こんにちは!かぼしーです。
前回は無償化されたMac OS X LionとOS X Mountain Lionのダウンロード方法について紹介しましたが、今回はダウンロードしたOS X LionとOS X Mountain Lionをもとにブータブルインストーラを作成する方法について紹介します。
目次
- この記事でできること
- 用意するもの
- OS X Lion/Mountain Lionのブータブルインストーラを作成する方法
- 作成したMac OS X のブータブルメディアをから起動する方法
- トラブルシューティング
- 【付録】OS X LionとOS X Mountain Lionのシステム要件
- まとめ
この記事でできること
この記事を参考に作業を行うことで、ダウンロードしたMac OS X LionやOS X Mountain Lionのブータブルメディアを作成することができます。
このブータブルメディアを使用することにより、お使いのMacにMac OS X Lion (10.7)やOS X Mountain Lion (10.8)をインストールすることができます。
用意するもの
USBメモリには8GB程度の容量があれば十分ですが、新規で購入される場合には32GB以上のUSBメモリをお勧めします。(コスパを考えると8GBや16GBは割高なため。)
なお、USBメモリ内のデータはすべて削除されますので、必要なデータは必ずバックアップをしておいてください。
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OS X Lion/Mountain Lionのブータブルインストーラを作成する方法
ではここからは実際にOS X Lion / OS X Mountain Lion のブータブルメディアを作成する方法についてみていきます。
dmgファイルをマウントしInstallMacOSX.pkgをインストールする
ここからの作業はMac OS X Lion (10.7)とMac OS X Mountain Lion (10.8)、共通です。
▼ ダウンロードしたMac OS X 10.7 / 10.8のdmgを選択しマウントします。
▼ マウントが完了したらInstallMacOSX.pkgが出現しますので、これを開きます。
▼ 「このパッケージの署名に使用された証明書は期限切れです。このパッケージを~」というメッセージが出たら「続ける」をクリックします。
▼ 「このパッケージは、ソフトウェアをインストールできるかどうかを判断するプログラムを実行します。」というメッセージが表示されたら「許可」をクリックします。
▼ 「ようこそOS Xインストーラへ」というような、下図の画面が開いたら「続ける」をクリックします。
▼ 「インストール」をクリックします。
▼ Macのパスワードを入力し、「ソフトウェアをインストール」をクリックします。
※ この時、標準ユーザでログインしている場合には管理者ユーザのユーザ名とパスワードを入力します。
▼ インストールの準備が始まります。
▼ インストールにさほど長い時間はかかりませんが、環境によっては2~5分程度の時間を要します。
▼ インストールが完了したら「閉じる」をクリックします。
▼ 「”OS Xの”インストーラをゴミ箱に入れますか?」と表示されたらご希望の項目を選択します。
▼ これでInstallMacOSX.pkgのインストールが完了しました。
アプリケーションフォルダやLaunchpadを開くと、インストールしたMac OS Xのインストーラを確認することができます。
InstallESD.dmgを抽出する
このステップでは先ほどMacにインストールしたMac OS Xのインストーラから起動可能なイメージファイルを抽出します。
▼ Finderでアプリケーションフォルダを開き、先ほどインストールしたMac OS Xのインストーラを見つけます。例: Mac OS X Lionの場合には「Mac OS X Lion インストール」、Mac OS X Mountain Lionの場合には「OS X Mountain Lion」
▼ Mac OS Xのインストーラを見つけたら、インストーラの上で右クリックをして「パッケージの内容を表示」を選択します。
▼ 「Contents」を開きます。
▼ 「SharedSupport」を見つけ、開きます。
▼ するとその中に「InstallESD.dmg」があります。
▼ InstallESD.dmgを任意の場所にコピーします。
InstallESD.dmgの上で右クリックするか、InstallESD.dmgを選択の上command ⌘ キー + C でコピーします。
▼ 任意の場所に張り付けます。(ここでは「書類」に張り付けました。)
▼ これでInstallESD.dmgの抽出が完了しました。
次のステップでは取り出したInstallESD.dmgをディスクユーティリティを使用してUSBメモリに書き込んでいきます。
ディスクユーティリティからイメージを書き込む
▼ Launchpadやアプリケーションフォルダから「ディスクユーティリティ」を起動させます。
▼ ブータブルメディアにしたいUSBメモリ(デバイス名)を選択し、「復元」をクリックします。
▼ そして、先ほど取り出したInstallESD.dmgを選択したいので、「イメージ…」をクリックします。
▼ InstallESD.dmgを保存した場所を開き、InstallESD.dmgを選択したあと、「選択」というボタンをクリックします。
▼ 「復元元: 」の横には今選択したdmgファイルが表示されていることを確認したら、「復元」というボタンをクリックします。
▼ USBメモリに対して「InstallESD.dmg」の書き込みが始まりました。
▼ 「復元プロセスが完了しました。」と表示されたら完了です。
以上でMac OS Xのブータブルメディアの作成は完了です。
次のページでは今作成したブータブルメディアからMacを起動させる方法や、よくあるトラブルとその解決方法、Mac OS X LionとOS X Mountain Lionのシステム要件について紹介しています。