先日、OpenAIが開発したChatGPTの始め方と使い方について紹介しましたが、今回は「ChatGPTよりも10倍速いレスポンス」と「画像生成」や「文字起こし」が特徴の「Easy-Peasy.AI」の登録方法と使い方について紹介します。
ChatGPTは大変に優秀でチャット機能であれば、Easy-Peasy.AIよりも優れているように感じましたが、確かに応答速度はとても早くて驚きました。
ChatGPTへの登録と利用方法については以下の記事をご覧ください。
目次
Easy-Peasy.AIとは?
Easy-Peasy.AIはChatGPTと同じOpenAIが開発した「GPT-3.5」シリーズが使用されているとされ、自然言語による柔軟な対話が可能です。
ただし、Easy-Peasy.AIはChatGPTよりも高速な応答で、ユーザからの入力に対してあっという間に答えてくれます。さらに、AI画像を出力する機能や、音声からの文字起こし、用途に合わせた80を超えるテンプレート等、魅力的な機能が詰まったサービスです。
執筆時点(2023年1月26日)では「ベータ版」とされ、このベータ期間中は無料で利用できます。
Easy-Peasy.AIへの登録方法
Easy-Peasy.AIを利用する前には登録が必要です。
以下の手順によりEasy-Peasy.AIのアカウントが取得できます。
Easy-Peasy.AIの登録ページにアクセスする
▼ まずは、Easy-Peasy.AIの公式ページにアクセスし、赤枠で囲った「Sign up for free」というボタンをクリックします。

メールアドレスとパスワードを入力する
▼ 続いて、Easy-Peasy.AIの登録に使用するメールアドレスとパスワードを入力します。

▼ 入力が完了したら、「Sign up」をクリックします。

自動返信メールを確認する
▼ ここまでの作業が完了したら、先ほど入力したメールアドレスの受信ボックスを確認し、「Confirm Your Signup」という件名のメッセージを選択し、「Confirm your mail」をクリックします。

登録完了
これで登録が完了しました。
OpenAIアカウントを作成するよりも簡単な手順で作成することができました。

Easy-Peasy.AIの使い方
登録が出来たところで、Easy-Peasy.AIを実際に使ってみたいと思います。
チャット機能
ChatGPTより10倍速いというチャット機能から見ていきます。
▼ PCから操作を行っている場合には、左側にあるサイドバーから「Chat」をクリックします。

▼ そして、赤枠で囲った部分に質問や指示を入力します。

▼ 入力が終わったら、Enter キーまたは紙飛行機のマークをクリックします。

▼ すると、Easy-Peasy.AIが質問に対して答えを提示してくれます。

▼ 答えが返ってきました。
たしかに、ChatGPTよりも随分と速いです。

AI画像
続いてEasy-Peasy.AIを使用してイラストを出力してみましょう。
▼ PCの場合、左側のサイドバーから「AI Images」をクリックします。

▼ 赤枠で囲った部分(「What image do you want to generate?」(どのような画像を生成したいですか?)とのしたにあるテキストボックス)に出力させたい画像の説明を入力します。
(ここでは「a hamster」(ハムスター)と入力してみました。)

▼ そして「Select an option」をクリックし、プルダウンメニューから希望の画風を選択します。

▼ それぞれの操作が完了したら、「Generate」をクリックします。

▼ イラストが完了するまでページを移動せずに待ちます。

▼ 画像の出力が完了しました。

▼ 左側に謎のオブジェクトがありますが、とても可愛いハムスターが出力されました。

しかし、現在のところあまり複雑な(?)指定をすると、イメージ通りのイラストは出力されないようです。
▼ 例えば「たくさんのパソコンの前に立つ猫とハムスター」(Cat and hamster standing in front of many computers)と入力して出力してみると…。

▼ 猫は確認できますが、ハムスターは?
背景にもコンピュータ感はあまりありませんし、どちらかというとゴルフ場に迷い込んでしまった猫感。

▼ 同じ文章で、画風を「Cartoon」(漫画)から「Anime」(アニメ)に変更し、再度生成してみました。

▼ 先ほどよりは随分イメージ通り…?
いえ、ハムスターの顔が猫です。雰囲気がハムスターの。

▼ そして、次に「Chick standing in front of many computers」(たくさんのコンピュータの前に佇むヒヨコ)と入力してみました。

