OpenCore Legacy Patcherで別のMac向けのブータブルメディアを作成する

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OpenCore Legacy Patcherで別のMac向けのブータブルメディアを作成する

この記事では、macOS をインストールするMacとは別のMacを使用してブータブルメディアを作成する際に必要な作業についてまとめました。

改訂版記事のご案内

OpenCore Legacy Patcher v0.6.6以降の新UIに伴い、あのかぼでは改訂版の記事をご用意いたしました。
0.6.6以降をご利用の方は、ぜひ改訂版の記事を参考に作業をなさってください。

この記事の操作が必要な状況

例えばMacBook Pro (13-inch, Mid 2012)に対し、macOS OS Venturaをインストールを予定しているものの、macOS VenturaのブータブルメディアはMac mini (2018)で作業する、というようなOSを実際にインストールするMacと、準備をするMacが違うといった場合にはこの操作が必要です。

ここでは便宜上、「OpenCore Legacy Patcherを使用してmacOS をインストールしたいMac」のことを「macOS をインストールしたいMac」を表記します。
また、「ブータブルメディアなどを作成するMac」については「作業用のMac」と表記します。

Macの「機種 ID」を調べる

まず「macOS をインストールしたいMac」の「機種 ID」を調べます。

「macOS をインストールしたいMac」でターミナルを開きます。

ターミナルが開いたら下記のコマンドを入力しreturn (Enter)キーを押下します。

system_profiler SPHardwareDataType | grep 'Model Identifier'

この時、「Model Identifier: 」の横に出力された文字列が「機種 ID」になります。

OpenCore Legacy Patcherで「機種 ID」を指定する

(※ OpenCore Legacy Patcher 0.6.6 以降ではUI(画面レイアウト)が変更されました。詳しくはこちら)

OpenCore Legacy Patcherに対して、先ほど調べた「機種 ID」を指定します。

▼ まずは、OpenCore Legacy Patcherを開き、「Settings」というボタンをクリックします。

▼ 赤枠で囲ったリストボックスをクリックします。

▼ リストの中から先ほど調べた「機種 ID」を探し、クリックします。

▼ 先ほど調べた機種 IDに変わっていることを確認して、「Return to Main Menu」というボタンをクリックします。

▼ OpenCore Legacy Patcherのメインメニューに戻ったら「Model」の横が先ほど指定した機種 IDに変わっていることを確認します。
これで作業完了です。

まとめ

ここまで、特定の機種 IDを指定する方法についてみてきました。
別のMac向けのブータブルメディアを作成するためには必須の作業になりますので、作業に当たる前によく確認しておくとよいでしょう。

お疲れさまでした!

引き続き楽しいMacライフを!

弊ブログ(あのかぼ)含む、Kabocy Mediasグループ内では、引き続きmacOS VenturaOpenCore Legacy Patcherの最新情報をお届けいたします。

2023.08.30 改訂版「【0.6.6対応版】OpenCore Legacy Patcherで別のMac向けのブータブルメディアを作成する」へのリンクと、「【0.6.6対応版】古いMacも新しいmacOSで蘇る!OpenCore Legacy Patcherの特徴と使い方(メディア作成編)」へのリンクを追加しました。
2023.05.26 「OpenCore Legacy Patcher 0.6.6 以降の新UI」について追記しました。
2023.01.16 記事内のリンクを追加しました。
2023.01.16 タグ「OpenCore Legacy Patcher Tips」を追加しました。
2023.01.16 記事内のリンクを修正しました。(3件)
2023.01.16 記事のカテゴリーを「Tips」から「Mac」へ変更しました。