Appleは2025年6月9日(現地時間)にWWDC25内で発表したmacOS Tahoe 26がIntel Macをサポートする最後のバージョンになると発表しました。
これはAppleの「Platforms State of Union」で明らかにされたもので、Intel CPUを搭載したMac向けにコンパイルされたアプリケーションをApple Siliconを搭載したMacで動作するようにする「Rosetta 2」についてもmacOS Tahoe 26の次のmacOS 27以降に機能が縮小されることが明らかになりました。
MacにIntel CPUを搭載することを発表したのは2005年に行われた「WWDC 2005」で、2006年モデルからIntel CPUを搭載したMacの発売が開始されました。これで20年の歴史に幕が下りることになります。

なお、この決定により来年発表されることが予想される「macOS 27」以降はApple Mシリーズなど、Apple Silicon専用のOSとなりますが、Intel Macについても「macOS Tahoe 26」のサポートは今後3年間続くとしており、この間はセキュリティアップデートが受けられるとしています。

Intel Mac向けに作成されたアプリケーションをApple Siliconを搭載したMacで動かすためのトランスレーションレイヤーである「Rosetta 2」に関してもAppleはWebで公開しているドキュメント内で機能の縮小を行うと発表しました。
Important
macOS Tahoe will be the last release for Intel-based Mac computers. Those systems will continue to receive security updates for 3 years.
Rosetta was designed to make the transition to Apple silicon easier, and we plan to make it available for the next two major macOS releases – through macOS 27 – as a general-purpose tool for Intel apps to help developers complete the migration of their apps. Beyond this timeframe, we will keep a subset of Rosetta functionality aimed at supporting older unmaintained gaming titles, that rely on Intel-based frameworks.
About the Rosetta translation environment
重要
macOS Tahoeは、IntelベースのMacコンピュータ向けの最後のリリースとなります。これらのシステムは、今後3年間セキュリティアップデートの提供を受け続けることになります。
RosettaはApple Siliconへの移行を容易にするために設計されており、今後2つのmacOSメジャーリリース(macOS 27まで)で、Intelアプリ向けの汎用ツールとして提供し、開発者がアプリの移行を完了できるよう支援する予定です。この期間終了後も、Intelベースのフレームワークを利用する、メンテナンスされていない古いゲームタイトルのサポートを目的としたRosetta機能のサブセットは維持されます。
About the Rosetta translation environmentを抄訳 太字は筆者が行ったもの

AppleはRosetta 2について「RosettaはApple Siliconへの移行を容易にするために設計」と、あくまでも恒久的な機能でないことを強調しながら、macOS 27までは汎用ツールとして提供を続け、期間終了後はメンテナンスされていない古いゲームタイトルのサポートを目的としたRosetta機能のサブセットは維持されると機能が縮小されることが明らかになりました。
Intel Macを利用しているユーザにとって難しいタイミングですが、弊グループサイトでは、引き続き「Intel Mac」の活用について検討し、紹介していきます。
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