さて、前回から少し時間が経ってしまいましたが、今回は組み立てを見ていきたいと思います。
ASUS ROG RAMPAGE VI EXTREME ENCORE
マザーボードはASUSさんのROG RAMPAGE VI EXTREME ENCOREです。
「ROG RAMPAGE VI EXTREME ENCORE」は「ROG RAMPAGE VI EXTREME OMEGA」の後発として発表されました。
このプラスチックのカバーを取ると・・・。
ウルトラハイエンドのマザーボードだけあって、重厚感のあるデザインです。
チップセットはX299です。
Intel X299(を搭載したマザーボード)は日本でも2017年6月26日から店頭販売開始というロングランなチップセットです。それゆえにやや古臭い仕様でもあります。(もちろんチップセットの仕様であって各社、コントローラを追加して補っているので、製品としてはモダンな仕様になってます。)
IOシールドには「LiveDash OLED」という1.77インチのカラーOLEDがついております。ここで起動時の診断内容が確認できるうえ、アニメーション再生などが出来ます。小さくても液晶がついてるのは、ロマンがありますよね。
Intel® Core™ i9-10980XE
コンシューマー向け実質的な最上位モデルのIntel Core i9-10980XE プロセッサー エクストリーム・エディションです。
メニーコアと言えば、今やAMDは不動の地位を築きつつありますが、このCore i9-10980XEは18コア36スレッドですからHEDT向けCPUとして相応しい製品ではないでしょうか。
主な付属品は黒い巾着袋とエンブレムシールなどでCPUファンは別途用意が必要です。
CPUを取り付ける
では、Intel Core i9-10980XEをROG RAMPAGE VI EXTREME ENCOREに取り付けます。
ていや。(謎の掛け声)
つきましたね。
G.Skill F4-3600C18Q-128GTZR
続いてメモリを見ていきましょう。
今回購入したのは、G.Skillさんの「F4-3600C18Q-128GTZR」2セットです。
「F4-3600C18Q-128GTZR」は「Trident Z RGBシリーズ」に属しております。
「F4-3600C18Q-128GTZR」は32GBモジュール4枚組の128GBキットです。
取り付けていきます。
すべての取り付けが完了しました。
メモリ8本、圧巻です。
写真ではわかりづらいですが、「F4-3600C18Q-128GTZR」のヒートシンクはヘアライン加工になっています。
NZXT H510 ELITE (CA-H510E-B1)
やっと逢えたね、H510 ELITE。
ずっと欲しかったPCケースです。NZXTさんのH510 ELITEです。
色は白と黒のモノトーンのにしようかとも思い、真剣に検討しましたが、今回は黒をチョイスしました。
この手持ちのところから触れちゃうのは精神衛生上もにゃもにゃするけど・・・。
カッターで、箱をシャーッとするときの高揚感はたまりません。
でん。
でん。
でん。
H510 (i / ELITE)のポートはUSB3.1Gen1 TypeAとUSB3.1Gen2 TypeC、Audio/Micがあり、各一つずつ用意されています。
さて開けていきましょうか。
じゃん。H510 ELITEに初期搭載されているファンは前面にNZXTさん公式ソフト「CAM」で発光の制御ができる「AER RGB2 (140mm)」が2つ、上部にトリムの交換はできないそうですが「Aer F140」(非発光ですがクールなファンです)が1つ、背面にも120mmファンが1つと、NZXTさんの高級ファンがふんだんに使用されています。
その他、アドレサブルLEDストリップが上部に1本搭載されていたり、Smart Device V2がついていたりと、これだけでナウでヤングなPCが作れちゃいます。
お好みで、Aer RGB 2 (120mm)やAer RGB 2 (140mm)、HUE 2 Underglowを購入すれば、、、もうこれ以上言わなくとも分かりますね?
なお、説明書やネジなどの付属品は3.5インチ シャドウベイに潜んでいました。
中はこんな感じ。
ケーブルガイドがついていたりと、初心者でもきれいな裏配線ができるように設計されています。取ったけど。
また、SSDなどの2.5インチデバイスはこちらに付けることが可能です。
ただし今回これは取り外しました。後述します!
Thermaltake TOUGHPOWER PF1 ARGB 1200W & Antec AMGPSUSC30-102
ThermaltakeさんとAntecさんの製品をチョイス。
バチバチの競合他社ですね。すみません。
電源はThermaltakeさんの1200Wです。発光がきれい・・・。
PSUのアクセサリーとして購入したのは、Antecさんの電源スリーブ付きケーブル24ピン/ 8ピン 8ピン6ピンです。いい製品でしたが、今回不要な製品だったかも。
つけてみました。
そして、電源スリーブ付きケーブルもつけていきます。
(もともとPCケースは白いH510 ELITEを考えてて、いい感じのモノトーンになる予定だったの。わーん。)
これじゃ、チンアナゴじゃん!
