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HUAWEI P30 liteの良いところと悪いところ(もっと詳しいレビュー)

レビュー

HUAWEI P30 liteの良いところと悪いところ(もっと詳しいレビュー)

HUAWEI P30 liteはAmazonで購入しましたが、新規でもMNPでも一括3,980円で購入できたと思えば滅茶苦茶お買い得だったと思います。

さて、そんなHUAWEI P30 liteですが、今回はもっと詳しくレビューをしていこうと思います。

目次

なお、開封式の様子などは下記記事をご覧いただけたらと思います。

まずはスペックから確認してきましょう。

HUAWEI P30 liteのスペック

カラーピーコックブルー
パールホワイト
ミッドナイトブラック
ディスプレイ約6.15インチ FHD+(2312 x 1080ピクセル) TFT
OSEMUI 9.0 (Android 9 ベース)
メモリ4 GB RAM / 64 GB ROM microSDスロット(最大512 GB)
アウトカメラ約2400万画素/AF + 約800万画素 + 約200万画素
インカメラ約2400万画素/FF
バッテリー約3340 mAh
コネクティビティWi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2 with BLE (aptX, aptX HD, HWA対応
USB: Type-C, USB 2.0
イヤホンジャック
NFCN/A
センサー指紋認証、コンパス、環境光、加速度、近接、ジャイロ、Hall
通信方式FDD LTE: B1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 26 / 28
TDD LTE: B41
キャリアアグリゲーション対応、auVoLTE対応
WCDMA: B1 / 2 / 5 / 6 / 8 / 19
GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
CPUHUAWEI Kirin 710 / オクタコア(2.2 GHz/4 + 1.7 GHz/4)
測位方式GPS / GLONASS / AGPS
HUAWEI公式ページより(一部改変)

色は3色展開になっています。
ピーコックブルーについては「ザ・HUAWEI」カラーといっても過言ではないくらいメジャーな色になりましたね。

また、上記スペック表はHUAWEIのオリジナル版のスペックになります。
P30 liteは、auとYmobile、UQ mobileでも発売されており、ややスペックが異なります。
例えば・・・。

HUAWEI SIMフリー版au版(HWV33)UQ mobile版(HWU36)Ymobile版
ストレージ64GB128GB64GB64GB
SIMロックSIMフリーSIMロックSIMフリーSIMフリー
4G FDD-LTEB1/ 3/ 5/ 7/ 8/ 18/ 19/ 26/ 28B1/ 3/ 8/ 18/ 19/ 26/ 28B1/ 3/ 8/ 18/ 19/ 26/ 28B1/ 3/ 5/ 7/ 8/ 18/ 19/ 26/ 28
SIMデュアルSIMnano シングルSIMデュアルSIMnano シングルSIM
P30 lite日本版4種類の違いまとめ より抜粋と改変

それぞれ優れている、そうじゃない点があります。
デュアルSIMがいい方は、SIMフリー版、そうでなかったらYmobile版がおすすめかもしれません。(ただし、その時の施策にもよる。)
Amazonで一括で4,000円以下で購入できれば、維持費的にも悪くないと思います。

HUAWEI P30 liteの良いところ

  • 画面占有率が高い
  • 写真がきれい
  • 電池がめっちゃ長持ち
  • 低価格なのに操作に引っかかりがない
  • イヤホンジャックが付いてる

画面占有率が高い

画面占有率の高さについては説明するまでもないでしょう。
HUAWEI P30 liteは84%で、画面占有率はiPhone 11 Pro Maxと同じです。(画面占有率、は。)

写真がきれい

また、写真はとてもきれいです。
というより、想像以上に綺麗でした。もっとちゃっちな画像しか撮れないであろうと踏んでいたので、これは意外でした。

電池がめっちゃ長持ち

バッテリーはすごく持ちます。
あまりスマホを使わないから、と言われればそれまでですが、僕の使い方だと1週間以上持ちました。
普段はパソコンでの作業がメインの方や、スマホをあまり頻繁に使われない方であれば充電する頻度はそんなに高くないでしょう。

