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macOSでデータを保持したままOSを再インストールする方法

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macOSでデータを保持したままOSを再インストールする方法

本稿ではMacの動作がおかしくなった場合に試せる、データを残したままmacOSを再インストールする方法について紹介します。

いつこの方法を使うべきか?

Macの動作が不安定であったり、遅くなったなど、Macが不調な時や、システム関連の問題が頻繁に発生するようになった時にはmacOSの再インストールが役立つことがあります。

今回紹介する内容は新しいバージョンのmacOSへのアップグレードの一部としても利用されることもあれば、Macを元の工場出荷時の状態に戻すためにも利用されることもある方法ですが、この記事ではインプレースインストールを行うことによりMacに保存されているデータを保持したまま、macOSを再インストールすることを目標としています。

macOSでデータを保持したままOSを再インストールする方法

まず、Macをリカバリーモードで起動します。

▼ Macの電源を切り、電源の投入その間に「Command(⌘)」キーと「R」キーを画面が変わるまで押し続けます。

macOS 復旧(Recovery)を起動させる方法の図
macOS 復旧(Recovery)を起動させる方法

OpenCore Legacy Patcherを使用している方は、こちらの記事を参考にリカバリーモードで立ち上げます。

▼ するとリカバリモードで立ち上がります。

リカバリーモードのユーティリティウィンドウが表示されたら、「macOS (バージョン名) インストール」を選択します。

▼ 「続ける」をクリックしてインストールの設定を続行します。

▼ ソフトウェアの使用許諾契約書です。

▼ 同意内容について確認されます。

▼ 現在macOSがインストールされているディスクを選択します。

▼ 選択ができたら「続ける」をクリックしましょう。

▼ インストールが始まります。
インストールする機種や環境により、完了までに時間がかかる場合があります。気長に待ちましょう。

▼ あとは待つだけです。
電源を切らないように気を付けましょう。

注意点とトラブルシューティング

このセクションではこの作業での注意点や起こりがちなトラブルとその解決方法を紹介します。

バックアップを行う

この作業では通常データを損失することはありませんが、万が一に備え、Time Machineなどを使用したりして、重要なデータのバックアップを取ることをお勧めします。

電源の確保

macOSの再インストール中にMacの電源が落ちると、macOSの再インストールが失敗するだけでなく、Mac内のデータを毀損させたり、Macの故障の原因になります。

この作業を行う際には、Macを安全な場所に移動させ、電源が切れないようにAC電源に接続しましょう。

インターネット接続

リカバリーモード用のDMGがMac内に保存されていない場合には、インターネット接続が必要な場合があります。安定した回線で試すことをお勧めします。

リカバリーモードに入らない時は

リカバリーモードでMacを起動できない原因として、起動時のキーコンビネーション(「Command(⌘)」キーと「R」キー)が認識されていない場合があります。

MacBookシリーズの場合には電源ボタンを押した直後から「Command(⌘)」キーと「R」キーを押し続けることで、リカバリーモードに入ることができますが、iMacやMac Pro、Mac miniなどのデスクトップのMacの場合には、電源投入後、USBやBluetoothが初期化される前にこれらのキーが押されているとMacで認識されない場合があります。

感覚的に、(起動音が鳴るMacの場合には)「ジャーン」と鳴ってから、一拍、二拍くらい開けてから「Command(⌘)」キーと「R」キーを押し続けるとうまくいく場合があります。

まとめ

macOSのインプレースでの再インストールは、システムの問題を解決したり、Macを新鮮な状態に戻したりするための効果的な手段です。ユーザーデータを消去せずにOSを再インストールするこの方法は、多くのシチュエーションで役に立ちます。

しかし、再インストールを行う前には必ず重要なデータのバックアップを取り、AC電源に接続し、安定したインターネット接続を確保することをぜひ忘れないでください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

あのかぼでは、引き続きmacOS の最新ニュースをお届けします。

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