▼ 今までで一番コンピュータ感…ん?
ヒヨコが、美しい雰囲気の女性に…。ヒヨコの部分である「Chick」を深読みして(Chickはスラングとして女性を指すことがある)女性と解釈された可能性があります。

中々楽しい機能です。
80を超えるテンプレート機能
Easy-Peasy.AIにはチャット機能やAI画像機能の他にも、特定の作業に特化したテンプレート機能があります。
一部有料プランのみで利用できるものもありますが、無料プランでも条件付きで使用が可能です。

▼ ただし、無料プランの場合にはサポートされる言語が英語のみのようで、languageから「Japanese」を選択して実行すると…。

▼ 「In Free Plan, only English is supported. Please upgrade your plan to use other languages. Thank you!」(フリープランでは、英語のみ対応しています。他の言語を使用するには、プランをアップグレードしてください。)と表示されます。

▼ ただ、日本語の文章でも英語の結果を出力させることは可能です。

▼ また、機嫌が良いとき(?)には、languageを「English」にしていても日本語で答えが返ってくることがあります。

過去のやり取りを確認する方法
Easy-Peasy.AIとの過去のチャットや成果物を見返すには「History」を使います。
▼ サイドバーから「History」を選択すると、過去のチャットが表示されます。

▼ タブを「Images」に移動するとAI imagesで出力した画像の一覧が表示されます。

この機能で、ユーザーが入力したコマンドが表示されると嬉しいのですが…。
Easy-Peasy.AIの料金
Easy-Peasy.AIは無料から使用ができますが、一部制限があります。
有料プランに移行することで、制限を解除したり緩和させたりすることが可能です。

執筆時点(2023年01月27日)でのレートでは月額650円から使用できるとのことで、前に登録と使い方について紹介したChatGPTより随分と手軽な価格です。
(ちなみにChatGPTは月額42ドル、日本円では5,500円)
Free | Basic | Starter | Pro |
---|---|---|---|
$0 | $4.99 | $8 | $18 |
1,000 ワード/月 | 10,000 ワード/月 | 25,000 ワード/月 | 100,000 ワード/月 |
80 以上のテンプレート | 80 以上のテンプレート | 80 以上のテンプレート | 80 以上のテンプレート |
AI画像3枚 | AI画像25枚 | AI画像50枚 | 100 AI 画像/月 |
コンテンツ サマライザー | コンテンツ サマライザー | コンテンツ サマライザー | コンテンツ サマライザー |
ブログ投稿のワークフロー | インスタント ブログ投稿ジェネレーター | インスタント ブログ投稿ジェネレーター | インスタント ブログ投稿ジェネレーター |
カスタムジェネレーター | カスタムジェネレーター | カスタムジェネレーター | カスタムジェネレーター |
クレジットカード不要 | ブログ投稿のワークフロー | ブログ投稿のワークフロー | ブログ投稿のワークフロー |
35 以上の言語 | 35 以上の言語 | 35 以上の言語 | |
長文エディタ | 長文エディタ | 長文エディタ | |
音声転写 | |||
API アクセス |
関連> ChatGPTとは?利用開始手順と使い方、使用の際の注意点を解説
Easy-Peasy.AIを使用する際の注意点
Easy-Peasy.AIはChatGPTと比べて高速なレスポンスやAI画像を作成できたりと多機能なサービスですが、注意点もあります。
ChatGPTにも言えることですが、内容が必ずしも正しいとは限らない点、そして、出力される結果が思い通りになるとは限らない点です。
次の結果は、「日本国内で有名なSNS」について聞いてみた結果ですが、やや答えに不安が残ります。

また、先ほどのAI画像の出力に関してもイメージとはかけ離れた結果になることがあります。
まとめ
ここまで、Easy-Peasy.AIについて紹介してきました。
日本語でのチャットの精度はChatGPTの方が上な気もしますが、確かにレスポンスの速度はとても早く、ストレスなく作業が行えました。
また登録自体もChatGPTよりも簡単にでき、電話番号認証もないため誰でも気軽に試すことができそうです。
今後も同様なサービスが沢山登場すると思いますが、ぜひ色々試してみて、自分に合うサービスを見つけていただけたらと思います。
ありがとうございました!
OpenAIが開発したChatGPTの登録方法や使い方はこちらから。