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Microsoft、Windows Server 2022のKB5035857による再起動問題を修正するKB5037422を緊急リリース

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Microsoft、Windows Server 2022のKB5035857による再起動問題を修正するKB5037422を緊急リリース

MicrosoftはWindows Serverの安定性を脅かす重大な問題に対処するため、緊急のセキュリティパッチKB5037422をリリースしました。この問題は、特定のWindows Serverバージョンにおいて、サーバが予期せぬタイミングでクラッシュする原因となっていました。

突然の再起動を引き起こす深刻なメモリリーク

問題の発端は、2024年3月12日(現地時間) にリリースされたセキュリティアップデートKB5035857でした。この更新は、Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、およびWindows Server 2012 R2を含む複数のWindows Serverバージョンに適用されました。Microsoftによると、このアップデートはLSASSのメモリリークを引き起こし、ドメインコントローラーの性能に深刻な影響を及ぼす可能性があるとしました。

具体的にはドメインコントローラーがKerberos認証リクエストを処理する際に、Local Security Authority Subsystem Service (LSASS) がメモリリークを起こすという問題を引き起こすというのです。この問題は、サーバが予期せぬタイミングでクラッシュし、自動的に再起動する原因となりました。

Microsoft はこのトラブルに対して…

Microsoftはこの問題の重大性を認識し、速やかに原因を特定。そして影響を受ける全てのWindows Serverユーザーに向けて、KB5037422という緊急のアウトオブバンドパッチ(Out-of-Band)をリリースしました。この更新プログラムは、メモリリークの問題を解決し、サーバの安定性を向上させることを目的としています。

しかし、このアップデートはWindows Updateからは提供されず、Microsoft Update Catalogから手動でダウンロードし、インストールする必要があります。

アップデートの適用方法

なお、この更新は自動更新を通じて配布されません。つまり、システム管理者はMicrosoft Update Catalogから直接KB5037422をダウンロードし、手動で適用する必要があります。Microsoftはこのパッチを「緊急」と位置付けており、影響を受ける環境では早急な適用を推奨しています。

KB5037422は累積アップデートで、以前のアップデートを適用していないシステムにも直接インストールすることが可能です。アップデートの適用方法に関する詳細は、Microsoft Update CatalogやWindows Server Update Services (WSUS)、Configuration Managerのドキュメントに記載されています。

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