この記事では、WindowsでESP(=EFI System Partition)をdiskpartやmountvol コマンドを使って簡単にマウント/アンマウントする方法を紹介します。
なお、MacでESPをマウントする方法についてはこちらの記事をご覧ください。
目次
mountvolコマンドを使ってESPをマウントする方法
ESPをマウントする方法はいくつかありますが、ここではmountvolコマンドを使ってESPをマウントする方法から見ていきます。
まずは、「コマンドプロンプト」を管理者として実行します。
検索ボックスに「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選択します。
UACが立ち上がったら、「はい」をクリックします。
コマンドプロンプトが立ち上がったら、以下のコマンドを入力しEnterキーを押下します。
mountvol B: /s
なお、太字になっている「B:」はESPをマウントする際に設定するドライブレターです。
この文字(アルファベット)は任意のもので構いませんが、必ず未割り当ての文字列を使用してください。
diskpartを使ってESPをマウントする方法
次に、diskpartを使ってESPをマウントする方法です。
コマンドプロンプトを管理者で起動します。
UACが立ち上がったら、「はい」をクリックします。
そして、以下のコマンドを入力します。
▼ diskpartを立ち上げる
diskpart
▼ ボリュームの一覧を表示する
list volume
▼ ESPと推定されるボリュームを選択する
ESPはFs(File System)列が「FAT32」または「FAT」、Size列が100MB~200MB程度で、Info列にはシステムとあるボリュームのはずです。
太字の「n」の部分には、「Volume」の後に続く数字を入力します。
例: select volume 2
select volume n
▼ ドライブレターを割り当てる
太字の「x」の部分には、ESPをマウントする際に使用するドライブレターを入力します。
この文字(アルファベット)は任意のもので構いませんが、必ず未割り当ての文字列を使用してください。
例: assign letter=B
assign letter=x
なお、diskpartの各コマンドは省略できるものがあります。
例えば「list volume」は「list vol」、「select volume」は「sel vol」のように、先頭の3文字を入力するだけで同様の操作が行えます。
ただし、「assign letter」については「ass let」と略すことはできません。「ass letter」は大丈夫です。
マウントしたESPを操作する方法
マウント自体はとても簡単に作業できたと思います。
ただし、マウントしたESPはエクスプローラーで開こうにも、アクセス権がないため開きません。
そのため「タスク マネージャー」または、管理者権限で開いたメモ帳を使用してESPの内容を編集する方法を紹介します。
まずは、Ctrl キー + Shift キー + Esc キーを押して、タスクマネージャーを開きます。
もしも簡易表示になっている場合には「詳細(D)」をクリックします。
メニューバーにある「ファイル(F)」から「新しいタスクの実行(N)」をクリックします。
「新しいタスクの作成」が開いたら「参照(B)…」をクリックし、
ESPのボリュームを開きます。
これでESPを操作できます。
もちろんコマンドプロンプトから操作しても構いません。
ただし、この場合も管理者権限で開く必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
WindowsでESPを編集するには少しギミックが必要ですが、マウントそのものはとても簡単に行えます。
普段はあまり操作することはないかもしれませんが、何かの時、参考になれば嬉しいです。
という訳で、引き続き楽しいPCライフを!
では!
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2023.01.16 タグ「Windows Tips」を追加しました。
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