Microsoftは、Windows 11 22H2において、タスクマネージャーをFluent DesignとWinUIを使用した新しいUIに刷新しました。モダンなデザインと新しい機能は歓迎できるものの、新しいタスクマネージャーのUIが直感的でなく、使いづらいという声も上がっています。

実はこの定評のあった「古い」タスクマネージャーはWindows 11 22H2以降にも残っており、使用することができるとWindows Latestが伝えています。この記事では古いバージョンのタスク マネージャーの隠し場所を紹介します。
目次
- Windows 11では要件も機能もデザインも刷新
- 古いバージョンのタスクマネージャーの隠し場所
- 古いバージョンのタスクマネージャーを使い続けたい
- 新旧のタスクマネージャーの違いとは
- 古いタスクマネージャーを使う際の注意点
- まとめ
Windows 11では要件も機能もデザインも刷新
Windows 11の登場で、今までデザイン的に大きな変更がなかった部分にも大規模なメスが入り、数多くの新機能と共にデザインの刷新がありました。歓迎の声も聞かれるものの、ChromeOSのようなデザインになったタスクバーやコンテキストメニューのデザインの変更などは必ずしも歓迎されるものではありませんでした。
Microsoftは過去にもUIの刷新を試みており、特に2012年にリリースされたWindows 8ではWindows 7と比較してUIやシステム要件に大きな変更を加えました。Microsoftは大きな変更を加えながら市場に対してWindowsのモダンなイメージを確立しようとしているようにも思います。

Windows 11ではWindows 10と比較してTPM 2.0、Secure Bootの必須化などの大きな変更が加わりました。さらに操作性に関する変更も多数盛り込まれ、魅力的なOSになった反面、使いづらく感じられるというユーザも多いでしょう。
古いバージョンのタスクマネージャーの隠し場所
Windows 11では22H2で、「タスク マネージャー」も刷新しました。
Windows 11 22H2以降で利用できるタスクマネージャーはダーク モードをサポートしているなどのメリットもありますが、Microsoft Edgeで使用できる「垂直タブバー」のようなデザインに変更されるなど、従来のような直感的な古いタブのUIの方が使いやすいという方もいらっしゃるでしょう。
新旧のタスクマネージャーの違いは「新旧のタスクマネージャーの違いとは」で紹介するとして、ここではWindows 11で隠されている従来のバージョンのタスクマネージャーを開く方法を紹介します。
まずは「エクスプローラー」または「ファイル名を指定して実行」を開きます。
エクスプローラーを使用して古いタスクマネージャーを開く場合
まずは、タスクバーなどから「エクスプローラー」(Explorer)を選択するか、Windows キー + E キーを押してエクスプローラーを立ち上げます。

▼ エクスプローラーのアドレス バーを選択します。

▼ そしてアドレスバーに次のパスを貼り付けてEnter キーを押します。
C:\Windows\SysWOW64\Taskmgr.exe

▼ これで古いバージョンのタスクマネージャーが起動します。

「ファイル名を指定して実行」から古いタスクマネージャーを開く場合
「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスから古いタスクマネージャーを開くには以下の操作を行います。
▼ タスクバーにある[スタート ボタン]を右クリックするか、Windows キー + R キーを押します。

▼ そして、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

▼ そしてテキストボックスに次のパスを貼り付けてEnter キーを押します。
C:\Windows\SysWOW64\Taskmgr.exe

▼ パスを貼り付けたら、Enter キーまたは「OK」ボタンをクリックします。

この方法の他にもコマンドプロンプトなどからも古いバージョンのタスク マネージャーを立ち上げることができます。
ここまでWindows 11で古いバージョンのタスクマネージャーを立ち上げる方法についてみてきました。
次のページではこの古いタスクマネージャーを常用できるよう、ショートカットを作成する方法について紹介したり、古いバージョンのタスクマネージャーを使用する際の注意点を紹介します。