溢れんばかりのチンアナゴ感。
(結局、24ピンは取り外しました。)
NZXT KRAKEN Z63 RL-KRZ63-01
ばばばーん!
お次はNZXTさんの水冷、KRAKEN Z63 (RL-KRZ63-01) です!
ヘッドに24ビット色で表示できる明るい2.36インチのLCD画面がついています。
競合製品として、ASUSさんのROG RYUJINなどがありますが、昨今のLEDライティングの影響で、PC内の光量は増すばかり。
ROG RYUJINにも1.77インチのカラーOLEDがついていますが、周囲の明るさに負けてしまいます。
NZXTさんのKRAKEN Z63は明るいディスプレイのため視認性も抜群です!
ぱか。
KRAKEN Z63に付属しているAer Pラジエターファンは水冷の為に特別に設計されたファンらしく、静音性、耐久性、強力な冷却性能を実現しているそうです。
今回は使ってないけど。
NZXT Aer RGB 2
せっかくなので、同じくNZXTさんのケースファン、NZXT Aer RGB 2 (140mm, 120mm)の取り付けも行ってしまいましょう。
がさごそごそ。
汚れなどはご愛敬?PCケースや水冷も含め白い汚れが多々。
設置完了!
NZXT Internal USB Hub (AC-IUSBH-M1)
またまたNZXTさんの製品、Internal USB Hubです。
2020年12月に、新しいNZXT Internal USB HUB、NZXT Internal USB HUB 4X (AC-IUSBH-M3)が発表されましたが、これはその前の商品です。
新しいNZXT Internal USB HUB 4Xと違い、電源ケーブルはIDEだったりしますが、9ピンUSB 2.0の他にUSB TYPE-A端子があるなど、筆者的にはこちらの方が好きです。
OSのインストールメディアを内蔵しておきたかったり、マウス/キーボードのレシーバーを指して利用してます。
PCケース、NZXT H510 ELITEを利用して、水冷をNZXT KRAKEN Z63を乗せたりすると最近のマザーボードでは9ピンのUSB 2.0が不足しがちです。その際は、このInternal USB Hubや新しいNZXT Internal USB HUB 4Xなどが非常に役立ちます。
ADATA AFALCON-512G-C & SilverStone SST-ECM25
お次はSSDの設置です。
SSDはADATAさんのM.2 Type2280 SSD、AFALCON-512G-C (512GB)です。
ゴールドのヒートシンクが非常に派手ですね。
そして、m.2ストレージをPCIe x4に変換するSST-ECM25です。
型番からお分かりになる方も多いでしょう、SilverStoneさんの製品です。
SilverStoneさんにはいつもお世話になっておりまして、このメーカーさんの製品仕様はすごく細かいところまで公開してるのが有難かったり。
ちいさなドライバ付きです。
いっちょ上がりぃ!
Team ARGB SSD DELTA MAX
今回とても気になってる製品の1つがこちら、Teamさんの2.5インチSSD、ARGB SSD DELTA MAXです。
鏡面加工になっておりまして、ぼんやり発光する雰囲気は最高にきれいです。
今回、組み立て用に500GBを2つ購入しましたが、作成後に1TBを追加で発注しちゃいました。
きれいじゃないですか?
(余談ですが、このSSD、きっとThermaltakeさんの人気PCケース、Versa H26にも合うと思うんですよね。あのケースは5.25インチベイの下に2.5インチストレージ用のねじ穴があるので、設置しやすいと思います。)
これを、先ほどPCケースの裏からとってきた2.5インチ用マウンターに取り付けて、見える位置に設置します。
大分仕上がってきました!
MSI GeForce GTX 1660 GAMING X 6G & ASUS RS200 ROG STRIX RISER CABLE
いよいよグラフィックカードの取り付けです。
「って、え゛!Core i9 10980XEまで付けといて、え!」
いいですよ?好きなだけ煽ってください。作ったのが9月の終わり、欲しかったRTX 30XXシリーズの発売の直前ということもあって、これにしました。
つなぎで使うつもりでしたので、別に光るグラボじゃなくても良かったんですが、映えないでしょ?記事が。
それにいつも使うものなので、出来るだけかっこよく作りたいんです。
という訳で、購入したのはMSIさんの「MSI GeForce GTX 1660 GAMING X 6G」どうです?カッコいいですよね。
ということで、開けてみましょう。
お、中々にカッコいい感じですね!
