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【簡単】Rufusを使ってUbuntuのLive USBを作成する方法

Linux

【簡単】Rufusを使ってUbuntuのLive USBを作成する方法

こんにちは!
この記事ではRufusを使ったUbuntuのライブブートUSBの作成方法を紹介します。

使わなくなったPCにUbuntuをインストールする時だけでなく、修理の際にも活用できるので、ぜひトラブルに備えて作っておくと便利かもしれません。
(Windows PEを作成したい方はこちらの記事をご覧ください。)

目次

用意するもの

用意するものはシンプルです。
USBメモリには8GB程度の容量があれば十分ですが、新規で購入される場合には32GB以上のUSBメモリをお勧めします。(コスパを考えると8GBや16GBは割高なため。)

Ubuntuをダウンロードする

まずはUbuntuをダウンロードしていきましょう。
こちらのページ (https://jp.ubuntu.com/)にアクセスし、「ダウンロード」をクリックします。

日本語版Ubuntu公式サイト

▼ ダウンロードページにアクセスしたら、ページを少し進んでいきます。

ここでは、「Ubuntu Desktop (ウブントゥ デスクトップ)」と「Ubuntu Server (ウブントゥ サーバー)」がダウンロードできます。

目的に応じてどちらかをダウンロードします。

エディションGUI主な利用層
Ubuntu Desktopあり一般ユーザー向け
(WindowsやMacからの乗り換えの際にオススメ)
Ubuntu Serverなしサーバ用途向け
(CUI操作が前提のサーバ向け)
Ubuntuのダウンロードページ

▼ ここでは、Ubuntu Desktopをダウンロードしますので、「Ubuntu Desktop」まで進み、「ダウンロード」をクリックします。

▼ Ubuntuのイメージファイルのダウンロードが始まります。
Ubuntu 22.04 Desktopではファイルサイズが3.56GBと比較的大きいため、環境によってはダウンロード完了までに時間がかかるかもしれません。

Rufusをダウンロードする

続いて、ブータブルメディアを作成するためにRufusをダウンロードします。
Rufusといえば、「Windows 11の最小システム要件を満たしていないPCでもチェックを回避してWindows 11のインストールが出来るインストールメディアの作成」で紹介しましたね。

▼ まずはこちらのページ (https://rufus.ie/ja/)にアクセスします。

▼ 「ダウンロード」まで進むと、「Rufus 3.20」と「Rufus 3.20 Portable」があります。
RufusをPCにインストールする必要がない方は、Portableの方をダウンロードします。

※ 執筆時点では「Rufus 3.20」でしたが、タイミングによってバージョンが異なる場合があります。

Rufusを使用してLive USBを作成する

UbuntuのイメージファイルとRufusの両方がダウンロード出来たら、いよいよUbuntuのLive USBを作成していきます。

▼ まずは、Rufusを立ち上げます。

▼ UAC (ユーザーアカウント制御)が表示されたら、「はい」をクリックします。

※ 発行元が「Akeo Consulting」であることを確認してください。

▼ Rufusの初回起動時には、Rufusの更新ポリシーについて問われます。
自動確認機能を有効にする場合には「はい」を、有効にしない場合には「いいえ」をクリックします。

▼ 用意したUSBメモリを挿入しましょう。
この時、この作業には必要でないUSBメモリなどがPCに取り付けられている場合には、可能な限り取り外しておくことをお勧めします。

▼ Rufusが立ち上がったら、まずは下図中の緑の枠で囲った「デバイス」を確認します。
ここに表示されたストレージに対して作業を行います。PCに挿入したストレージでないものが選択されている時には、このプルダウンメニューをクリックし、正しいストレージを選択しましょう。

デバイスの選択が出来たら、赤枠で囲った「選択」をクリックしましょう。

▼ ここで、今ダウンロードしたUbuntuのイメージファイルを選択します。

▼ いくつかのオプションが選択可能ですが、一般的にはデフォルトのままで構いません。
スタートをクリックします。

ここでは詳しく解説はしませんが、Live boot時に作成したデータなどを保存しておける永続的パーティション(⁠casper-rw)を作成したい場合には以下の作業を行います。

▼「 保存領域のサイズ」の下のトラックバーを操作すると、永続的パーティションのサイズを指定できます。

▼ なおRufusで作成されるcasper-rwのフォーマット形式はExt3です。

▼ 「スタート」をクリックすると、USBメモリに書き込む際のモードを選ぶことができます。
「ISO イメージモードで書き込む (推奨)」が選択されていることを確認し、「OK」をクリックします。

▼ この作業で、USBメモリに保存されたすべてのデータが削除されます。
問題がなければ「OK」をクリックします。

▼ 書き込みが開始されます。数分で終わりますので、暫く待ちます。

▼ 状態の下にあるプログレスバーに「準備完了」と表示されたら、Live USBの作成が完了したことになります。
「閉じる」をクリックし、Rufusを終了させましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここまで、Rufusを使ったUbuntuのライブブートメディアの作成についてみてきました。
簡単に作成することが出来たと思います。

今回作成したLive USBからUbuntuを起動させる方法については次回紹介したいと思います。

なお、このLive USBはライブブートはもちろん、Ubuntuのインストールもできるので、Ubuntuを試してみてもしも気に入ったら是非インストールしてみてください。

それでは引き続き楽しいPCライフを!

お疲れ様でした!では!

2023.01.16 記事内のリンクを更新しました。
2023.01.16 記事内のリンクを修正しました。
2023.01.16 記事のカテゴリーを「修理・カスタマイズ」から「Linux」へ変更しました。