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総額55万円でCore i9 10980XE、メモリ256GBのパソコンを自作する【仕上げ編】

自作パソコン

総額55万円でCore i9 10980XE、メモリ256GBのパソコンを自作する【仕上げ編】

タイトル、詐称ってます。
仕上げにとRTX 3070を購入したところ金額が跳ね上がりまして、64万円程になりました。

前回の記事はこちら => 総額55万円でCore i9 10980XE、メモリ256GBのパソコンを自作する【組み立て編】

さて、本日登場していただきますのは、こちらのパーツ!
GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3070 MASTER 8G、(家にあった)Intel SSD 660p(SSDPEKNW512G8X1), おなじみSilverStone SST-ECM25と前回使わなかったEASYDIY 垂直GPUブラケットです。

では、さっそく見ていきましょう。

ちなみに、前回まででほとんど完成しておりました。
十分完成の域な気もしますが・・・。

前回までの様子

Intel SSD 660pを取り付ける

まずは、SSDを増設していきます。

茶箱についているVoidテープを切って開けます。

じゃーん。中から出てくる化粧箱!CPUよりも厳重です。

再びVoidテープが出てきます。そして、SSDは段ボールに挟まれて登場です。

内容物は至ってシンプルで、マニュアルのような冊子とSSD本体。

これを前回も使わせていただきましたSilverStone SST-ECM25を使用してマザーボードに取り付けます。

付属のビスとドライバーを使って固定します。

で、このように。
ASUS ROG RAMPAGE VI EXTREME ENCOREにはNVMe接続が可能なM.2スロットが2つ、ROG DIMM.2を使用すればさらに2つNVMeなSSDが挿入可能なので、本来SilverStone SST-ECM25を使用する必要はないのですが、保守の際に便利なので利用させてもらってます。

グラボを立てよう垂直に置こう!垂直GPUブラケット

つぎー!
お次はEASYDIY 垂直GPUブラケットです。

現在使用しているPCケース、NZXT H510 Elite (CA-H510E-B1)は標準でGPUの垂直搭載が可能ですが、それはあくまでグラボの厚さが40.64mmまでということで、RTX 3070到着までの「つなぎ」で購入したGeForce GTX 1660 GAMING X 6Gは搭載できましたが、今回購入したGIGABYTE AORUS RTX 3070 MASTER 8Gは分厚すぎて入らないのです。

というわけでパッケージはこんな感じ。

内容物はこんな感じ。付属のマニュアルを参考に組み立てていきます。
ただ、この垂直GPUブラケットのライザーケーブルの扱いには注意が必要です。
ライザーケーブルは非常に繊細なため、折り曲げたりしてはいけません。が、このライザーケーブルは特に脆く、ノイズが乗ります。
もしも不具合が生じたり、不安があればライザーケーブルを交換するなどして使用しましょう。

筆者は組み立てた後、表示が乱れたり音が出るタイミングでフリーズ&BSoDに悩まされ、ASUSのライザーケーブル、ASUS RS200 ROG STRIX RISER CABLEを追加購入しました。フレームには固定できませんが快調です。
ASUS RS200 ROG STRIX RISER CABLEは予算的に厳しい場合、CoolerMasterのCoolerMaster MCA-U000C-KPCI30-300がおすすめです。

でかい!GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3070 MASTER 8G

さて、本日のメインディッシュです。
GIGABYTEのAORUS GeForce RTX 3070 MASTER 8Gです。
見ていきましょう。

茶箱をぱかっと。AORUSの文字が目に飛び込んできます。

でん!思いのほか重いです。ワクワク。

そういえばGIGABYTEの製品は久々です。(と言いながら、次回以降の記事では結構出てきます。)

ささ、さっそく開けていきましょう!