いい感じです。
さて、H510 ELITEというカッコいいPCケースなので、グラボも立たせたくなるわけです。
そのために購入したのは、ASUSさんの「ASUS RS200 ROG STRIX RISER CABLE」というライザーケーブルです。ややリッチですが、安心して取り付けが行えます。
じゃん。
SSDが隠れちゃうような気がしますが、いい感じですね!
こう見ると、チンアナゴもいい仕事をしてます。
なお、グラボの後ろにケーブルが見えるのは、来るRTX 30シリーズのために予約として這わせています。
SilverStone SST-ES02-USB & NZXT HUE 2 Underglow (AH-2UGKD-B1)
取り付けが必要なパーツは殆ど終わりました。あとはアクセサリー類などを付けていきます。
まずはこちら!SilverStoneさんのワイヤレススイッチ、SST-ES02-USBです。
SST-ES02-USBはパソコンの電源スイッチを無線化するキットで、9ピンUSBコネクタに本体を接続し、そこから電源スイッチ用の2ピンとリセットスイッチ用の2ピンに接続して使用します。そのため、電源を切っている場合でもUSBに給電されるように、場合によってはBIOSで設定が必要です。
リモコン自体はCR2032を使用します。(これがまた電池の消耗が早い)
なんと、付属品にはドライバーに加えて9ピンUSBの分配器が!
今回は、Internal USB Hubを用意しておりましたので使いませんでしたが、Internal USB HubやNZXT Internal USB HUB 4X (AC-IUSBH-M3)を買わなくても、何とかなったかもです。いやー、至れり。
続いては、NZXTさんの「NZXT HUE 2 Underglow (20cm)」です。
家にあるLEDテープをAura Syncで制御すれば・・・とも思いましたが、せっかくなのでできるだけCAMで制御したいなーと思って購入しました。
最後にEASYDIYさんの「EASYDIY USB 3.1フロントパネルヘッダ 背面パネル拡張ブラケット」です。出来るだけケーブルのモジャモジャは背面にしておきたいので。
そして、今回紹介こそしなかったものの、有効に活用させていただいた皆様です。CableMod、なんでこんなに買ったんだ・・・。
マスキングテープと言えば、3Mの黄色いマスキングテープ(243J Plus)ばっかり使っていましたが、今回は、カモ井加工紙さんの黒いマスキングテープを使わせていただきました。購入したのはMT01P207とMTCA5085でしたが今回はMT01P207ばかり使っていました。
後は、AINEXさんの「AINEX 交換用フィルター [ 大判シート ] CFF-DF270A」です。これは家に常に3、4枚は常備してるくらいよく使ってるフィルターです。
さらに今回は、140mm用PC ケースファン防塵フィルターマグネット付きのモノを購入しました。NZXT H510 ELITEのイメージを壊さず使えてVery goodでした。
とりあえず、完成しました。
実はいくつか足りないパーツが、例えばAura Sync(アドレサブルLED用)ピンヘッダのハブとかが無いとか、そんな感じですが、とりあえず完成しました。
とりあえず完成!
完成しました!
設置をしてみましょう。
・・・。
ええい!起動だ起動だぁ!
Aura Sync(アドレサブルLED用)ピンヘッダのハブを購入していなかったため、2つ設置したSSD(ARGB SSD DELTA MAX)のうち、1つが消灯しています。
って、え、アレ?
後付けしたNZXT Aer RGB 2、120mmも140mmも両方とも消えてる!
ああ、そうでした。裏配線をやり直したときに抜いたんだった。。。
何がともあれ、きれいですね。
直すのはしばらく先かなー?(この日は腰が限界)
あぁー、うん。いい感じなのに。
NZXT HUE 2 Underglowの発色も最高です。
いやー長かったです。
作るまでも、作るときも。
2020年4月からパーツを揃えていって、9月下旬に組み立てですからね。
まだグラボがGTX 1660だったり(実は既にRTX 3070届いてる)、SSD発光してなかったり(実は既に修復済み)、ファンも光ってなかったり(実はこれもry)しますので、まだまだ完成ではありませんが、今日のところはいいでしょう。
ていうか、ほぼ中腰で作業、撮影をしていて腰がヤバかったんです。もう座ってても立っててもイダイ!!!
デスクを彩った皆様
この話はまた今度。
では!