ただし、「P30 liteの悪いところ」で紹介しますが、バックグラウンドアプリの抑制がすごい為、GPSロガーや同期アプリ、自動更新が必要なアプリなどを利用される方は手動で設定が必要かもしれません。

バッテリーのモードは3種類あります。
パフォーマンスモード・省電力モード・ウルトラ省電力モード。(Xperiaみたいですね。)
利用シーンによって使い分けましょう。

低価格なのに操作に引っかかりがない

操作に引っかかりがない、というのは、過去にはよくある問題で、ローエンドモデルからエントリーモデルくらいの機種では、ちょっとした操作でもアニメーションがカクついたり、頻繁にアプリが落ちたりしました。
が、ひとまずP30 liteではそういった点については心配無用だと思いました。

イヤホンジャックが付いてる

いつかはイヤホンジャックなんて付いてると笑われる時が来るのかもしれませんが、まだ違います。

P30 liteのイヤホンジャック

iPhoneはiPhone 7以降から、XperiaはXperia 5とXperia 1では一度廃止(Xperia 1Ⅱでは復活)されましたが、P30 liteでは変換機なしでイヤホンと接続できます。
一応、イヤホンさえハイレゾに対応していればハイレゾ再生もできるようです。
(ただし、ハイレゾはファイルサイズが大きい為、SDカードを用意しておくといいと思います。)

HUAWEI P30 liteの悪いところ

  • 電話アプリが曲者
  • バックグラウンドアプリの抑制がすごい
  • 非防水
  • やけにアイコンやアプリをiPhoneに似せてる
  • アニメーションがわざとらしい
  • Qi(ワイヤレス充電)非対応

電話アプリが曲者

P30 liteの電話アプリはどうにかしてほしい!
というのも、ちょっと触っちゃっただけでも、ワンタッチしただけですぐに電話が掛かっちゃうんです。
詳しくご説明しましょう。

通話履歴を見ているときに、何気なく電話番号を押してしまったりすると発信されます。
急いで終電をするものの、焦って連打をすると、今押した電話番号が上に登録されて、その上にあった電話番号が事実上降りてくるため、終電されたタイミングで降りてきた番号をタップして、、、のループになります。

まあ、冷静に、一回だけ電話を切るボタンを押せばいいんですけどね。
というか、画像、めっちゃチカチカしてる・・・。

バックグラウンドアプリの抑制がすごい

僕は趣味でSonyのLifelogを使っていたり、Microsoftのスマホ同期を使ってます。
これらは、スマホがスリープ中(画面消灯中)こそが見せ所であり、活動するタイミングです。バックグラウンドで動いてなんぼな訳です。
P30 liteはこのバックグラウンドでの処理によるバッテリーの消耗を検知すると、途端にそのアプリを終了させてしまうようです。

おかげで一日の活動の記録が取れなかったり、スマホ同期に「お使いのスマートフォンに接続できません。」などのエラーが表示されてしまい使い物にならないといった事態に陥ります。

「あれ、バックグラウンドで動くはずのアプリが変だぞ」と思った際には、必ず、「設定」アプリか「電池」を選択して、「アプリ起動」をタップしたのち、表示された該当するアプリの設定を変更してみてください。

非防水

国内メーカーのスマホでは防水のスマートフォンが多い為に、非防水というのはやや心配になる点かもしれません。
iPhoneでも6sや6s Plusでは構造上では防水っぽくなって、iPhone 7からは一応防水(IP67)になっています。

P30 liteでは非防水となっており、気になる場合には防水ケースで保護するのがいいでしょう。(ケースによる防水は過信しすぎないこと。)

アニメーションがわざとらしい

アニメーションがわざとらしいっていうのはあくまでも主観的な問題で、好みに左右される話ではありますが、iPhoneやXperiaなどはちょっとしたアニメーションや慣性スクロールなどがすごく心地良く出来ています。
が、僕的にはP30 liteのアニメーションはやや無理がある、アニメーションが強すぎたり、軽くスクロールしたつもりでもビューンと一気に進んでしまうような印象を受けます。あくまでもアニメーションなどの視覚効果の問題であるため、単にケチをつけているだけとも思わなくもないですが、ちょっと気になります。

