのインストールが完了した図(「Reboot to apply?」と表示されている)

▼ なお、先ほどの選択肢のうち「Reboot」をクリックすると、Macが再起動します。

Macの再起動を告知する画面

▼ インストールのログが確認できます。
「Return to Main Menu」をクリックするとOpenCore Legacy Patcherのトップに戻ります。

インストールログが表示されている図(「Return to Main Menu」ボタンが赤く囲われている)

これで、USBメモリを抜いた状態でもMacの起動ができると思います。

OpenCore Legacy Patcherのメインメニューの図(この画像でこの記事向けのものは最後です。ありがとうございました!)

無事にインストールすることは出来ましたでしょうか?

この時点で既に快適に使えそうな感じがする方も多くいらっしゃるでしょう。

次回は手動でルートパッチをインストールする方法についてみていきます。
ルートパッチのインストールはmacOSのアップデート後には手動で行う必要があるため、特に操作に問題がない方でも、軽く目を通していただけたら幸いです。

ここまでの作業本当にお疲れさまでした!
インストール出来た方はぜひコメント欄やTwitterで教えてください!

弊ブログ(あのかぼ)ではmacOS SonomaOpenCore Legacy Patcherの情報を引き続き発信していきます。
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2023.11.16 一部の表記を修正しました。
2023.11.15 記事タイトルを「macOS SonomaをインストールできないMacにOpenCore Legacy Patcherを使用してインストールする(インストール編)」から「【詳解】macOS Sonomaのサポート対象外のMacにOpenCore Legacy Patcherを使用してインストールする方法(2/3)」へ変更しました。
2023.10.09 OCLPとmacOS Sonomaでよく発生する不具合とその解決策をまとめた記事へのリンクを追加しました。
2023.10.09 次回記事(ルートパッチ編)へのリンクを追加しました。