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Google、PCやIntel Macで動作するChrome OS Flexの早期アクセスを発表

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Google、PCやIntel Macで動作するChrome OS Flexの早期アクセスを発表

Googleは2月15日(現地時間)、PCやIntel MacなどでChrome OSをインストールできる「Chrome OS Flex」の早期アクセスを発表しました。(Google)

2020年12月にGoogle が買収した「CloudReady」でもWindows PCやIntel MacにChrome OS(Chromium OS)をインストールすることが出来ましたが、今回発表された「Chrome OS Flex」はその「CloudReady」を基に、Chromium OSからChrome OSをベースに切り替えたOSになります。

「Chrome OS Flex」は「Chrome OS」と同じコードベースを採用しており、Google Assistantや、スマートフォンハブも利用できます。

また、CloudReadyと異なり、Google ファミリー リンクもサポートされ、Chromebookに搭載されているWebブラウザと共通になります。

一方でChrome OS Flexは、CloudReady を作成しているチームが開発しているという事で、CloudReady の品質に満足している方にとっては安心材料の一つかもしれません。

Chrome OS Flexの強みはChrome OSと同じく、その動作の軽快さにあります。また、Chromium OSからChrome OSベースになるため、アップデートもいち早く適応できます。

これらは古くなったPCやMacを復活できる、持続可能な取り組みの一つとしており、「とにかく今パソコンが必要だ」という方には古いPCを手っ取り早く「最新の状態」で再度利用可能にする魅力的なオプションになるかもしれません。

ただし、Chromebookと異なりAndroid アプリを動作させることはできません。

執筆時点(日本時間2022年2月16日)では早期アクセス(Early Access)で、予期せぬ不具合などを含んでいる可能性があります。そのため、本番環境で使用したい場合には依然CloudReadyの利用が推奨されます。

Chrome OS Flexの最小デバイス要件

  • アーキテクチャ:IntelまたはAMDx86-64ビット互換デバイス
  • RAM:4 GB
  • 内部ストレージ:16 GB
  • USBドライブから起動可能
  • BIOS:完全な管理者アクセス。問題が発生した場合は、Chrome OS Flex USBインストーラーから起動し、BIOSで調整を行う必要があります。
  • プロセッサとグラフィックス:2010年より前に作成されたコンポーネントは、エクスペリエンスが低下する可能性があります。
    注: Intel GMA 500、600、3600、および3650グラフィックスハードウェアは、Chrome OSFlexのパフォーマンス基準を満たしていません。

以上がChrome OS Flexの最小デバイス要件になりますが、そこそこのスペックが要求されているようにも思います。

Windows 11で最小要件をグンと引き上げたMicrosoftと、そこに焦点を当てたGoogleの攻防に目が離せません。

Get Chrome OS Flex for PC or Mac – Chrome Enterprise

Chrome OS Flex の具体的なインストール方法については以下をご覧ください。

なお、「あのかぼ」ではWindows 11が非対応のPCにWindows 11をインストールする方法をまとめた記事や、最新のmacOSをインストールできなくなったMacにmacOS MontereyやmacOS Big Surをインストールする方法をまとめた記事を公開しております。

併せてぜひご覧ください。

2022.02.21 タグ1件を追加しました。