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Lenovo G50のメモリ、ストレージ換装・増設手順

修理・カスタマイズ

Lenovo G50のメモリ、ストレージ換装・増設手順

この記事では2014年6月にLenovoから発売されたLenovo G50のメモリやストレージの換装方法について紹介します。
Lenovo G50のストレージの換装やメモリの増設を行うことにより、動作を早くさせ、快適に利用ができるようになります。

目次

用意するもの

必要なもの

2.5インチHDDをSSDに換装する場合

メモリを増設する場合

バッテリーを交換する場合

なお、パソコンに取り付けられているストレージを新しいSSDにクローンする方法はこちらの記事をご覧ください。<絶対に失敗しない!EaseUS Todo Backupのヘビーユーザーが教えるHDDをSSDに換装する方法>

Lenovo G50のバッテリー交換方法

作業の前にLenovo G50を正しくシャットダウンします。

▼ PCの電源を正しく切ったことを確認し、パソコン本体をひっくり返します。


▼ バッテリーの右側のラッチを外側(下図中の矢印方向)に移動させます。

▼ そしてバッテリーの左側のラッチを外側(下図中矢印方向)に移動させます。

▼ ラッチを外側に移動させるとバッテリーが若干持ち上がりますのでゆっくりと取り外します。

▼ 取りづらい場合にはスパッジャーなどで持ち上げるようにして取り外しても構いません。

取り外したバッテリーには衝撃を加えないようにしましょう。

Lenovo G50を分解する

バッテリーを取り外すことができたら、早速分解を開始します。

▼ ボトムカバーを外すには下図の3つのプラスネジ(赤丸で囲ったねじ)をドライバーで取り外します。

▼ ネジを外すことができたら、ボトムカバーを矢印方向に移動(スライド)させます。

▼ ボトムカバーがズレたところで、丁寧に取り外します。

▼ これでLenovo G50の分解は完了です。
ボトムカバーを開けるだけでメモリ(2本)や2.5inch ストレージの換装が可能です。

なお、このLenovo G50は分解などはしていないPCでしたが、持ち上げたりすると内部からカラカラと音が鳴っていました。

Lenovo G50のボトムカバーを外した様子

▼ 分解してみるとハードディスクを固定するネジが取れており、これがカラカラと音がなる原因でした。

▼ 組み立てるときは「軽く」増し締めをすると良いかもしれません。

※ あくまでも「軽く」です。

Lenovo G50のストレージ換装方法

では、まずはLenovo G50のストレージの交換方法について見ていきます。

▼ まずは赤丸で囲った4つのネジを取り外します。

▼ ネジを取り外すことができたら、ハードディスクを矢印方向に静かにスライドさせます。

※ SATAコネクタを破損させないようにゆっくりと作業します。

▼ ストレージがSATAコネクタから取り外すことができたら、ストレージをゆっくりと持ち上げるように取り外します。

▼ ストレージを取り外した様子

▼ 取り外したストレージにはマウンタ (ブラケット)が取り付けられています。

▼ 左右2本ずつ取り付けられているネジを取り外します。

▼ これでストレージの取り外しは完了です。

新しいストレージを取り付ける際には、今と逆の手順でPCを組み立てていきます。

Lenovo G50メモリの増設方法について

メモリはストレージの隣にあります。このLenovo G50にはSamsung社製のM471B5173EB0-YK0 (4GB)が使用されていました。

(メモリの型番はPCのロットやモデルによってメモリのベンダや型番が異なる場合があります。)

▼ メモリを取り外すときは、ロックアームをそれぞれ外側へと動かします。

▼ メモリが30度くらい起きたところで、メモリをゆっくりと引き抜きます。

▼ メモリやスロットを損傷させないようにゆっくりと取り外します。

▼ メモリを取り外すことができました。新しいメモリを挿入しましょう。

Lenovo G50のWi-Fiモジュールの交換

Lenovo G50に搭載されていたWi-FiモジュールはQualcomm Atheros QCNFA335 (NFA335)でした。
m.2 TYPE 1630なので、もしもWi-Fiモジュールが故障したなどの場合には換装することができます。

▼ m.2 スロット自体はm.2 2230もサポートできます。

Lenovo G50をもう少し見てみる

せっかくなので、ここでもう少しLenovo G50を見ていきたいと思います。

Lenovo G50の構造自体はシンプルで、トラブルが生じた際でも簡単にパーツにアクセスすることが可能です。

▼ ボトムカバーにはストレージ用のクッションが取り付けられています。

▼ クッションの様子。

▼ そしてバッテリーパック。

▼ 裏側はこちら。

▼ PSEの届け出はレノボ・ジャパン株式会社が行っています。

作業を完了する

コネクターやケーブルの位置、異物の混入がないことを確認したら、ボトムカバーを取り付けて、先ほどと逆の手順で組み上げていきます。

まとめ

いかがでしょうか!
ここまでLenovo G50のメモリの増設やSSDの換装方法などを見てきました。
Lenovo G50の動作が遅い場合などではここで紹介したメモリの増設やストレージの換装はとても効果的です。

Lenovo G50はバックパネルを開けるだけでメモリやSSDを簡単に換装できます。
きちんと整備を行うことで、ThinkPadは長く利用できますので、SSDやメモリの増設をしたりして、快適に楽しく利用していただけたらと思います。

では、引き続き楽しいPCライフを!

2023.06.28 コンテンツの一部の表示を改善しました。