やけにアイコンやアプリをiPhoneに似せてる

左側はHUAWEI P30 liteのアイコン、右側はiPhone 8 Plusのアイコン。

分かります。アプリのロゴって作るの難しいんですよね。
どうしても影響受けちゃうことはあります。

かといって似すぎなのでは・・・。
iPhoneユーザーが難なく乗り換えられるように、という思いからであれば、まさか「Safari」(ブラウザ)の色違いを「コンパス」のアイコンにはしないと思いますし。
購入してすぐは、P30 liteのデフォルトブラウザは「コンパス」なんだと思うくらいでした。

もれなくカメラアプリまでそっくりです。

P30 liteのカメラもiPhoneとそっくり問題

Qi(ワイヤレス充電)非対応

Qi(ワイヤレス充電)には非対応です。
個人的には悪いところだ、とは思いませんが、確かにあるのとないのとでは違いますよね。
ただ、その分急速充電の規格であるQuick Charge 3.0には対応しているらしく、Quick Chargeに対応している充電器なら高速な充電が可能です。

ちなみに、Ankerの充電器だったらAnker PowerPort Speed 4がおすすめです。
QC3.0に対応した機種を一つ充電しているうちに、別の端末も充電できるので重宝してます。

HUAWEI P30 liteのカメラ

HUAWEI P30 liteのカメラは機能が結構多彩でして、楽しい機能、便利な機能もたくさんあります。

本当はお花を撮りに行ったり、マーブルなどを買ったりして取ればいいんでしょうけど、身近にあったのはBX500の箱だったので、地味目な画になりました!(白目)

「写真」通常モード

一番シンプル、ベーシックな機能になります。すごく素直な写真が撮れます。

「写真」広角モード

もっと広く撮りたいときにお勧めの機能です。
魚眼レンズっぽくなりますが、広く映すことができます。
↓上と同じ位置で、広角モードにして撮ってみました。

比較してみましょう。

広角で撮影するとやや画質が粗削りな印象もあるかとは思いますが、集合写真や風景を撮影するときには便利そうな機能です。

ARレンズ

P30 liteでは「ARレンズ」という機能があります。名前だけ聞けば、Xperiaの「ARエフェクト」っぽい機能を思い浮かべましたが、これはiPhoneのアニ文字ですね。
インカメラで自分を映し、顔を上書きするような機能ですね。

いろいろなキャラクターが並んでいますね。
アザラシなんていますよ!絶対かわいい!

ちょっと試してみましょう!

って、ねえ、なんでこんなにキレられてるのでしょうか、超目つき悪い…。
僕の顔が曲がっていたからでしょうか…。すごく怖い。
(背景の部分はイラスト屋さんのイラストと置き換えました。)

その癖、誤って録画してしまったことに驚いたマヌケ顔については忠実に再現してるの、なんで。

ズバリ、P30 liteは買いなのか

個人的にはとても「買い」だと思います。
例えば今お使いの機種がiPhone 6やXperia XZとかであれば、スマホの進化をしっかりと感じ取れるでしょう。

特に目立った不具合などはないように思いましたし、操作感も(スクロール以外は)いい感じでした。ゲームをバリバリする方にはやや不満があるかもしれませんが、そうでない方にはとてもお勧めできる機種です。

ただし、非防水ということには留意すべきかもしれません。
そんなに神経質になるほど脆い、というわけではなさそうですが、かといって防水を謳ってる機種ではありません。(そういった機構もなさそう。)
もしも水回りで使うことが多い方であれば、防水ケースを購入するかXperia 8の方がいいかもしれません。

カメラなどはエントリーモデルとは言え想像以上に綺麗に取れますし、伊達に3眼というわけではないようです。
同価格帯のスマートフォンでは満足感の高いスマホかな、と思いました。

なお、開封の記事などは是非下記ページをご覧ください。
(箱を開ける様子からP30 lite用のアクセサリーの紹介までしております。)

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