化粧箱から出てきたのはAORUSのロゴとAORUSの文字が印字された黒い箱。

ずっと眺めていると、鷹がガッツポーズしてるように見えてきます。

(ちなみに、鷹ではなくハヤブサのようです)

黒い箱を開けてみると、中から黒い厚紙?いえ、封筒です。アカデミー賞の発表の時に出てきそうな封筒です。(たとえが分かりづらい)

開けてみるとこんな感じ。次行きましょう!

お!ついにお目見えです!AORUSのエンブレムも付属しています。

3連ファンです。このファンはMax-Coveredクーリングという名がついており独自形状のブレードを持つ100㎜ファン3基で効率的な冷却を実現しているんだとか。

さらに、LCD EDGE VIEWと呼ばれるLCDモニターを備えております。筆者が入手したAORUS RTX 3070 MASTER 8Gでは「CHIBI TIME」がデフォルトになっており、卵からかえったキャラクターが飛んだり、ジュース飲んだり寝たり忙しなく動いています。

バックプレート。

いざ設置!ぬぉお!いい感じ。けど、けどね。グラボがまっすぐ入らないの。
これは工夫の余地がありそうですが、現状は斜めになっています。

この「斜め」の原因は、NZXT KRAKEN Z63のチューブが干渉していたり、PCI-Express 8ピンケーブルの取り回しによるものかと思います。
恐らくまっすぐにすることも不可能ではないと思うのですが、少し様子見で。

きれいに光らせたい際に必須なアイテム!

光り物のパソコンを組む時には必ず用意する(と言いつつ今回買い忘れてた)アイネックスのRLD-SPLD5FAN5 です。この商品は非常に合理的でございまして、アドレサブル RGBとPWM 4pinの分配をしてくれます。光る系のってファン多いし!
マザーボードから制御する製品であれば、このシンプルな製品がぴったりです。

裏には両面テープが張られていますので、ケースに固定もできます。

いざ、起動!コンパクトな筐体に詰め込まれた果てしないパワー

ちょっと派手派手ですが、どうでしょう。

NZXT H510 EliteにExtended ATXなX299、ASUS ROG RAMPAGE VI EXTREME ENCOREを載せまして、そこにRTX 3070を縦置きするという暴挙。
NZXT KRAKEN Z63にも画面がマザボにも画面が、そしてGIGABYTE AORUS GeForce RTX 3070 MASTER 8Gにも画面と、ロマン満載なパソコンに仕上がりました。

グラボはカッコいいですね。ずーと見ていられそうです。
写真だと保護フィルムが張られていますが、あくまで取り付けまでの傷防止を目的に張り付けられているのではないかと思いますので、剥がしてご利用いただけたらと思います。

起動時には回っていたファンも負荷がかからない間は止まるようです。

起動したタイミングではLCD EDGE VIEWに「AORUS」>「TEAM UP. FIGHT ON.」 > 「AORUS RTX 30 SERIES」という一連のスプラッシュアニメーションが表示されます。

その後、(デフォルトでは)「CHIBI TIME」が開始されます。

終わりに

企画立ち上げから半年という歳月をかけてようやく完成しました。
中々感慨深いです。デスクにおける小型なHEDTが欲しい、と一時はX299E-ITX/acとPhanteksのENTHOO EVOLV SHIFTかNZXTのNZXT H1で組む案や、今回使用したE-ATXマザボASUS ROG RAMPAGE VI EXTREME ENCORE横幅がなんと140mmという驚異のPCケース、Thermaltake Core G3を使って組むアイディア(これは真剣に検討、アメリカからわざわざ取り寄せた)がありました。

紆余曲折な企画でしたが、もう、これは成功でいいでしょう。
成功ということにしておきましょう。パンパンに詰め込まれたパソコン、そこには夢もパンパンに詰め込まれているのです。

次回は・・・

ASUS ROG RAMPAGE VI EXTREME ENCORE + i9 10940XRazer Tomahawk ATXで作る、最強パソコン!(仮題)

です!お楽しみに!

では!