2月のパッチチューズデーで配信されたWindows 11向けのWindows 11向けの累積アップデートKB5034765は何かとトラブルの影が目立ちますが、このうち「0x800F0922」が発生して「KB5034765」がインストールできない問題についてMicrosoftが認識し対策を検討しているとNeowinが伝えました。
エラーコード0x800F0922の詳細
前回はタスクバー関連の問題が「KB5034765」で発生しているとお伝えしましたが、今回はそもそも「0x800F0922」というエラーが発生し「KB5034765」がインストールできないというトラブルです。
このエラーコードは、アップデートのインストールが予定通りに進まなかった際に表示されるもので、システムは自動的に変更を元に戻そうとします。一部のユーザは、インストールプロセスが96%で停止し、応答しなくなる事態も経験しています。Microsoftは、この問題を認識し、公式のドキュメントを更新して対処法を提供しています。
予定どおりに完了できませんでした。
心配いりません – 変更を元に戻します。
コンピューターの電源を入れたままにしてください。
解決策として…
Microsoftによれば、C:$WinREAgentという隠しフォルダをアンインストールすることで、この問題を解決できる可能性があります。このフォルダを削除し、システムを再起動した後、KB5034765のダウンロードとインストールを再試行することが推奨されています。なお、この対処法は一時的なものであり、Microsoftは既にこのバグの解決に向けて取り組んでいます。
Windows 10でWinRE問題も…
興味深いことに、Windows 10のユーザも最近、WinRE関連の異なる問題が発生していると報告しています。これは、最新のセキュリティアップデートをインストールするためにはWinREパーティションを拡張する必要があるというもので、そうしないとエラー0x80070643が発生します。これらの問題が互いに関連しているかどうかは明らかではありませんが、Windowsのリカバリ環境に関連する問題が複数のバージョンで発生している点は注目に値すると思います。
まとめ
Microsoftは、今後のアップデートでこの問題を完全に解決する計画を進めていますが、具体的な時期や内容についてはまだ発表されていません。既にMicrosoftはこの問題について既に認識しており対策を検討していることから早期に解決されることが期待されますが、この問題が解決されるまでは先ほどの解決策を試していただけたらと思います。