こんにちは。
ご無沙汰しております。
今日はThinkPad E480のメモリの増設の方法を見ていきたいと思います。
なお、E480はメモリのほか、M.2 SSDや2.5inchのストレージ増設/換装、Wi-Fiモジュールの交換などが比較的、簡単に行えます。
なお、ThinkPad E480のCPUの交換についてはBGA実装されているため、容易なアップグレードはできません。
用意するもの
- E-Value 精密ドライバーセット
- 増設したい容量のメモリ(16GB, 8GB×2) (32GB, 16GB×2)
- へら (使わなくなったポイントカードでも)
なお、パソコンに取り付けられているストレージのデータを新しいSSDにクローンする方法はこちらの記事をご覧ください。
さて、実際に作業を見ていきましょう。
ThinkPad E480を分解する
作業の前にThinkPad E480を正しくシャットダウンします。
ThinkPad E480をひっくり返し、丸を付けた全てのねじを取ります。
ThinkPad E480の隅にへらを差し込み、ゆっくりとツメを外していきます。
ここで力をかけすぎると、ツメが折れたり、パーツに損傷を与えるほか、けがをする場合もありますので、慎重に行きましょう。
全てのツメが外れるとボトムカバーが本体から外れます。
お疲れさまでした。分解完了です。
ThinkPad E480のボトムカバーを開けると、メモリ、M.2 SSD、2.5inch(7mm厚)SATAストレージ、Wi-Fiカード、バッテリーなどにアクセスできます。
ThinkPad E480からメモリを取り外す
ThinkPad E480からメモリを取り外します。
ロックアームをそれぞれ外側へ動かします。
すると、DIMMがおよそ30度移動(立ち上がる)しますので、ゆっくりとマザーボードから抜き取ります。
次にThinkPad E480にメモリを取り付けていきます。
ThinkPad E480に新しいメモリを挿入する
ここで利用したのはSamsung製の16GB(8GB×2枚)(おすすめはクルーシャルの8GB×2)でしたが、32GBの取り付けも可能です。また、メーカの最大容量をオーバーしていますが、64GBでも動作するよう(当ブログでは未検証ですが)です。
新しいメモリをスロットに差し込み、ロックアームに固定されるまでメモリを押し下げます。
注) メモリには向きがあります。スロットのノッチの位置を確認して挿入してください。
カチッとなれば大丈夫です。
おまけ
メモリ以外のパーツの取り付け方も見ていきましょう。
m.2 SSDの換装
ThinkPad E480のm.2 SSDは高速なPCIe接続、NVMeインターフェイスに対応しています。
換装可能なSSDは CT500P2SSD8 (500GB) や CT1000P2SSD8 (1TB) あたりになるでしょう。
取り外しは、赤丸で囲ったねじを外し、立ち上がったSSDを静かに取り外します。
Wi-Fiモジュールの取り外し
Wi-Fiモジュールを交換する機会は少ないかと思いますが、Wi-Fiモジュールの故障やThinkPad E480でHacintoshをしたい場合にBCM94352Z へ換装する際に参考になれば幸いです。
ThinkPad E480からWi-Fiモジュールを取り外す際は、赤く囲ったアンテナをへらで取り外し、赤丸で囲ったねじを取り、立ち上がったWi-Fiモジュールをコネクタから抜き取ります。
ご閲覧ありがとうございました。
では!
2022.08.06 本文中に謎な言葉が紛れていたため修正しました。
2022.08.03 元のストレージのデータをクローンする方法をまとめた記事へのリンクを追加しました。
2022.02.10 アクセシビリティの改善とタグの追加を行いました。