先日、Windows 7とWindows Server 2008 R2の未公開のビルドである「Build 6758」がインターネット上に流出しましたが、今回はWindows 7 Build 6498とWindows 7 Build 6776の2つが同時に公開されました。
流出した2つの新しいWindows 7のビルドとは
今回インターネット上に流出した2つのビルドは「Build 6498」と「Build 6776」です。
Build 6776については先日Windows Server 2008 R2と共にインターネット上に流出した「Build 6758」と同じMilestone 3でBuild 6758でみられるOOBEなどで表示される新しいループ プログレス バー デザインが確認されました。このOOBEなどで表示されるアニメーションはMilestone 3後期にあたる「Build 6780」までMicrosoftの社内でテストされていたことがbetawikiの調査で分かっています。
Build 6498についてはMilestone 1のものでwinver (About Windows)にはWindows 7の1つ前のバージョンであった「Windows Vista」の文字が確認できます。betawikiによると、現在流出しているビルドの中では「Windows Vista」ブランドが確認できる最後のビルドとのこと。
また、このビルドからwinverで確認できていたRAMの容量が表示されなくなりました。
流出したWindows 7の使用してみたレポートも
Windows のリーク情報に詳しいPhantomOfEarth 氏は自身のX (旧Twitter)を更新し、今回流出したWindows 7の「Build 6498」と「Build 6776」のスクリーンショットや動画を使用感をともに多数公開しました。
Windows 7 Build 6498が動作している動画ではWindows 7から搭載された「Aero Peek」と「Aero Shake」が搭載されていることが確認でき、Microsoftは早い段階からAero PeekとAero Shakeの開発を開始していたことが分かります。
この他、Windows 7 Build 6498では電卓にも改良を加え始めた形跡が確認できる他、スクトップの背景スライドショー機能が確認できる最初のビルドになったとのこと。
PhantomOfEarth 氏が投稿したWindows 7 Build 6776のスクリーンショットでは新しいブート画面やセットアップ、ログイン画面の海の背景など、Build 6780で確認された多くの変更が確認できたとのこと。
また、PhantomOfEarth 氏はWindows 7 Build 6776に搭載された電卓のスクリーンショットも投稿。今月4月にリークされたBuild 6758と比較して電卓にバーがあるなど一部違いはあるものの、Windows 7 RTMに近いデザインになっていることが分かります。
Windows 7 Build 6498とBuild 6776は入手できる状態に
今回流出したWindows 7 Build 6498とWindows 7 Build 6776は既にInternet Archiveなどから入手ができるようになっています。
ただし、いずれもMicrosoftから公式にリリースされたものではなく、利用には一定のリスクが伴います。
まとめ
ここまでWindows 7 Build 6498とBuild 6776がインターネット上に流出したというニュースをお伝えしました。今月8日にもWindows 7 がリークされており、2009年にリリースされたWindows 7に再び注目が集まっています。
今回公開されたWindows 7 Build 6498ではWindows 7の代表的な機能である「Aero Peek」と「Aero Shake」が確認されたりと歴史的にも重要な資料になります。
Microsoftは現在Windows 11の最新バージョンである24H2の公開に向け開発を進めています。Windows 11もWindows 7のような多くの人に愛されるOSになるのか、今後の動向にも注目です。
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