iMac 2011をMetal対応GPUにアップグレードして最新macOSをインストールする(取り付け編)

修理・カスタマイズ

さて、今回の記事で、このグラフィックボードのシリーズは完結となります。
ちょっと長めですが、お付き合いください。

目次

なお、今回の作業は4つの記事に分けられておりますので、併せてご覧ください。

取り付けの準備

前回までの作業でGPUに特別な作業が出てくることはないはずです。
順当にいけば、このグラボをiMacに挿入すれば完成の予定です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_134441-1024x768.jpg

中々様になっています。
心配な場合には、Xクランプは絶縁テープ(ビニールテープ)で絶縁しておきましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_134520-1024x768.jpg

ヒートシンク側の温度計センサーが取れていないことを確認します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_134636-1024x768.jpg

さて、このグラボをiMacに取り付けていきましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_134822-1024x768.jpg

注意!iMac 27インチの液晶やガラスはデカくて重い

さて、ここからiMac 2011の分解が始まりますが、ここで、注意です。
iMac 27インチの画面は非常に大きく、重いです。
その為、取り外す際に気を付けて作業しないと、思わぬ事故やパーツの破損につながります。
と、そんなことをこのブログでは何度か書いておりますが、実際どれくらいの大きさなのか、写真を用意してみました。(暇か?)

実際に取り外してみた様子です。
これだとどれくらいの大きさなのか、想像が付きませんので・・・。

手近にありました、SSDさんをLCDさんの上に乗っけてみました。
2.5インチのSSDと比較してみると・・・。なんだか画面、小さく見えますね。
でも、大きいのです。それに、重いので…。注意して作業しましょう。

iMac (27-inch, Mid 2011)を分解する!

分解の方法は前の時に紹介した方法と同じです。

iMacの電源切り放電した後、メモリを抜き、下図白く囲ったあたりに吸盤を付けます。

iMac (27-inch, Mid 2011)からGPUを取り外す

このGPU(AMD Radeon HD 6770M (512MB GDDR5))を取り出します。
慎重に作業しましょう。

メモリを取り出せたら実際にマザーボードを取り外して(今回の作業では浮かべるまでにとどめました。)グラボを抜いてみましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_141720-1024x768.jpg

トルクスネジを外していきます。
赤い丸で囲ったトルクスネジを8本、黄色で囲ったトルクスネジをドライバーで抜きます。この時、ネジを無くさないのはもちろんのこと、ネジの配置なども記録し、保管しましょう。長さが違ったりします。

なお、スーパードライブ部分のトルクスネジ(青丸で囲ったねじ)を取るのは必須ではありません。
ロジックボードが干渉してしまう場合に取れば大丈夫かと思います。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_184301_01-1024x768.jpg
iMac (27-inch, Mid 2011)のマザーボード

ちょっと拡大してみました。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC_1674-1-1024x576.jpg

なお、この時、緑色の枠で囲いましたケーブルも形状に注意して取ってしまいましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC_1657-1024x576.jpg

場合によっては画像と違う場合もあるかもしれません。
注意しながら取り外していきましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC_1653-1024x576.jpg

また、Appleのロゴの後ろにある赤外線レシーバーも取っておきます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC_1703-1024x576.jpg
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC_1761-1024x576.jpg

グラフィックボードの後ろ側にもトルクスネジでロジックボードで留められていますので、外します。(画像撮れてないです。)

という訳で、外れましたね!(どういう訳?)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_143517-1024x768.jpg

新旧のGPUを見比べる

せっかくなので、取り外したグラボと取り付けるグラボを見比べてみましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_143423_R-1024x768.jpg
NVIDIA GeForce GTX 765M (2GB GDDR5)とAMD Radeon HD 6770M (512MB GDDR5)

PCBの色のせいか、イメージが変わりますね。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_143454-1024x768.jpg

NVIDIA GeForce GTX 765M (2GB GDDR5)はMXM BでAMD Radeon HD 6770M (512MB GDDR5)はMXM Aです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200527_143610-1024x768.jpg

ちなみに、前の時(グラボ修理の時)にAMD Radeon HD 6970M (2GB GDDR5)とAMD Radeon HD 6770M (512MB GDDR5)を比較したときの画像はこんな感じでしたね。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC_1797-1024x576.jpg
AMD Radeon HD 6970M (2GB GDDR5)とAMD Radeon HD 6770M (512MB GDDR5)

組み立てとテスト

いよいよ、組み上げていきます。
間違っても、元のGPUを取り付けないで下さいね。
新しいGPUを取り付けつつ、組み上げていきましょう。
なお、完全に組み上げる前に、テストすることもできます。(オススメはできませんが・・・。)

(オススメはしませんが)各種ケーブル(最低限電源スイッチのケーブル)を繋ぎ、メモリを入れて、スイッチオン!
LEDが3つまで付けばGPUを認識しています。なお、デバッグLEDの意味はこちらをご覧ください。
また、組み立て作業を継続する場合には、よく放電をするようにしてください。

無事に取り付けが完了しました。

あとは、LCDを取り外しとは逆の手順で取り付ければ完成です。

起動テストとOSのインストール

ここまで来たら、OSをインストールしてみましょう。
起動させたときに、ややいつもより時間がかかる場合がありますが、これは正常です。
今回は、直接macOS Catalina Patcherでインストール、ではなく、macOS High Sierraをテストでインストール(& Boot ROMのアップデート)をしてCatalinaをインストールする戦法で行きます。
なんせ、例のこのiMacは例の4台目の物で、今までまともに起動させたことがなかったのです。

さて、OSを新規にインストールする際、別のMacでインストールメディアを作るのも手ですが、今回はこの一台しか使わないと思いますので、インターネットリカバリーを利用します。 

option + command (⌘) + R を押しながら起動をして、

インストーラが立ち上がったら手順に従って。インストールを完了させましょう。

OSのインストールが完了しました。

キチンと、GeForce GTX 765Mの文字が確認できます。
@Nick [D]vB さんに感謝です。

現時点(2020年6月14日)では、画面の明るさを変えられないという問題はあります。

さて、ブートROMのバージョンを確認してみると、やはり古いバージョンが入っているようです。macOS CatalinaをインストールするときにはブートROMバージョンだけ挙げておきましょう。

ソフトウェア・アップデートから「セキュリティーアップデート」を選択してアップデートしましょう。

ブートROMを書き換えている最中は絶対に電源を切らないようにしましょう。

これで、準備完了です。

あとは、macOS Catalina Patcherを利用してmacOS Catalinaをインストールをすれば完了です。ちょっと長くなるので、過去記事をご覧ください。

終わりに

無事にインストールが完了しました。
これで、グラフィックアクセラレーションが有効となり、HD 6xxxシリーズで利用していた時に生じていた著しいパフォーマンスの低下を避けることが出来ました。
この調子でいけばまだまだiMacを使い続けていくことが出来そうです。

現時点で気になるのは、AirDropとApple Watch利用時の自動ロック解除が使えないこと。
これについても、また別の機会に紹介したいと思います。

それにしても、大半の時間はヒートシンクを削る作業に取られてしまいました。
この次に予定している、Wi-Fiモジュールの交換もやや面倒な部分はありますが、こちらを先に作業してしまえば、気持ち的には楽だと思います。
お疲れさまでした。

では、快適なMacライフを!