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HP 2000-2d14TUのメモリ、ストレージ換装・増設手順

修理・カスタマイズ

HP 2000-2d14TUのメモリ、ストレージ換装・増設手順

この投稿では2014年2月より株式会社日本HPから発売されたHP 2000シリーズのメモリの交換・増設、ストレージの換装方法をまとめました。

今回の記事のために分解したのは「HP 2000-2d14TU」ですが、HP 2000-2d00シリーズ内の「HP 2000-2d15TU」も同じ作業で分解が行えます。

目次

用意するもの

SSDを換装・増設する場合

メモリを増設する場合

バッテリーを交換する場合

なお、パソコンに取り付けられているストレージを新しいSSDにクローンする方法はこちらの記事をご覧ください。

HP 2000を分解する

HP 2000-2d00に取り付けられているメモリやストレージにアクセスするには順番通りに作業を行う必要があります。

主な手順としては、「バッテリーの取り外し」 > 「メモリカバーの取り外し」 > 「ストレージカバーの取り外し」になります。

HP 2000のバッテリー交換方法

▼ パソコンの電源を正しく切り、シャットダウンが完了したことを確認して、HP 2000をひっくり返します。

▼ HP 2000の背面にあるラッチ(赤枠で囲った部分)を右に移動させるとバッテリーが少し浮かぶので、ゆっくり取り外します。

▼ これでバッテリーが外れました。

HP 2000のメモリ増設方法

バッテリーを取り外すと、ネジが出現します。
下図中の赤丸で囲ったネジを取り外します。

▼ メモリカバーを取り外すと、Wi-Fiモジュールとメモリにアクセスできます。
なお、メモリは黒いフィルムの下にあります。

HP 2000には2枚のSODIMM (DDR3L-1600)を取り付けることができます。

増設例としては下記のようになるかと思います。

▼ メモリを取り外すには、ロックアームを外側に動かします。

▼ メモリが30度くらいまで立ち上がったら、ゆっくりと引き抜きます。
新しいメモリは下のスロットから挿入するようにしましょう。

▼ このHP 2000に取り付けられていたのはSamsung 社製のM471B5273CH0-YK0 (4GB)でした。

HP 2000のストレージ換装方法

HP 2000に取り付けられているストレージにアクセスするにはメモリカバーを取り外してある必要があります。
メモリカバーを取り外すと出現する2本のネジ(赤丸で囲ったネジ)を取り外しストレージカバーをスパッジャーなどで取り外します。

▼ ストレージカバーを取り外すことが出来ました。

換装例は以下の製品が挙げられます。

▼ ストレージを取り外すには、ストレージの左側にあるタブをゆっくりと引っ張り持ち上げるか、スパッジャーなどをストレージの右側に挿し込んで掬い上げるように取り出します。

※ただし、ストレージの左側にあるタブを引っ張ると、ゴムが伸びるだけで取り出せないことがほとんどです。

▼ お勧めはスパッジャーなどをストレージの右側に挿し込んで取り出す方法です。

▼ 後は、ストレージをSATAとマウンターから取り外し、新しいストレージに取り付ければ完了です。

HP 2000のWi-Fiモジュールの交換

HP 2000のWi-Fiモジュールはメモリカバーの下にあります。
mini PCIe接続ですので、故障の際には取り換えが可能です。(ただしアンテナケーブは1本でした。)

作業を完了する

コネクターやケーブルの位置、異物の混入がないことを確認したら、ボトムカバーを取り付けて、先ほどと逆の手順で(「ストレージカバーの取り付け」>「メモリカバーの取り付け」>「バッテリーの取り付け」 )組み上げていきます。

お疲れ様でした!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

比較的簡単にメモリもストレージも交換が行えますが、やや面倒に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

HP 2000-2d14TUは2014年に発売されたものの、搭載されているCPUは2012年に発売されたIntel Celeron B830 (Sandy Bridge)です。

HP 2000では、Windows 11のシステム要件を満たしていませんが、こちらの記事を参考に作業を行うとWindows 10からWindows 11へアップグレードすることが可能です。

では、引き続き楽しいPCライフを!