iMac 2011をMetal対応GPUにアップグレードして最新macOSをインストールする(ヒートシンク加工編)

修理・カスタマイズ

前回はiMac 2011のGPUをMetal対応GPUに交換するために必要な工具などを紹介しました。
今回から実際に作業に当たっていきたいと思います。
この作業にはヒートシンクの加工やVBIOSのフラッシュなどの作業が必要です。

注意が必要なのは、現時点では輝度の変更が出来なくなってしまうなどの問題があります。
実際の作業も、全体の8割くらいの時間はヒートシンクの「加工」に取られます。

目次

なお、今回の作業は4つの記事に分けられておりますので、併せてご覧ください。

購入したもの

今回の為に準備したものを軽く紹介します。
詳しくは前回の記事をご覧ください。

グラフィックボードについては、GTX 765Mの他にも、NVIDIA GTX 770MやNVIDIA Quadro K2000M が利用できるそうです。
詳しくは、こちらをご覧ください。

届いたものを開けてみる

せっかくなので、届いたグラフィックボードやヒートシンクを見てみましょう。

一番大きな箱には、iMac 2011用の、恐らくはAMD Radeon HD 6970M (2GB GDDR5)用に使われていたヒートシンクが入っています。

プチプチを一つめくってみると、その下からは、Xクランプとネジが出てきました。

その下には、ヒートシンクが見えます。

出してみると、ヒートシンクが出てきます(?)

裏返してみると、、、。

まだグリスが残っています。

センサーも付いています。

そして、先ほどのXクランプとネジ。

箱の中の一式。

さて、もう一つの箱の方にはNVIDIA GTX 765Mが入っています。

プチプチの中から出てきたのはNVIDIA GTX 765Mです。(そうですよね)
初めからXクランプが取り付けられていますが、このXクランプは取り外します。

ヒートシンクを削る部分を確認する

本来であれば、届いたヒートシンクとNVIDIA GTX 765Mをくっつけて、それをiMacに取り付けて、完了!となるのが理想ですが、そう上手くはいきません。
ヒートシンクとVRMが干渉してしまうために、ヒートシンクを削る必要があります。

その「削る部分」を確認してみましょう。

GPUをヒートシンクの上に載せます。

横から見てみると、VRMがヒートシンクに接触していることが確認できます。

ちょっと近づいて見てみましょう。

接触している部分を調べるために、VRMに安いグリスを付けてみました。

そして、再度GPUをヒートシンクに載せて、取り除くと・・・・。

接触する部分が分かりました。
魚拓のようなイメージですね。

凡そ、赤く囲った部分がGPUと接触してしまう部分だと思われます。

iMac 2011のヒートシンクを削る!

さて、削る部分も確認できたことですし、次の作業に移ります。
実際に削ります。

ここで僕が用意したのが、この「ミニルーター!」(脳内ではドラえ〇んチックに)です。
が、ダメでした。

当たり前と言えば当たり前なのですが、この範囲をミニルーターで削っていたら、2晩ほど寝ないで作業に当たっても終わらないような気がしました。

そのため、用意したのは、ドリルとダイアモンドカッターです。

想像以上に小さいパッケージです。

中から5円玉(のようなダイヤモンドカッター)と、小さな棍棒(のような軸)が出てきました。

それと、マニュアルも。

頼むぞ。

ということで、作業開始から2時間半程で、こんな感じに。

見るも無残に、変わり果てたヒートシンクが横たわっていました(?)

アルミの粉塵をよく吹き飛ば(洗浄)したら、再度GPUをヒートシンクに装着してみましょう。

あああ、いい感じ…(早く!)

この二つを、エイ!

おー!見事に付きましたね!

ただ、「削る」という作業はまだ終わりではないのです。

iMac 2011のXクランプを加工する!

もともと付属していた(取り付けられていた)Xクランプを丁寧に取り除きます。

元々付いていたXクランプは細い為に問題はありませんでしたが、、、。

ヒートシンクに付属していたXクランプはやや太いのです。

そのため、赤く囲った部分がヒートシンクに付属していたXクランプと干渉してしまうのです。

分かりづらいと思いますが、削ってみました。
ヒートシンクの加工と比べれば、秒です。(気を付けて作業してください。)

これで難所は殆ど終わりました。(まだ)

…これで、嬉しくなってしまっても、まだ、iMacには付けないようにしてください。
↓この状態で付けると、こうなります。

次回は、VBIOSの更新を見ていこうと思います。

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