遂にOpenAIから「ChatGPT」の公式アプリがリリースされました。
リリース当初はiOSのみをサポートしていましたが、今回iPadOSもサポートし、今までよりもシームレスにChatGPTを使用できます。
なお現在はiOS/iPadOSのみで利用可能ですが、Android版もリリースが予告されています。
本稿ではこのiOS/iPadOS向けのChatGPTアプリのダウンロード方法と、ChatGPTを始める方法について紹介します。
この記事では、まずはアプリのダウンロード方法から始めて、次にOpenAIアカウントの作成方法までを詳しく解説します。手順に沿って進めれば、短時間でOpenAIのChatGPTを手元のAppleデバイスで楽しむことできます。
目次
ChatGPTとは?
ChatGPTは2015年12月にサム・アルトマン (Sam Altman)氏、イーロン・マスク (Elon Musk)氏などによって創立されたOpenAIが開発した大型の言語モデルです。
ChatGPTには同社が開発した「GPT-3」 (Generative Pretrained Transformer-3)に改良を加えた「GPT-3.5」シリーズが使用されており、日常で使用する自然言語での問いかけに対して違和感のない応対が可能になっています。
現在、英語の他、日本語やフランス語など多くの言語でもサポートされています。ただし、日本語のサポートは英語に比べて限定的であり、品質や精度には制約があります。OpenAIは、将来的により多くの言語に対するサポートを向上させるための研究と開発を行っています。
GPT-3.5シリーズは、自然言語処理のタスクにおいて高度な表現力と応答能力を持つことが特徴です。それにより、ユーザーの質問や要求に対してより具体的かつ綿密な回答を生成することが可能です。ただし、モデルの回答はあくまで情報源からの学習データに基づいて生成されたものであり、正確性や完全性には注意が必要です。
OpenAIは、ChatGPTの利用にあたっては倫理的な使用を奨励しており、誤情報の拡散や悪意ある行為を防ぐための取り組みを行っています。
ChatGPT公式アプリをダウンロードする
iOS、iPadOS用のOpenAI公式ChatGPTアプリの入手はApp Storeから行います。
▼ まずはインストールを行いたいAppleデバイスでApp Storeを開き、画面右下にある「検索」をタップします。
▼ そして、検索ボックスに「ChatGPT」と入力し、検索します。
▼ すると入手可能なアプリが一覧で表示されます。
この中から、OpenAIが公開している「ChatGPT」を見つけ、タップします。
OpenAIが開発しているものと確認ができたら「入手」ボタンをタップします。
▼ FaceIDやTouch IDなど、生体認証をAppleデバイスに登録している場合には指示通りに操作を行い、ダウンロードを開始します。
▼ この操作が無事に完了すると、ChatGPTのアプリがデバイスにインストールされます。
iOSアプリからChatGPTの登録を行う方法
ChatGPTを利用するにはOpenAI アカウントを取得する必要があります。
以下の手順によりOpenAI アカウントを作成できます。
ChatGPTのアプリを開く
まずはインストールしたChatGPTのアプリを開きます。
▼ 初めてChatGPTを使用する方は「Sign up with email」や「Continue with Apple」などを選択します。
メールアドレスを入力する
▼ 「Sign up with email」を選択するとWebビューが立ち上がり画面が切り替わります。
「Email address」とあるテキストボックスに対し、現在利用しているメールアドレスを入力します。
メールアドレスの入力ができたら、メールアドレスを確認し「Continue」をタップします。
パスワードを設定する
▼ メールアドレスの入力が完了したら続いて、OpenAI アカウントに設定するパスワードを入力します。
赤枠で囲った部分に希望する8文字以上のパスワードを入力してください。
▼ 入力が完了したら「Continue」をタップします。
自動返信メールを確認する
▼ 「Verify your email」と表示されたら、先ほど入力したメールアドレスの受信ボックスを確認してください。
▼ OpenAIから届いた「OpenAI – Verify your email」といった件名のメッセージを開きます。
▼ メッセージが開けたら「Verify email address」をクリックします。
名前を入力する
▼ 画面が切り替わったら氏名を入力します。
そして、続けて生年月日を入力し、「Continue」をタップします。
電話番号を入力する
続いて電話番号を入力します。
▼ 赤枠で囲われた部分にお使いの電話番号を入力します。
この後、入力した電話番号に対してSMSが送信されます。固定電話ではなくSMSが受信できる電話番号を入力してください。
▼ 電話番号の入力ができたら、「Continue」をクリックします。
認証コードを確認し、入力する
▼ ここまでの操作が正常に行われると先ほど入力した電話番号に対してOpenAIからSMSが送られてきます。認証コードを確認し控えます。
▼ SMSに記載された認証コードを赤枠のテキストボックスに入力します。
登録完了
これで登録が完了しました。
▼初回ログイン時には次のような画面が表示されますので、確認したら「Continue」をクリックします。
▼ これでChatGPTを使い始めることができます。
登録作業、お疲れさまでした。
まとめ
ここまで新しくリリースされたiOS/iPadOS向けの公式ChatGPTアプリのダウンロード方法と、アプリを使用してChatGPTの登録を行う方法についてみてきました。
この方法で作成したOpenAIアカウントを使用して、パソコンからでもChatGPTを使用することができます。
やや煩雑な登録作業でしたが、無事に登録できたと思います。
次回は、このアプリの使い方やおすすめの設定などを紹介できたらと思います。
お楽しみに!
▼ ChatGPTより多機能で10倍早いと噂の「Easy-Peasy.AI」の登録方法と使い方は次の記事をご覧ください。
AI 2041 人工知能が変える20年後の未来 (文春e-book)
2023.06.19 ChatGPTの注意文を加筆しました。