OpenCore Legacy Patcherのプロジェクトリーダー、Mykola Grymalyuk氏のTwitterが7月18日に更新され、OpenCore Legacy PatcherのWWDC23内で発表されたmacOS Sonoma への対応状況について発表しました。
Mykola Grymalyuk氏がTwitterで投稿した内容には、これまでmacOS Sonomaに加えられた変更による影響への対応などが具体的に記されていました。
目次
3802ベースのGPUをOpenCore Legacy Patcherでサポート
Mykola Grymalyuk氏のツイートの主なトピックは3802ベースのGPU(Intel Ivy Bridge、Haswell、およびNvidia Kepler GPUを含む)でのMetal Graphics Acceleration(グラフィックス・アクセラレーション)の実現です。
これはMacのグラフィックパフォーマンスを大幅に向上させ、3802ベースのGPUを搭載した旧世代のMacでmacOS Sonomaをフルに活用できる可能性が一段と高まりました。
6月8日時点では、OpenCore Legacy PatcherでのmacOS Sonomaのグラフィックスサポートについて、3802ベースのグラフィックカードは「新しいLLVMバージョンの影響が大きい」とした上で、「現在はこれらのグラフィックカードをサポートできるかどうかは不確かだ」としていました。
その為、このニュースはIntel Ivy Bridge、Haswell世代のIntel Graphicsを搭載したMacやNvidia KeplerベースのGPUを搭載したMacを利用したユーザにとっては非常に喜ばしいものです。
Mykola Grymalyuk氏はこのツイート内で、開発者であるEduCovasに感謝の意を表している他、OpenCollectiveを通じた全ての寄付者への感謝も綴られています。
開発状況を知るには
詳細な開発の進行状況は、GitHub上で追跡することができます。特に興味深い読者は、以下のリンクからプロジェクトの最新のプルリクエストとイシューを確認できます。
- https://github.com/dortania/OpenCore-Legacy-Patcher/pull/1077
- https://github.com/dortania/OpenCore-Legacy-Patcher/issues/1076
また、弊ブログでも引き続きmacOS SonomaやmacOS Ventura、OpenCore Legacy Patcherの最新ニュースをお届けします。
今後の展望
チームはまだ多くの作業が残っているとしていますが、一部の大きな障害を解決すれば、来月には初期のベータテストを開始することかもしれないとのことです。また、OpenGLレンダリングをmacOSに再導入する複雑な性質から、非Metalグラフィックスのリリースは少し遅くなるとのことです。
Mykola Grymalyuk氏は「今秋に向けて皆さんが楽しみにしていることを期待しています。」と記していることから、新しいmacOSのリリースが秋に予定されていることを考慮すると、このパッチャーがそのリリースの前に、新しいmacOSを利用可能にする可能性があるかもしれません。
まとめ
OpenCore Legacy Patcherはコミュニティベースのプロジェクトで、AppleからサポートされなくなったMacに最新のmacOSをインストールできるようにする非常に魅力的なプロジェクトです。
依然Wi-Fiなど、いくつかの重要な機能が利用できなかったりするなど課題はありますが、着実に進化を続けているOpenCore Legacy Patcher。
その開発に今後も目を離せません。
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