2023年4月に公開されたOpenCore Legacy Patcher v0.6.4以降では、サーバーサイドでのクラッシュとアナリティクスのレポーティング機能が実装されました。
ロギングを介してユーザーのMacの種類やその他のシステム情報を収集し、より効率的なパッチャーの開発と改善を可能にする目的で設計されています。
OpenCore Legacy Patcherの開発チームは、ユーザーのプライバシーを尊重し、匿名化されたデータのみを収集していますが、利用される環境やポリシーとして、この機能について見直したい方もいらっしゃると思います。
本稿では、この機能の目的を確認しつつ、無効にする方法について紹介します。
目次
OpenCore Legacy Patcherのレポーティング機能とは
ユーザーのMacの種類やシステム情報を収集し、パッチャーの開発と改善をより効率的に進めることを目的としています。
また現行のMacStadiumサーバーがプロジェクトの負荷を適切に処理できるかどうかの評価も行われているそうです。
記録される情報は、ホストのUUIDのSHA1ハッシュ、アプリケーションの名前とバージョン、OSのバージョン、モデル、GPUのリスト、ファームウェア、大まかな地域、タイムスタンプが含まれています。しかし、プライバシーの観点から、個人を特定可能な情報はホストマシンのUUIDと大まかな地域情報のみで、詳細な位置情報は含まれていません。
その為、OpenCore Legacy Patcherの効率的な開発の為にもこのレポーティング機能は有効にしておいても問題はないと思います。
ただし、所属する団体の方針や環境、ポリシーからこの機能を無効にしなければいけない場合には次のセクションを参考にレポーティング機能を無効にしてください。
OpenCore Legacy Patcherのレポーティング機能を無効にする方法
OpenCore Legacy Patcher v0.6.4以降ではレポーティング機能はデフォルトで有効化されていますが、ユーザーは任意で無効化することができます。
OpenCore Legacy Patcherを既に使用しているMacの場合にはOpenCore Legacy Patcherの「Settings」(設定)から無効にすることができます。
▼ OpenCore Legacy Patcherを開き「Settings」をクリックします。
▼ そして、「App」タブをクリックします。
▼ 「Disable Reporting」のチェックボックスをオンにします。
▼ チェックボックスがオンになったことを確認し、「Return」をクリックします。
もし、既にOpenCore Legacy Patcherを使用してる環境であれば作業はこれで完了です。
まとめ
ここまで、OpenCore Legacy Patcher 0.6.4以降に搭載されたレポーティング機能を無効/有効にする方法を紹介しました。
デフォルト(初期値)では有効になっているレポーティング機能ですが、プライバシーは大いに配慮されている印象を受けます。そのため特にこだわりがなければ有効のままでも問題は無いかと思います。
引き続き#あのかぼ、#おんかぼではmacOS VenturaやOpenCore Legacy Patcherの最新情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!
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How to manage the OpenCore Legacy Patcher reporting functionality
2023.10.16 タイトルを修正しました。「OpenCore Legacy Patcher v0.6.4以降にクラッシュ&アナリティクスレポーティング機能を管理する方法」から「OpenCore Legacy Patcher v0.6.4以降に追加されたクラッシュ&アナリティクスレポーティング機能を管理する方法」へ