Intel、Core iシリーズの「i」がリストラ ―15年ぶりの大規模ブランドアップデートとMeteor Lakeを発表

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Intel、Core iシリーズの「i」がリストラ ―15年ぶりの大規模ブランドアップデートとMeteor Lakeを発表

半導体大手のIntelが、15年ぶりとなる大規模なブランドアップデートを発表しました。このアップデートは、Intelの主力シリーズであるIntel Core、Intel Evo、およびIntel vProに新たな時代をもたらし、また近く発表される次世代のMeteor Lakeプロセッサーにも影響します。

今回の発表の概略

  • Meteor Lakeプロセッサーの発売に合わせて、Intel Core iシリーズを含む多数のブランドを変更
  • Core Ultraシリーズの発表
  • Intel 4として投入されるMeteor Lakeプロセッサーの発売

IntelのCaitlin Anderson副社長は今回の発表に際し「私たちのクライアントロードマップは、Meteor Lakeのような製品に焦点を当てて、パワーエフィシェンシー(電力効率)とAIのスケール化を優先するインテルのイノベーションと技術リーダーシップを示しています。製品戦略とより良く調和するために、最新技術と主流の製品群を明確に区別できるブランディング構造を導入します。」と述べました。

新しいブランディング: そこに「i」はない

新しいブランディングは、最新世代のクライアントプロセッサー向けに「Intel Core Ultra」、主流のクライアント向け製品群には「Intel Core」ブランドを維持しつつ、それぞれを単純化します。
また、Intelは次世代のプロセッサーから3/5/7/9という新しいプロセッサーティアリングを導入し、Evo認証デザインのブランド名を「Intel Evo Edition」に改称します。さらに、「Intel vPro Enterprise」および「Intel vPro Essentials」のデバイスラベルを新たに導入し、商用向けシステムのラインナップを強化するとしています。

「主流のクライアント向け製品群には「Intel Core」ブランドを維持しつつ」としていますが、従来の「Intel Core i」シリーズから「Intel Core」への改称で、今後はCore 3やCore 7、Core 9のように「i」が消えました。

そう考えてみるとMeteor Lakeを発表する1年前に発売が開始されたIntel Core 第11世代のエンブレムシールの前面に「Core」が大きく描かれ、プロセッサの区分を示す「i3」、「i5」と言った表記は小さくなりました。また世代に関する表記も第11世代以降は省略されていることも多くなりました。

▼ Intel Core 第11世代

▼ Intel Core 第10世代

Intel Corporation in August 2019 introduced eight 10th Gen Intel Core processors for modern laptop computing. The new mobile PC processors (formerly code-named “Comet Lake”) are tailor-made to deliver increased productivity and performance scaling for demanding, multithreaded workloads while still enabling thin-and-light laptop and 2 in 1 designs. (Credit: Intel Corporation)

また、Intel CPUのボックスに関しても同様に、Intel Core 第10世代までのパッケージは区分を示す表記がとても目立つ配置であったものが、第11世代を境に小さくなりました。

このブランド戦略の変更はどの時点で決定されたかは定かではないものの、急な変更は市場への混乱を生むという判断で、「Core」を前面に打ち出す戦略へ転換していた可能性は十分に考えられると思います。

▼ 歴代のIntel Core i7のボックス

Meteor Lake: インテルの未来を定義する

Meteor Lakeは2021年に発表された、新しいIntel 4プロセスノード(4nm)で製造される最初のコンシューマ向けのプロセッサです。これにより効率的なチップ製造と最先端のパフォーマンスが可能になります。

さらに、Meteor LakeはインテルのFoverosという先進的な3Dパッケージング技術によって初めて有効化されたクライアントチップレット設計を採用しています。これは、パワーエフィシェンシーとグラフィックス性能の向上を実現します。その結果、エネルギー消費を抑えつつ、高度なタスクに対応できる製品が実現します。

そして、Meteor LakeにはIntelとしては初めてとなる専用のAIエンジン、「Intel AI Boost」を搭載しています。。このAIエンジンは、AIアプリケーションや機能のパフォーマンスを向上させ、今後ますます一般的になるであろうAI関連の処理を支援します。

Intelは、2017年に競合他社である半導体大手AMDから発売されたAMD Ryzenに苦しめられた過去があります。さらに、現在はAppleから2020年に発表、発売されたApple SiliconのパワーエフィシェンシーとNeural EngineなどにIntel含む多くの半導体メーカがその対応に追われています。

その中でIntelはIntel Core 第12世代(Alder Lake)ではPコアとEコアの2種類のコアを搭載し、パワーエフィシェンシーを改善しました。この新しく登場するMeteor LakeではAIエンジン、Intel AI Boostを搭載し、Apple Siliconに迎え撃つ格好になります。

Meteor Lakeの発表は、Intelがその技術的進歩とブランドの強化に一層力を注いでいることを示しています。これにより、クライアントデバイス市場におけるインテルのリーダーシップが更に強化され、消費者はインテルのパートナーエコシステムから最適な製品を見つけやすくなると期待されます。

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