Western Digitalは「WD Blue」シリーズにCMR方式を採用した2TBのHDD、「WD20EARZ」を追加しました。WD Blueシリーズには現在「WD20EZAZ」(5,400RPM)や「WD20EZBX」(7,200RPM)といったモデルが流通していますが、今回発売が開始されたこのモデルではCMR方式を採用していることが最大の特徴です。
公称の転送速度は「WD20EZAZ」と同じく180MB/sとのこと。キャッシュは「WD20EZAZ」、「WD20EZBX」は256MBですが、「WD20EARZ」では64MBに削減されています。
製品の保証期間は2年で、イメージバックアップソフトが付属しています。
「WD20EARZ」を写真でチェック
今回、あのかぼではWD20EARZの発売に合わせて入手ができましたので、写真を交えてその使用感をお伝えできればと思います。
Western Digital (ウエスタンデジタル) 2TB WD Blue PC 内蔵ハードドライブ HDD – 5400RPM SATA 6Gb/秒 64M…
▼ WD20EARZの化粧箱。WDの正規代理店、テックウインド株式会社さんが販売するWD Blueの汎用的な感じです。
▼ WD20EARZのパッケージ裏側。WD Blueシリーズの特徴が記載されています。
また、本機はバックアップソフトであるAcronis社のAcronis True ImageのWD版、Acronis True Image for Western Digital(Acronis True Image WD Edition)を利用することができます。
▼ WD20EARZのパッケージ側面
▼ WD20EARZのパッケージの正面と底面
▼ パッケージの底面にはモデル名とスペックなどが記載されています。
▼ 内容物としても特記すべきことはありません。
HDDはESDバッグに入っており、その上からエアキャップ(気泡緩衝材)でくるんでありました。
その他の同梱物はテックウインド株式会社が発行する「テックウインド株式会社 製品保証書」1枚です。
▼ ESDバッグに入ったHDD
▼ HDD(WD20EARZ)本体を取り出してみました。
ラベルの内容もシンプルです。
▼ HDDの裏面です。
PCBの形状としても「WD20EZBX」と大差ありません。
WD20EARZのベンチマーク
ではここで、CrystalDiskMarkを使用して、WD20EARZの性能を見てみたいと思います。
このWD20EARZはCMR方式を採用しているということもあり、「WD20EZAZ」や「WD20EZBX」とことなり、キャッシュのサイズ自体は64MBになっています。
今回はテストサイズを1GiB、128MiB、64GiBと3パターンでベンチマークを計ってみました。
▼ テストサイズ 1GiB
▼ テストサイズ 256MiB
▼ テストサイズ 64GiB
概ね公称スペック以上の速度を叩き出しており、使用している上でも快適に使用できます。
同価格帯ではSMR方式を採用するHDDが多くなる中、本機のようにCMR方式を採用しているHDDは重宝されそうです。
Western Digital (ウエスタンデジタル) 2TB WD Blue PC 内蔵ハードドライブ HDD – 5400RPM SATA 6Gb/秒 64M…