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Panasonic Let’s note CF-SZ6の分解とストレージ換装・増設手順

修理・カスタマイズ

Panasonic Let’s note CF-SZ6の分解とストレージ換装・増設手順

この記事では2017年06月からパナソニック株式会社より発売されたLet’s note CF-SZ6シリーズのストレージの換装と分解方法などを見ていきたいと思います。

※ なお、今回のCF-SZ6はSSDモデルです。HDDモデルではm.2スロットが実装されていないなどの違いがあります。
分解方法などは先代のCF-SZ5と同じですが、SSDモデルとHDDモデルでは取り付けられるパーツが異なります

目次

用意するもの

Let’s note CF-SZ6は購入時の構成によって、搭載可能なパーツが異なります。
この記事ではSSDモデルのLet’s note CF-SZ6を分解していくため、m.2 SSDを用意していますが、HDDモデルの場合には2.5インチのSSDをご用意ください。

必要なもの

SSDモデルのSSDを換装する場合 (m.2 SSD)

m.2 2280の内部接続がSATAのモデルもだいぶ入手しづらく、あまり選択肢がない印象。

※購入前に搭載されているストレージの形状をお確かめください

HDDモデルをSSDに換装する場合 (2.5inch SSD)

※購入前に搭載されているストレージの形状をお確かめください

バッテリーを交換する場合

なお、パソコンに取り付けられているストレージを新しいSSDにクローンする方法はこちらの記事をご覧ください。<絶対に失敗しない!EaseUS Todo Backupのヘビーユーザーが教えるHDDをSSDに換装する方法>

Let’s note CF-SZ6のバッテリー交換方法

作業の前にLet’s note CF-SZ6を正しくシャットダウンします。

Let’s note CF-SZ6の天板

PCの電源が切れたことを確認し、Let’s note CF-SZ6本体をひっくり返します。

Let’s note CF-SZ6をひっくり返してみた

ちなみに、Let’s note CF-SZ6の本体に印字されている文字を読むと「日本製」という表記がありました。

Let’s note CF-SZ6のボトムカバーに印字された文字。


バッテリーのラッチをそれぞれ外側に移動させながら、バッテリーを本体からスライドするように静かに取り外します。

よくある「片側のみラッチ機構」ではなく、両方共がノンラッチのため、指でラッチを内側にずらしながらバッテリーを取り外す

バッテリーが取り外すことが出来たら次のステップに進みましょう!

Let’s note CF-SZ6の本体からバッテリーが取り外された図

Let’s note CF-SZ6を分解する

バッテリーを取り外せたら、下図のねじのうち、丸で囲った18本のプラスネジをドライバーで取り外します。

なお、ねじは5種類ほどありますので、混ぜないように保管しましょう。

ネジを外すことができたら、バッテリーの端子付近にある封印テープ(VOIDシール)をカッターなどで切ります。

▼ そして、赤枠で囲った黒いプラスチックを矢印方向から刳り出すように取り除きます。

この黒いプラスチックは両面テープのようなものでついており、作業に影響がなければ、完全に筐体から引き剝がす必要はありません。

▼ これでLet’s note CF-SZ6の分解は完了です。
ボトムカバーを開けるとストレージやODD、Wi-Fiモジュールなどを確認することができます。

Let’s note CF-SZ6のボトムカバーを外した様子

このLet’s note CF-SZ6はSSDモデルなので、m.2 SSDが確認できます。

そしてWi-Fi。

また、ODDの横には、2.5inch ストレージを格納できそうな空間があります。事実、HDDモデルはここにHDDがあります。

Let’s note CF-SZ6のストレージ換装方法

では、ここからLet’s note CF-SZ6のストレージの交換方法について見ていきます。

Let’s note CF-SZ6のボトムカバーを外した様子

m.2 SSDを取り外すには、まず赤丸で囲ったねじを取り外します。

ネジを取り外すと、およそ30度くらいまでSSDが立ち上がるので、静かにSSDを引き抜きます。

ちなみに、今回用意したSSDはm.2版の「Crucial MX500」です。
2.5インチ版のMX500も気に入っているのですが、こちらのm.2版のMX500も大変気に入って使っています。

m.2版の「Crucial MX500」。パッケージはとてもシンプル

これを先ほどと逆の手順で取り付けていきます。

ねじをつけて完成!
やはりMX500はシンプルだけどとてもかっこいいです。

Let’s note CF-SZ6メモリの増設方法について

Let’s note CF-SZ6のメモリはマザーボードに組み込まれているために交換・増設はできません。

Let’s note CF-SZ6のWi-Fiモジュールの交換

Let’s note CF-SZ6に搭載されていたWi-FiモジュールはIntel Wireless AC8265(8265NGW)でした。
m.2 2230なので、もしもWi-Fiモジュールが故障したなどの場合には換装することができます。

作業を完了する

コネクターやケーブルの位置、異物の混入がないことを確認したら、ボトムカバーを取り付けて、先ほどと逆の手順で組み上げていきます。

Let’s note CF-SZ6のボトムカバーを外した様子

まとめ

いかがでしょうか!
ここまでLet’s note CF-SZ6の分解やSSDの換装方法などを見てきました。

Let’s note CF-SZ6はネジの種類が多く、やや分解/組み立てが面倒な印象を受けるかもしれませんが、きちんと整備を行うことで、Let’s note CF-SZ6は長く利用できますので末永く快適に楽しく利用していただけたらと思います。

なお、Let’s note CF-SZ6はWindows 11の最小システム要件を満たしていませんが、こちらの記事を参考に作業を行うとWindows 10からWindows 11へアップグレードすることが可能です。

では、引き続き楽しいPCライフを!

2022.11.17 使用できるパーツを整理しました。
2022.08.06 タグを一件削除しました。
2022.08.06 タイトルや本文中に謎な言葉が紛れていたため修正と、機種の構成として相応しくない表現がありましたので修正しました。