OpenCore Legacy Patcherのブートピッカーを非表示にする方法

Mac

OpenCore Legacy Patcherのブートピッカーを非表示にする方法

今回はOpenCore Legacy PatcherをMacにインストールした際にOpenCore Legacy Patcherのブートピッカーが起動する度に表示されるのは煩わしい!という方向けの、OCLPのブートピッカーを非表示にする方法についての記事です。

【2023年10月18日追記】新しいOpenCore Legacy Patcher(0.6.6以降)をご利用の方はこちらの記事をご覧ください。
【2022年7月28日追記】新しいOpenCore Legacy Patcher(0.4.x以降)をご利用の方はこちらの記事をご覧ください。

なお、OpenCore Legacy Patcher を用いて最新のmacOSが非対応のMacにmacOS MontereyやmacOS Big Sur などをインストールする方法については以下の記事にまとめました。

目次

必要なもの

  • OpenCore Legacy Patcher (GUIまたはTUI)

OpenCore Legacy Patcher Releases より「OpenCore-Patcher-GUI.app.zip」または「OpenCore-Patcher-TUI.app.zip」をダウンロードし、展開します。

GUI版を使用する場合

【2022年7月28日追記】新しいOpenCore Legacy Patcher(0.4.x以降)のGUIをご利用の方は「【最新版】OpenCore Legacy Patcherのブートピッカーを非表示にする方法」をご覧ください。

先ほど展開し抽出した「OpenCore Patcher.app」を実行します。
そして、OpenCore Legacy Patcherとある右側に歯車のアイコンがありますのでクリックします。

Hide OpenCore Pickerと書いてある左側のチェックボックスをオンにします。

ここまで出来たら、Build and Install OpenCore をクリックします。

OpenCoreをインストールするストレージを選択し、「Continue」をクリックします。

パスワードを求められたら、Macのパスワードを入力し、「OK」をクリックします。

これで完了です。「Quit」を押してウィンドウを閉じます。

TUI版を使用する場合

先ほど展開し抽出した「OpenCore-Patcher.app」を実行します。

通常であれば、「1」と入力し、「Build OpenCore」を選択しますが、今回は「Patcher Settings」を選択したいので「5」と入力し、return (Enter) キーを押下します。

「Miscellaneous Settings(その他の設定)」を選択したいので、「5」と入力しreturn キーを押下します。

「Set ShowPicker Mode」を変更しますので、「1」と入力しreturn キーを押下します。

OpenCoreのブートピッカーを非表示にしたいので「n」を入力し、return キーを押下します。

上のステップを実行すると1つ前の画面に戻ります。この時、「Set ShowPicker Mode :」の右側がCurrently False(現在は無効)になったことを確認し、「Q」と入力し、return キーを押下します。

メインメニューに戻りました。
OpenCore Legacy Patcherのビルドをしていきます。
「Build OpenCore」を選択したいので、「1」と入力し、return キーを押下します。

ビルドが完了すると「Please [Enter] to go back.」と表示されますのでreturn キーを押下します。

次に「Install OpenCore to USB/internal drive」を選択したいので、「2」と入力し、return キーを押下します。

インストール先のディスクを選択します。
今回はMacに接続しているSSDに書き込みたいので、「0」と入力しました。この数字は接続している機器や環境によって変わりますので、ご自身の環境に応じて変更してください。

内蔵ストレージ内のESPに書き込みたいので、「1」と入力し、return キーを押します。

パスワードを求められたら、Macのパスワードを入力してOKを押します。

この時、もしも指定したストレージがリムーバブルボリュームである場合には以下の警告が表示されます。「OK」をクリックして続行しましょう。
なお、内蔵のストレージやリムーバブル属性のないストレージに書き込む場合にはこの警告は表示されません。

また、もしもEFIパーティション内にWindowsのブートローダーを検出された場合には下記の警告が出力されます。大丈夫そうであれば、「y」と入力し、return キーを押下します。
当方の環境では3台、この警告が出力され、いずれも同じESP内にOpenCoreを書き込みましたが正しくWindows が起動しました。ただし、必ず大丈夫!という訳でもないので、おすすめはEFIを分けることです。方法についてはこちらにまとめました。

>> iMac 2011にWindows 11とBig Surをインストールする(前編)

「Press [Enter] to continue.」と表示されたら完了です。return キーを押下しましょう。

メインメニューまで戻ったら、「Q」と入力した後return キーを押下して、ウィンドウを閉じます。

OpenCoreのブートピッカーを表示させるには

では、OpenCoreのブートピッカーを表示させるにはどのような操作が必要でしょうか。
通常のStartup Managerを表示させる場合にはMacの起動時に option (alt) ⌥ キーを押し続けますが、OpenCore Legacy Patcherのブートピッカーを表示させるにはEscキーを押し続けます

通常のStartup Managerと異なり、OpenCoreのブートピッカーを表示させるにはEscキーを押し続ける。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
Macに複数のOSをインストールしている場合には起動毎にブートピッカーが表示されるのは便利かもしれませんが、特定のOSのみを使用する場合には、ブートピッカーを非表示にするオプションを使用するとすっきりしていいですね。
なお、この記事は@Yu1997091030ya 様のリクエストによって作成されました。
リクエストありがとうございます。読者の皆様も「このガイドを作成してほしい!」というリクエストがあれば、どうぞお気軽にお寄せください。(ただし、必ず記事になるわけではありません。詳細はこちらから。)

では、引き続き楽しいMacライフを!

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2023.10.18 最新のリライトバージョンへのリンクの追加、誤記の修正と、macOS VenturaとmacOS Sonoma向けのリンクを追加しました。
2023.01.16 コンテンツデザインと表記を一部変更しました。
2023.01.16 タグ「OpenCore Legacy Patcher Tips」を追加しました。
2023.01.16 記事内のリンクを修正しました。(7件)
2023.01.16 記事のカテゴリーを「修理・カスタマイズ」から「Mac」へ変更しました。
2022.07.28 リライトバージョンの記事のリンク「【最新版】OpenCore Legacy Patcherのブートピッカーを非表示にする方法」を追加しました。