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Windows 98のインストールが15秒で完了!?Windows 9x QuickInstall v1.0.0リリース NVMe/UEFIまわりも強化

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Windows 98のインストールが15秒で完了!?Windows 9x QuickInstall v1.0.0リリース NVMe/UEFIまわりも強化

Windows 98/98SE/MEのセットアップを置き換え、事前構築済みのOSイメージを高速展開する「Windows 9x QuickInstall」がv1.0.0をリリースしました。
ブートローダの改善やインストーラの大改修に加え、NVMeをインストール先として扱えるようになるなど、レトロ環境だけでなく“現代寄りの”構成にも踏み込んだアップデートとなっている。

Windows 9x QuickInstallは、Windows 9x(主に98SE/ME)の純正セットアップではなく、すでに構築済みのWindows環境(パッチやドライバ、ソフト入り)を「インストールイメージ」として再利用し、短時間で導入するためのフレームワーク/インストーラ。
READMEでは「純正のセットアップ環境を置き換え、最適化された高速インストールを提供する」ことをうたう。

仕組みはシンプルで、Linuxベースの専用インストール環境でパーティション作成やフォーマットを行い、独自のフラット形式(MercyPak)で“シークを避けて順次読み取り→一気に書き戻す”ことで速度を稼ぐ。USB起動に対応しないマシンでも、起動フロッピー経由でUSB上のデータを使える、といった運用も想定されています。

参考> Windows 9x QuickInstall (GitHub)

v1.0.0の位置づけは?まだ「Beta」扱い

GitHubのReleasesではv1.0.0が“Latest”として公開されており、リリース本文冒頭でも“v1.0.0 is here!”として変更点を列挙している。
一方で外部コミュニティ側では、作者がこのリリースを“BETA”として扱っている旨が紹介されており、慎重に試したい。

Windows 9x QuickInstall v1.0.0 注目ポイント

1) ブートローダ改善!起動の相性と待ち時間にメス

  • フロッピー/CDブートローダが一度に読むセクタ数を増やし、「バギーなBIOS」での起動を高速化
  • DMA無効化オプションを追加(特定IDE/SCSI/SATAやドライブの回避策)
  • 起動時の進捗バー追加

2) リファレンスイメージ刷新!パッチ・ツールの統合が進む

v1.0.0では、98SE/MEの参照イメージに多数の更新(QFE類やタイムゾーン更新など)を追加。加えて、7-Zipがデフォルト導入となり、Lite系イメージでもDirectX 9.0cを正しく導入できるようにするなど、実用性の底上げが目立つ。
さらに、レジストリをリセットして再検出を促す「NUKE.BAT」(実験的)や、extrasフォルダの整理、700MB CD-Rに収まるよう再調整した点もトピックだ。

3) インストーラ大改修!NVMeが“インストール先”に

インストーラは「mostly rewritten(ほぼ書き直し)」とされ、NVMeディスクの認識と扱いが改善。NVMeが正しく認識され、インストール先として選べることが明記されている。
加えて、インストール設定を単一メニューに統合、進捗表示の改善、読み取りエラー処理強化など、運用時に効く改善が並ぶ。
ディスク周りでは「非MBR(例:GPT)を拒否/必要ならMBR化を促す」といったガードも入っている。

4) ドライバ周りもすごい!NVMe/USB2スタックの扱い強化

ドライバ面では、ベースライブラリにNVMeストレージドライバ追加、さらにSweetLowのUSB2.0スタックが“base”へ昇格したことが目玉。
ネットワークカード向けの追加・更新も多く、現場での“刺さる率”を上げに来ている印象だ。

5) “現代寄り”への踏み込み:UEFI起動、GPT/LBA64ヘルパなど

一般変更点として、ドライバライブラリ解析コードの刷新(オープンソース化、WINE不要化)、ディレクトリではなくディスクイメージ基盤での作成、UEFI向けにUSBイメージを直接起動できるEFIカーネル追加、そしてGPTディスク/LBA64ヘルパ(実験的)の統合などが挙げられている。