この記事ではOpenAIが開発したChatGPTの始め方と使い方、そして利用の際の注意点などをまとめました。
ChatGPTは2022年12月のサービス開始から、6日で利用者が100万ユーザーを突破したという現在話題沸騰中の対話システムです。
目次
ChatGPTとは?
ChatGPTは2015年12月にサム・アルトマン (Sam Altman)氏、イーロン・マスク (Elon Musk)氏などによって創立されたOpenAIが開発した大型の言語モデルです。
ChatGPTには同社が開発した「GPT-3」 (Generative Pretrained Transformer-3)に改良を加えた「GPT-3.5」シリーズが使用されており、日常で使用する自然言語での問いかけに対して違和感のない応対が可能になっています。
現在、英語の他、日本語や中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語をサポートしており、会話や質問が行える他、PythonやPHPなどのコードを出力させることも可能です。
執筆時点(2023年1月21日)では「リサーチ プレビュー」(Research Preview)とされ、このプレビュー期間中はOpenAI アカウントを作成することで無料でChatGPTを用いた対話システムが利用でき、対話やプログラムの作成が行えます。
ChatGPTの登録方法
ChatGPTを利用するにはOpenAI アカウントを取得する必要があります。
以下の手順によりOpenAI アカウントを作成できます。
ChatGPTの登録ページにアクセスする
▼ まずはこちらをクリックして、「Sign up」をクリックします。
メールアドレスを入力する
▼ 「Sign up」をクリックするとページが遷移します。
「Email address」とあるテキストボックスに対し、利用しているメールアドレスを入力します。
▼ メールアドレスの入力が完了したら、「I’m not a robot」(私はロボットではありません)とあるチェックボックスをオンにします。
▼ 入力したメールアドレスを確認し、reCAPTCHAによる確認ができたら「Continue」をクリックします。
パスワードを設定する
▼ 続いてOpenAI アカウントに設定するパスワードを入力します。
赤枠で囲った部分に希望する8文字以上のパスワードを入力してください。
▼ 入力が完了したら「Continue」をクリックします。
自動返信メールを確認する
▼ 「Verify your email」と表示された先ほど入力したメールアドレスの受信ボックスを確認してください。
▼ OpenAIから届いた「OpenAI – Verify your email」といった件名のメッセージを選択し、「Verify email address」をクリックします。
名前を入力する
▼ 以下の画面が表示されたら指名を入力し、「Continue」をクリックします。
電話番号を入力する
続いて電話番号を入力します。
▼ 赤枠で囲われた部分にお使いの電話番号を入力します。
この後、入力した電話番号に対してSMSが送信されます。固定電話ではなくSMSが受信できる電話番号を入力してください。
▼ 電話番号の入力ができたら、「Continue」をクリックします。
認証コードを確認し、入力する
▼ ここまでの操作が正常に行われると先ほど入力した電話番号に対してOpenAIからSMSが送られてきます。認証コードを確認し控えます。
▼ SMSに記載された認証コードを赤枠のテキストボックスに入力します。
登録完了
これで登録が完了しました。
▼初回ログイン時には次のような画面が表示されますので、確認したら「Next」をクリックします。
▼ 確認して「Next」をクリックします。
▼ 確認して「Next」をクリックします。
▼ これでChatGPTを使い始めることができます。
ChatGPTの使い方
登録作業、お疲れさまでした。
ここから実際にChatGPTを操作したりする方法を紹介します。
▼ ChatGPTが操作できるようになったら、ページ下部にあるテキストボックスに質問などを入力します。
▼ 入力が完了したら、Enterキーまたは紙飛行機のマークをクリックします。
▼ すると、ChatGPTが質問に対して答えを提示してくれます。
ChatGPTを使用する際の注意点
ChatGPTは賢く自然な対話が行えますがいくつか注意点があります。
必ず正しい情報が返ってくるとは限らない
ChatGPTはネット上のニュースや記事などを使用して学習を行っています。
その為、その情報が誤っていたり、不明瞭だった場合にはChatGPTからの応答も間違ってしまうことがあります。
▼ この時は、返答について確認を行ったところ、前の回答に関しての矛盾を認識したようで、回答に関して訂正がありました。
ユーザーの指摘に流されやすい
ユーザーがChatGPTの応答に対し間違いを指摘したり、前後の質問に対し矛盾を指摘すると、自らの間違いを認め訂正したりします。
しかし、ChatGPTが提示した正しい情報に対し、ユーザが訂正を求めたり誤った情報を入力した場合でも、その意見を取り入れ、主張を変えてしまうことがあります。
たとえば「カレーは飲み物ですか?」と質問すると、「カレーは食べ物です」と返答します。
しかし、「日本では(カレーは)飲み物として親しまれています」と入力すると、「日本ではカレーを主に食べることはありませんが、」と返されました。
上記のように答えを見失うことがあります。
まとめ
ここまでChatGPTを利用するための登録方法と、ChatGPTの使い方について紹介しました。
随分と自然な応対ができ、まるで人間とチャットをしているかのような不思議な感覚を覚えたのではないでしょうか。
チャットボットを活用した製品として身近なのはスマートフォンやスマートスピーカーに搭載されたバーチャルアシスタントだと思います。
Siriが2011年にAppleからリリースされたあと、GoogleやAmazon、Microsoftも競ってバーチャルアシスタントを開発していきました。
SFで作品では「2001年宇宙の旅」(2001: A Space Odyssey)や「Her/世界でひとつの彼女」(Her)などがチャットボット関連では有名だと思いますが、そんな世界が近づいているような気がします。
現時点では間違った情報を提示されることもあり、完ぺきではないものの、精度を高めていけば強力な製品になるのは間違いないと思います。
MicrosoftはこのChatGPTを同社の検索エンジンであるBingに活用すると発表し、Googleもそれに対抗すべく、さらに性能の高いAI製品を投入するとの情報もあります。
今後の動向に目が離せそうにありません。
▼ ChatGPTより多機能で10倍早いと噂の「Easy-Peasy.AI」の登録方法と使い方は次の記事をご覧ください。
▼ iPhone / iPadで利用できるChatGPTアプリの使い方は以下の記事をご覧ください。
AI 2041 人工知能が変える20年後の未来 (文春e-book)
2023.06.21 OpenAI公式ChatGPTアプリの使い方と各種設定方法のリンクを追加しました。
2023.04.22 「ChatGPT Plus」への登録方法と使い方のリンクを追加しました。
2023.01.27 Easy-Peasy.AI」の登録方法と使い方のリンクを追加しました。