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Apple、ファインウーブンアクセサリーの生産停止か 登場から1年での廃止

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Apple、ファインウーブンアクセサリーの生産停止か 登場から1年での廃止

Appleが環境に優しい代替素材として推進してきたファインウーブン(FineWoven)アクセサリーの生産を停止したことが、情報筋からのリークにより明らかになりました。この情報は、Apple製品に関するリーカーとして有名なKosutami 氏によるものです。

FineWoven素材の特徴と問題点

FineWovenは、68%がサイクルポリエステルから作られた「豪華で耐久性のあるマイクロツイル」としてアップルによって紹介されました。この新素材は、iPhoneケース、MagSafeウォレット、AirTagキーリング、Apple Watchバンドなど、同社のプレミアムアクセサリーに使用されていました。各製品は環境への配慮を前面に出しつつ、デザインにも配慮した製品でした。

しかし、製品の耐久性と品質に対する顧客からの評価は芳しくありませんでした。特に、品質が悪く、製品の耐久性についても問題が報告されていました。

生産停止の背景

Kosutami 氏によると、AppleはFineWovenの生産をすでに停止しており、将来的には別の皮以外の素材への移行を検討しているとのことです。Appleが昨年9月に革製アクセサリーの販売を終了し、FineWovenに切り替えた背景には、より環境に優しい製品を市場に提供するという狙いがありましたが、新素材への移行は一筋縄ではいかないようです。

今回ばかりは「革新的な計画」さえ疑ってしまう

Appleにとっては苦渋の選択だったか

Appleこれまでもデザインを意識しつつも環境保護に積極的な姿勢を示しており、「カーボンニュートラル」の一環としてファインウーブンアクセサリーが投入されただけに、この判断はAppleとしても苦渋の選択であったと推測できます。

今回の生産停止がAppleの「プレミアム」アクセサリー戦略にどのような影響を与えるかは今後の展開を見守る必要がありますが、ファインウーブンの製品ページには「設計と製造の工程を通じて何千時間にもわたるテストを実施しました。」とあるだけに、Appleの「テスト」自体にも疑問が生まれるかもしれません。