こんばんは。
今回はiMac (27-inch, Mid 2011)のメモリ増設、交換手順について解説していきたいと思います。作業自体はiMac (27-inch, Late 2009)、iMac (27-inch, Mid 2010)、iMac (27-inch, Mid 2011)の3機種では同じです。
ただし、対応するメモリには差がありますので、ご購入時にはご注意ください。
iMac (Mid 2011) | iMac (Mid 2010) | iMac (Late 2009) |
PC3-10600 | PC3-10600 | PC3-8500 |
バッファなし | バッファなし | バッファなし |
パリティなし | パリティなし | パリティなし |
204 ピン | 204 ピン | 204 ピン |
1333MHz DDR3 SDRAM | 1333MHz DDR3 SDRAM | 1066MHz DDR3 SDRAM |
ここでは、特にiMac (27-inch, Mid 2011)のメモリ交換を解説していきたいと思います。
用意するもの
- プラスドライバー
- 増設(交換)したい容量のメモリ(8GB, 4GB×2) (16GB, 8GB×2)
iMac (27-inch, Mid 2011)のメモリを交換する
iMac (27-inch, Mid 2011)分解の準備
作業を始める前には、事前にiMacの電源を正しく切り、iMacに接続されている機器やケーブルなどを取り外します。さらに、机などの平面で、安定した場所に柔らかな布を引き、iMacの画面を下にしてイラストのように寝かせます。
iMac 27インチは非常に重たいので、気を付けて作業を行います。
この記事内ではiMacを寝かせず作業をしていますが、実際の作業では必ずiMacを下図のように寝かせたうえで作業するようにお願いいたします。
iMac (27-inch, Mid 2011)を分解し、メモリを取り出す
iMacのスタンドの方向から覗き、メモリアクセスカバーにある3つのねじを回し、メモリアクセスカバーを取り外します。
取れました。
これで、メモリを取り外す最初のステップが完了しました。
黒いタブを外に出します。
黒いタブを掴みます。
黒いタブを手前に引っ張ります。ある程度強く引っ張る必要があります。
なお、この時、iMac (27-inch, Mid 2011)分解の準備のステップを参考に、iMacを寝かせているかを確認してください。場合によってはメモリが勢いよく飛び出してくることがあります。
メモリが顔を出したら、そっと手前方向へ引き出します。
iMac (27-inch, Mid 2011)に新しいメモリを挿入する
全てのスロットからメモリを取り外したら、新しいメモリを挿入していきます。
ちなみに、今回iMacから取り外したメモリ。DDR3-1333とDDR3-1600が混在してました。
一枚ずつ、メモリを挿入していきます。
この時メモリの向きに気を付けて作業に当たってください。軽く手で押したときに、シーソーのようにカタカタする場合には、向きが逆かもしれません。
正しく挿入できた場合にはカチッと音が鳴るか、手ごたえがあるはずです。慎重に作業します。
2枚目を挿入していきます。
入りました。
全て挿入し終わったら、メモリアクセスカバーを取り付けます。
お疲れさまでした。起動して正しく動作するか確認してみましょう。
起動及びメモリの容量を確認する
正しく起動が出来たら、Appleメニューの「Appleマーク」をクリックし、「このMacについて」(またはAbout This Mac)を選択します。ここで「メモリ」と記載がある場所に、増設(交換)した容量と一致する数値が確認できる場合には一先ず安心できます。
なお、起動時にビープ音が3回鳴る場合にはメモリの交換作業に問題が生じていたか、iMacとメモリの相性に問題がある場合があります。
また、「システムレポート」をクリックし、左ペインの「ハードウェア」の項目にある、「メモリ」をクリックすると、現在搭載されているメモリの詳細が表示されます。
いかがでしたでしょうか。比較的簡単にメモリの交換ができたと思います。
では、楽しいMacライフを!
では!
2022.02.10 タグの追加を行いました。