世界中で広く使われているメッセージングアプリWhatsAppが、メディアファイルのアップロード品質をユーザが予め設定できる新機能をテストしていることが明らかになりました。この機能は、特に高解像度の写真や動画を共有したいユーザにとって待望のものです。
Meta傘下のWhatsAppは、ユーザが写真や動画を共有する際のデフォルトの品質を選択できるようにするオプションを、Android版WhatsAppのベータバージョン2.24.5.6で開発中です。このバージョンは、Google Playのベータプログラムを通じて利用可能になっています。
この変更によるメリットと特徴
WhatsAppの品質設定ができる新機能はWABetaInfo が見つけたもので、Neowinなどが報じました。ここでは品質設定による変更点とメリットなどを紹介します。
カスタマイズ可能な品質設定
WhatsAppユーザは「ストレージとデータ」設定ページから、メディアアップロードの品質を選択できます。このオプションにより、写真は最大5倍、動画は最大2倍の容量を使用する可能性がある高品質設定を利用できます。
HD画像と動画
WhatsAppは昨年、チャットでのHD写真および動画の共有を導入しましたが、毎回高品質オプションを選択する必要がありました。この変更によりユーザは一度設定するだけで常に希望の品質でメディアを共有できるようになります。
オリジナル品質の共有
WhatsAppのHDメディアオプションは720p相当の解像度を提供しますが、昨今登場しているスマートフォンでは最大8Kのビデオ撮影が可能です。オリジナル品質でのビデオ共有を希望する場合、ユーザは最大2GBのファイルサイズでメディアをドキュメントとして送信する必要があります。
注意点
この新機能はまだ一般ユーザ向けには提供されておらず、公式なリリース日は未定です。また、高品質のメディアを共有することでデータ使用量が増加し、アップロードやダウンロードに時間がかかる可能性があるため、ユーザは使用状況に応じて適切な設定を選択する必要があります。
その他の開発中の機能
WhatsAppは、パスキーサポートや第三者チャットのサポート(デジタル市場法に準拠するため)のほか、チャンネル機能の強化にも取り組んでいます。これには、音声メモ、投票、最大16人の管理者をサポートする機能が含まれます。