OCLPでBig Surを導入した一部のMacに発現する描画の問題を解決する方法

修理・カスタマイズ

OpenCore Legacy Patcher でBig Sur をインストールした一部のMacに発生する画面の問題を解決する方法をご紹介したいと思います。この方法で解決できるのはATI TeraScale 2シリーズのGPUを搭載したMacです。

この記事の対象機種

ATI TeraScale 2(HD 5xxx / HD 6xxx) を搭載したMac

  • iMac (27-inch, Mid 2011) :iMac12,2
  • iMac (21.5-inch, Mid 2011) :iMac12,1
  • iMac (27-inch, Mid 2010) :iMac11,3
  • iMac (21.5-inch, Mid 2010) :iMac11,2
    • 主に3.06GHz Intel Core i3 Processorを搭載したモデルは対象外
  • Mac mini (Mid 2011) :Macmini5,1、Macmini5,2
    • 主に2.3GHz Intel Core i3 Processorを搭載したモデルは対象外
  • Mac Pro Server (Mid 2010) :MacPro5,1
    • GPUを換装していない個体
  • Mac Pro Server (Mid 2012) :MacPro5,1
    • GPUを換装していない個体
  • Mac Pro (Mid 2010) :MacPro5,1
    • GPUを換装していない個体
  • Mac Pro (Mid 2012) :MacPro5,1
    • GPUを換装していない個体

主な解決方法

  • GPUをMetal対応の物に換装する
  • 色深度を変更する

この問題はATI TeraScale 2を搭載しているMacで発生するバグです。そのため、Mac Proを利用しているユーザにつきましては、Metal対応のGPUへの交換をお勧めします。

またiMacを利用しているユーザもiMac 2009~2011であればグラフィックボードを交換できます。Metal対応のGPUに換装することで快適に使用できると思います。やや古いですが、iMac 2011で交換した際の記事はこちらになります。

ただしMac Proは別としても、iMac のGPU の換装はややリスキーです。そして時間や気力が必要となります。
そもそもMac miniについては換装できません。本稿ではソフトウェア的に「とりあえず」使えるようにしてみたいと思います。(とりあえず、といえどもそれなりに快適に利用できます。)

そもそもどんなトラブルなのか

これから改善していくという、このトラブルは一体どういった不利益があるのでしょうか?
文字だけだと分かりづらいと思いますので、下の画像をご覧ください。
(なお、この項は既にトラブルに合われている方は読み飛ばして頂いて構いません。おそらく(主に目が)痛いほど思い知ったと思いますので…。)

画面が上のようになります。配色がおかしいですよね。
しかも、この配色のおかしさは、ワンパターンではありません。5パターンくらいあり、しかも画面が一部でも動くと、配色も同じように変化します。そう下図のように・・・。

こんなことになっていても、スクリーンショットを撮ってやるとシレっとしているところが歯がゆいのです。

ということで、解決策を見ていきましょう。

色深度を変更して描画の問題を解決する

この問題をサクッと解決するには「ResXtreme」というフリーソフトか、「SwitchResX」というシェアウェアを利用するのが簡単なようです。ここでは「ResXtreme」を使ってみたいと思います。

まずはここ(https://macdownload.informer.com/resxtreme/)にアクセスし、赤枠で囲った「↓ Download」をクリックします。

Safariでダウンロードする場合にはダウンロードの許可を求められる場合があります。「許可」をクリックしてダウンロードを続行します。

ダウンロードしたファイルを実行しましょう。実行する許可が求められたら「開く」をクリックします。

無事にResXtremeが立ち上がると、接続されているモニターが表示されます。赤枠で囲った「>」をクリックして展開します。

ここで行いたいのは色深度を変更する処置です。Depth列を見てみましょう。4と8が並んでいます。

ここでは一番上の項目にしてみます。(希望する解像度を選びます)ダブルクリックをしてみましょう。

一瞬画面が暗くなりますが、きちんとした色で描画されるようになったと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したのは、「解決策」というより「回避策」に近いような感じでしたが、ひとまず実用できそうな感じです。
その他のトラブルや解決策などは、こちらの記事をご覧ください。

なお、当ブログでは引き続き、皆様のOpenCore Legacy Patcher の動作の結果を募集しております!
では!