Facebookが提供するWhatsAppがiOSユーザ向けに画期的なアップデートを展開し、写真と動画の品質が大幅に向上しました。これまで、WhatsAppを介して送受信される画像や動画などのメディアファイルは、帯域幅の制限により解像度が大きく低下していましたが、最新のアップデートにより、ユーザはついに元の品質でメディアを共有できるようになります。
このアップデートでの注目点
WhatsAppは、大量のデータを扱うため、これまで写真や動画のファイルサイズを抑えるために解像度を下げていました。ただし、iMessageなど他のメッセージングアプリでは高品質のメディア共有が可能であることから、WhatsAppでの画質の低下は長年ユーザの不満の原因となっていました。
アップデートの詳細
WABetaInfoによると、最新バージョン(23.23.1.74)で導入されたこの機能は、最近リリースされた23.24.73アップデートによって全iOSユーザに提供されます。これにより、ユーザは「Document」機能を利用して、写真や動画を元の解像度で送信できるようになります。ただし、この方法では受信者はメディアのプレビューを見ることができず、ファイル名のみが表示されます。
Android版への展開
通常、WhatsAppの新機能はAndroidに先行して導入されることが多いですが、今回のアップデートはiOSが先行しています。現在、Android版への展開については明らかにされていません。
まとめ
このアップデートは、WhatsAppユーザの不満を解消させる大きな変更点になりそうです。ただし、現在は元の解像度での送信がデフォルトの設定ではないため、多くのユーザに浸透するにはやや時間が掛かるかもしれません。
通常の画像や動画の共有でも元の解像度のまま送信ができるようになることがベストですが、この変更はその契機に繋がる重要な変更点と言えそうです。
今後のAndroid版への導入に関する追加情報に注目が集まります。