先般、一般には提供されなかったWindows 11の最初期頃のプレリリースビルド、バージョン 21380が公開されました。
その中でこのビルド内に不思議な壁紙が含まれていたことが話題になっています。

Windows 11の最初期頃のプレリリースビルド 21380にはWindows 10の壁紙がベースの別のバージョンが含まれていました。この壁紙は2015年にMicrosoftがWindows 10のデフォルトの壁紙として導入した「Hero」という壁紙の別バージョンで、薄暗くしたような雰囲気が特徴です。

この壁紙の背後にある意図は不明ですが、Xeno 氏(@XenoPanther)はWindows 10時代の終わりと新たなWindows 11時代の始まりを象徴しているかもしれないと指摘しています。

• Windows 10 10240 (2015年～): 照明班が照明をつけ始めたのでHeroは暗い
• Windows 10 1904x (2020年～): Windows 10が全盛期を迎え、Heroは完全に明るくなる
• Windows 11 21380 (2021年): 照明班がWindows 10終了の合図として照明を消し始めると、Heroは暗くなる

確かにMicrosoftはベータ版や社内向けのビルドであっても同梱する壁紙に遊び心やメッセージが込められていることは過去にもあり、そう考えるとこの壁紙についてもそんなメッセージが込められていても何ら不思議はありません。

なお、Microsoft は、Windows 10 のサポート終了時期を「2025年10月14日」と発表しており、その時が近づいています。