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OpenCore Legacy Patcher、macOS Tahoe向けの開発継続も、新規寄付停止の訳とは?開発者離脱に加えApple Siliconも悩みの種?

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OpenCore Legacy Patcher、macOS Tahoe向けの開発継続も、新規寄付停止の訳とは?開発者離脱に加えApple Siliconも悩みの種?

OpenCore Legacy Patcher(OCLP)プロジェクトは3月22日、Open Collectiveで新規寄付の受付を停止すると発表しました。既存の定期寄付はキャンセルし、直近30日以内の寄付は返金するとしています。発表は寄付受付の停止に関するもので、OCLP自体の終了を告知したものではありません。

OpenCore Legacy Patcherのメインメニュー。メインメニューにはOpenCore Legacy Patcher 2.4.1と記載されており、その下にはターゲットモデルであるMacmini7,1との表記がある。

OpenCore Legacy Patcherの開発続くも、寄付は終了へ

寄付の停止の理由として挙げたのは、macOS Tahoe以降の見通しの不透明さ。OCLPは、AppleがOCLPの共同創設者であるDhinak G氏は、WWDC25でmacOS TahoeをIntel Mac向け最後のリリースとしたことを踏まえ、macOS Tahoe後のプロジェクトの将来が読みにくくなったと説明しました。
そのうえで、今後Apple Silicon搭載Macが近いうちにサポート対象外になるのか、さらに対象外になった場合にパッチャー開発が成立するのか分からないとして、新規寄付の停止を決めたとしています。

つまり、Intel Mac向け支援の先にOCLPが取り組む対象があるのか、その対象に対して現実にOpenCore Legacy Patcherを作れるのかが見通せない、という判断ともとれます。寄付停止の背景には、Apple Silicon時代に入った後の継続可能性への迷いがにじむ。

開発者離脱もOpenCore Legacy Patcherの開発に大きな影響を

同時に、足元の開発体制も変化している。OCLPは同発表で、複数の開発者がチームを離れたことで開発の進行が大幅に遅くなったと説明しました。

macOS Tahoe対応そのものは続けているものの、macOS Tahoe向けアップデートは約束できないとしている。
寄付停止は、開発中止の宣言というより、開発体制の縮小と将来の不透明さが重なる中で、新たな資金を募り続ける前提を見直した動きと位置付けられます。

macOS Tahoe対応を巡っては、GitHub上で2025年6月に公開された整理で、T2搭載機の起動問題、iMac19系の音声、Fusion Drive、FileVault、グラフィックス、無線、T1、USBなど複数の課題が列挙されていました。
当時はv3.0.0の見通しにも触れていましたが、今回の発表では更新時期や内容の確約を避けています。

Open Collectiveでの発表はどんな内容だったのか?

Hello everyone,

In June 2025, Apple announced at WWDC25 that macOS Tahoe would be the last release for Intel Macs. Since then, we have known that Tahoe would be the last frontier for the legacy Macs that we have been supporting since Big Sur.

Since the project’s future after Tahoe is uncertain, as we do not know if any Apple silicon Macs will become unsupported anytime soon, and if they are, whether developing a patcher is feasible, we have decided to stop taking new donations and cancel any recurring donations at this time. We will also refund any donations made in the last 30 days (the most our platform allows us to do).

We are still working on Tahoe support, but with multiple developers having left the team, development progress has become much slower and more perilous than before. Please remember that OpenCore Legacy Patcher is a hobby project developed by volunteers in their spare time, and our daily lives come first. We are trying our best, but Tahoe has brought significant changes (especially with recent updates), and with fewer developers and less time, we cannot commit to an OCLP update for Tahoe.

Thank you,
The OpenCore Legacy Patcher team

皆さん、こんにちは。

2025年6月、AppleはWWDC25で、macOS TahoeがIntel Mac向けの最後のリリースになると発表しました。それ以来、Big Sur以来私たちがサポートしてきた旧型Macにとって、Tahoeが最後の到達点になることは分かっていました。

Tahoe以降のプロジェクトの将来は不透明です。というのも、Appleシリコン搭載Macのうち、近いうちにサポート対象外になる機種が出てくるのかどうか分からず、仮にそうなったとしても、パッチャーの開発が現実的に可能かどうかも分からないためです。そのため、現時点で新規の寄付受付を停止し、定期的な寄付もすべてキャンセルすることにしました。あわせて、過去30日以内にいただいた寄付については返金します(これは利用しているプラットフォーム上で可能な最大範囲です)。

私たちは現在もTahoe対応に取り組んでいますが、複数の開発者がチームを離れたことで、開発の進行は以前よりかなり遅くなり、先行きも不安定になっています。OpenCore Legacy Patcherは、ボランティアが空き時間に開発している趣味のプロジェクトであり、私たちには日々の生活がまず優先されることを忘れないでください。私たちなりに最善を尽くしていますが、Tahoeでは大きな変更が入っており(特に最近のアップデートで顕著です)、開発者も減り、使える時間も限られているため、Tahoe向けのOCLPアップデートを約束することはできません。

ありがとうございます。
OpenCore Legacy Patcherチーム

Open Collectiveより (抄訳はKabocy)

とはいえ、従来のペーストは言えないものの、OpenCore Legacy Patcherの開発は進められています。
Intel Mac最後のメジャーアップデートとなったmacOS Tahoe。
これが非サポートのモデルにインストールできるようになるのか?
OpenCore Legacy Patcherの懸命な開発が続けられています。